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一度流出した画像は、完全には削除できません!(自画撮り防止講座) 6月6日(金)

2025年6月6日 17時24分

6月5日(木)、5年生を対象に、「自画撮り防止講座」を実施しました。講師は、静岡県警察本部の少年サポートセンターの職員です。

最初に、SNSの投稿に潜む危険について、事例をもとに考えました。①「インターネットは、全世界に瞬時に発信される。つまり、世界中の人が見ることができる。」②「名前や住所、顔写真の個人情報が特定されたら、つきまといなどの危険な目に遭う。」③「情報は、一気に拡散するので、後から削除しようと思っても完全に削除できない。」④「インターネット上の悪口や脅し、悪口のリツイートは、名誉棄損罪や脅迫罪といった犯罪にあたる場合がある。」といったことを押さえました。

次に、自画撮りによって、どんなトラブルになるのか学びました。「画像をもとにお金を要求された。」「脅されて、また、好きな人の気をひくために、自分の下着姿の写真を送ってしまった。」など、実際に様々なトラブルが起きていることを知りました。また、「自分は大丈夫だろう。」と思っていても、もしかしたら下着姿の写真を送ってしまうかもしれないシチュエーションを考えました。例えば、「年上の友達に、お金をあげるからと言われ、水着や下着の写真を送った。」「SNSで知り合った友達に、ぼくも写真を送るからと言われ、水着や下着の写真を送った。」など、いくつもの選択肢を選んで組み合わせてみました。様々な場面を想像することができました。

そして、断る方法として、「きっぱり断る」「理由をつけて断る」「無視する」「連絡できないようにする」「話題をそらす」などの方法を学びました。最も危険な断り方は、「また今度ね。」「そっちが先に送ったらいいよ。」だということです。

最後に、もし、自分の下着姿などの画像を送ってしまったら、「いろいろな人に送られて拡散してしまう。」「脅される」「自分の画像が販売されてしまう。」などといった状況になってしまうかもしれないことを知り、絶対に自分の下着姿などの写真や、個人が特定されるような情報をSNSなどに投稿してはいけないことを学びました。

「自画撮り防止講座」で学んだこと

  1 ネット上に個人情報をのせない。

  2 一度流出した画像などは、削除できない。(送る前によく考える。)

  3 困ったときは、周りの大人(家族・警察・先生)に相談する。

SNSの投稿によるトラブルは、自画撮りだけでなく、些細なことでも起きています。学校でも、使い方について、繰り返し指導していく必要性を感じています。講師の静岡県警察本部少年サポートセンターの職員の方は、「保護者の皆さんには、普段からお子さんとのコミュニケーションを大切にして、何でも話せる関係を築いてほしい。」とおっしゃっていました。自画撮りなどによって、子どもが犯罪の被害に遭わないよう、ご家庭でも、ぜひ、この記事について話をしていただきたいと思います。

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