高学年の子供たちへのサプライズ! 12月20日(金)
2024年12月26日 08時53分2学期の終業式が終わった後、高学年の子供たちが5年生の教室前のスペースに集合しました。低学年・中学年の担任以外の先生たちも子供たちの横に並んでいます。学年で集まることはあっても、高学年団で集まるということはほとんどありません。子供たちもなぜ集合させられているのか、分かっていない様子です。「高学年としてのあり方に関する指導なのか?」「何か問題が起こって叱られるのかなぁ?」・・・そんな思いの子供たちもいたかもしれません。いつもは楽しく過ごしているスペースに異様な緊張感が漂っていました。
静かに整列した子供たちを前に、5年生の先生が出てきて話を始めます。終業式での校長先生の話を受けて、6年生、5年生が2学期も委員会活動やあいさつ運動などをよく頑張ってくれたこと、高学年として見事に役割を果たしたことへの感謝の気持ちが伝えられました。子供たちもお話しされる先生の方をじっと見つめ、すばらしい聞き方をしています。
しかしながら、集合した目的は別にあったようです。
「今日、こうして皆さんに集まってもらったのは、私の話を聞いてもらうためではありません。では、主役をお迎えしましょう。」
子供たちの前に、6年生の担任の先生が笑顔で立ちました。何かを察した子供たちの中に、笑顔で手をかざしている子がいました。5年生、6年生の子供たちがお世話になった先生が結婚されたという報告でした。
3階のスペースの空気が一挙にお祝いモードになり、たくさんの子供たちの笑顔が見られました。
5年生の子供たちは、昨年度、担任していただきました。6年生の子供たちは、今年度、担任をしていただいています。この先生と子供たちとの関係がよく分かる結婚報告会でした。今年度いっぱいは、今まで通りの呼び名で通したいとのことですが、改姓後の名字はその会場にいた先生と偶然にも同じになります。子供たちの中には変な誤解をして喜んでいた子もいたので、誤った情報が広がらないか少しだけ心配になりました。
サプライズの瞬間、同じ空間にいられたことで、幸せな気持ちを分けてもらったような気がします。「友情は喜びを二倍にし,悲しみを半分にする」「喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣きなさい」そんな言葉を思い出していました。
来年もステキなニュースをたくさん聞けることを願っています。