ヘチマの雄花と雌花の観察(5年1組 理科) 9月4日(水)
2024年9月4日 16時26分日の出は遅くなり、日の入りはずいぶん早くなりました。まだまだ残暑の厳しい日が続いていますが、季節は確実に夏から秋へと移ろうとしています。今朝、登校してきた3年生の男の子が「今日はなんだかいつもより涼しかった」と話し掛けてくれました。いつもは大汗をかいて学校前の坂道を上がってくる子供たちも、今日は額やあごの汗が少なく見えました。それでも、涼しかったのは早朝だけで、日中はぐんぐんと気温が上がりました。
太陽の高度も下がってきて、日中の室内に日が入ってくるようになりました。そろそろ日中でもカーテンがほしくなる時期かもしれません。1年2組の教室の南側には、ヘチマのツルでグリーンカーテンができています。
今日は、5年生の理科の授業でそのヘチマの観察を行いました。教室で、雄花と雌花の役割を考えながら見分け方を確認しました。そして、実際のヘチマを観察して確かめました。
天気がよかったので、ヘチマの花では、クマバチがせっせと花粉を集めていました。雄花と雌花、花から花へと動き回るクマバチを見ていると、クマバチがヘチマの受粉を助けているのがよく分かります。関心の高い子は、蜂の様子を見ながら、「ほら、思いっきり受粉させてる!」とつぶやいています。
関心の対象は、人それぞれです。生き物に興味がある子は、ヘチマの花で虫を補食しているカマキリに気づきます。花で待っていれば獲物が来ることを知っているカマキリの習性を説明してくれる子もいました。
私自身、子供の時から生き物への関心は高い方でしたが、今日見たクマバチは全身が真っ黒、今まで見てきた黄色と黒のクマバチとはまったく違いました。見たことのないクマバチ、気になって後から調べてみると、どうやら「タイワンタケクマバチ」という外来種のようです。日本では2006年に愛知県で初めて確認されたとか・・・。
本物を見て学ぶことは、教科書だけで学ぶのとは違います。でも、興味をもてないと学びは深まりません。ヘチマの観察でも、子供たちの様子は様々でした。興味がもてると、しっかりと記憶にも残るはずです。そして、興味があると、新たな疑問が浮かび、自分で調べてみようと思うものです。
この日のために?!担当の先生たちは夏休み中もヘチマの世話をしていました。猛暑で雨の少ない夏でしたが、ヘチマも枯れずにすみました。子供たちが興味・関心を高めて学ぶことができるようがんばってくださっている先生たちにも感謝です。