右代啓祐選手がやってきた!(4年生)前編 11月27日(月)
2023年11月27日 17時21分本日、陸上十種競技で2度オリンピックに出場している右代啓祐選手が来校し、4年生に授業をして下さいました。右代選手は、十種競技の現日本記録保持者であり、選手として指導者として活躍しておられます。お正月に放送される「ウルトラマンDASH」にも2度出演されているので、知っているという人も多いのではないでしょうか。実は、来年のお正月の「ウルトラマンDASH」にも出演するそうです。お正月に子供たちがテレビで右代さんを見て、「この人、東小に来てくれた人だーっ!」と言っている姿を想像してしまいます。
今日は「オリンピック・パラリンピックレガシー教育推進事業」で来校して下さいました。右代選手は、今年、全国10くらいの学校を訪問されているそうです。その10校のうちの1校が本校というわけです。なんて幸運で、光栄なことなんでしょう。
最初の1時間は、運動場で体育の授業をしてくださいました。はじめに右代選手が走る、跳ぶ、投げる動作の実技を見せて下さいました。選手をもり立てる手拍子や拍手、声掛けを教えてもらい、子供たちが手拍子する中、身長196cmの右代選手が走り始めました。横にして立てたハードルを軽やかに飛び越えながら走る様子を目の前で見た子供たちは、一瞬で心をつかまれました。「はえー」「すげー」「たかっ!」「かっこいい」「こわーい」「ハードルにあたるかと思った」「ギリギリじゃん」拍手しながら、思ったことをポンポンと口に出していました。ハードルは2回見せて下さいました。
続いては、投げる動作です。学校に「円盤」や「やり」はないので、代わりにソフトボールを投げてくれました。「1回目は、軽く投げるよ。」そう言って子供たちに手拍子を求めると、子供たちが手拍子で盛り上げる中、体育器具庫の前から東に向かってボールを投げました。ボールは、グランド東側のコンクリートに軽々と到達して勢いよく跳ね返ってきました。写真の子供たちの表情どおり、あまりの飛距離に子供たちは一瞬言葉を失いました。そして、我に返ると歓声と拍手が鳴り響いていました。
「じゃあ、今度は本気で投げるよ」私は、学校の東側にあるサンワ化学さんのガラスか壁を破壊してしまうのではないかと本気で心配していました。自分がお詫びしに行っている姿を想像していると、右代さんは、運動場の北西の角から南東の方向にボールを投げました。最も距離がとれる対角線上に投げて下さったので、惨事は免れました。子供たちも職員もその飛距離のすごさにさらに驚かされました。
その後は、走り方を教えて下さいました。体の軸をまっすぐにすることや手の振り方、ひざをおへそまであげることなどを順番に繰り返し教えて下さいました。ポイントを押さえながら段階を追って練習していくので、だんだんと速く走れるようになっているのではと感じられそうな練習でした。
最後は、グランドの端から端まで、全員で並んで走りました。「もう一本、いくぞ!」右代選手のその声にも子供たちは笑顔、もしかしたらすでに速く走れるようになっていると感じたり、走るのが好きになっていたりするのではと思えるくらいのよい雰囲気でした。「最後、もう一本!」右代選手のその声に、子供たちが言いました。「先生も一緒に走ろうよっ!」「校長先生も走ろっ!」最後は私もみんなといっしょに楽しく走らせてもらいました。