昨日は世界食糧デーでした! 10月17日(火)
2023年10月17日 13時16分昨日(10月16日)は、世界食糧デーでした。世界中で食料危機に直面している弱い立場にある人々がそこから回復すること、そして、世界中が食料の生産から消費までの過程で協力し合うことで、みんなが幸せに生きられる世界にしていこうと呼び掛ける目的で制定された日です。
食糧不足、飢餓とは無縁の日本では、世界中の飢餓に苦しむ人々に目を向けることができる人は多くはありません。SDGsの2番目の目標が「飢餓ゼロ」ですが、意識している人はどれくらいいるでしょうか。
10月16日に合わせてかどうかは分かりませんが、昨日ちょうどおいしい給食課から「1学期の残菜率」に関する文書が学校に届きました。
本校における4月から7月における残菜率は、12.0%です。市内に12の小学校がありますが、本校の残菜率は3番目に高い数値になっています。最も残菜率の低い学校の残菜率は3.5%、大きな差があることが分かります。
ちなみに本校の令和4年度における年間の残菜率は、9.9%でした。昨年度も残菜率の高さは上から3番目、上位3校は今年も昨年も同じ学校です。
世界食糧デーに合わせて、子供たちといっしょに考えたかったのですが、機を逸してしまいました。世界で飢餓に苦しむ人は10人に1人、約8億2800万人だそうです。毎日、大量に食料を廃棄している日本ですが、日本の食料自給率は38%、小麦も大豆もトウモロコシも80%以上を海外から輸入しています。
昨日の給食の際、実施どれくらいの給食が残っているのか、教室をまわってみるとたしかにかなりの量の残菜がありました。世界で飢餓に苦しむ人がこれを見たらどう思うだろうと考えると言葉を失います。それでも配ぜん後、お代わりをする子供たちもたくさんいてうれしく思いました。「好き嫌いをできるだけなくそう」「食べ物をムダにしない」子供たちと話し合ってみたいテーマです。