観音山冒険日記2 2月6日(火)
2024年2月6日 17時46分山頂登山の先発は浅羽北小だったので、本校の子供たちは出発前にクラスごとに記念撮影をしました。そして、観音山の職員の皆さんに見送っていただきながら、山頂登山を開始しました。
山頂登山は、丸太のはしごを登るところからスタートです。そして山道、登山道へと入っていきます。心配していた雨も降っているのか気づかない程度でまったく問題ありませんでした。天候は大丈夫でしたが、凸凹した山道を歩くことは慣れていない子供たちにはかなり大変そうでした。大きく足を上げなければならない段差も多く、露出した岩や木の根っこに一歩一歩の足の置き場を考えてしまう子もいました。木や枝を持って体重を支えなくてはならない場所も多く、歩いているだけで体が鍛えられている気がするほどでした。最初は自然物の珍しさにはしゃいだり、歌を歌ったりしていた子供たちの口数も次第に少なくなっていきました。
蛇紋岩が見つけられるポイントで、元気を取り戻し、「これ、蛇紋岩かなぁ?」と言いながら石拾いをする子もたくさんいました。
昼食をとる予定だった星の広場で少し休憩し、再び歩き出しました。空もだいぶ暗くなり、木々で覆われている山道は一層暗く感じましたが、木々が雨を遮ってくれていたので濡れずに助かりました。
観音山の山頂そのものは見晴らしのよい場所ではありません。それでも、山頂を示す看板が子供たちに達成感を味わわせてくれました。班ごとに記念撮影をして、まもなく山頂を出発しました。
下山ルートは、急な下り坂からスタートします。ロープをつかんでいないと滑り落ちそうな急な斜面がしばらく続き、子供たちがワーワーキャーキャー叫ぶ声が山中に響いていました。ロープが緩んでいる場所では、体重をかけたりロープを引っ張ったりすると大きく左右に揺れてしまいます。足下には落ち葉が積もっているため滑りやすく、時々、滑って転んでしまう子やしりもちをついてしまう子もいました。それでもみんな笑顔で楽しく山を下りました。
途中には、やまびこポイントがありました。「ヤッホー」ではなく、「ヤッホッ」でないとやまびこが聞こえないよと事前に所員さんから教えていただいていました。大きく息を吸って、「ヤッホッ」みんなで叫ぶと見事にやまびこが返ってきます。やまびこが聞こえると子供たちはみんな笑顔になっていました。屈託のない子供らしい笑顔、どの子もキラキラ輝いて見えました。「こんな笑顔、学校では見せてくれないなぁ!」子供たちの清々しい笑顔に先生たちも驚いていました。
途中、エコパやアクトタワー見えるポイントもありましたが、あいにくの曇り空で何も見えませんでしたが、子供たちの心の中は晴れ上がっていたのかもしれません。「疲れた!疲れた!」と口にする子もいましたが、みんなで励まし合って、全員無事に下山することができました。