6年生、喫煙防止講座を実施しました! 10月4日(火)
2022年10月4日 12時28分6年生が、袋井市から二人の保健師さんをお迎えして「喫煙防止講座」を行いました。
これは、「たばこによる健康への影響から市民を守る条例」を定めた袋井市が未成年をたばこの害から守るために展開している事業の一つです。
子どもたちは、たばこの害、本条例の内容、喫煙を勧められたときの断り方などについて勉強しました。最初に、年齢は同じくらいの女性で一人は喫煙しない人、もう一人は20年以上喫煙した人で、表情にどんな違いが出てくるのかを見比べました。また、1日10本、1年間たばこを吸い続けた人の肺に蓄積されている量のタールの入った透明な容器を見せてもらいました。見た瞬間、「うわーっ!きったなーい。」と声を発する子もいました。
ロールプレイでは、「親戚のおじさんに勧められたとき」「友達に勧められたとき」の二つの場面で断り方の練習をしました。友達とロールプレイをしたり、おじさん役になった先生からの誘いを断ったりして練習しました。喫煙のきっかけは、だれかに勧められるというのがもっとも多いようです。断る際には「はっきり断る」「理由を言う」「正論を言う」の3つのポイントを押さえておくことが重要とのことでしたが、子どもたちは上手に対応していました。
たばこの値段があがり、喫煙禁止場所や区域が拡大され、以前よりも喫煙者は少なくなっているように感じます。たばこのパッケージにも「がんになるリスクを高める」などの健康被害を警告する文が表示されています。それでも諸外国に比べると、日本はまだまだ甘いようで、「こんなふうになるのに、それでもあなたは吸うんですか?」と言わんばかりにパッケージに真っ黒な肺の写真など、グロテスクな写真を載せている国もあります。
授業終わりに、参観していた養護教諭に、「先生、ホームページにさっきの真っ黒いタールの写真も載せてください。」と言ってきた児童がいたそうです。お家の人にも見せたいからだそうです。今日は、受動喫煙の話もありました。「子どもたちをたばこの害から守りたい」私たちはそう願っていますが、子どもたちは「自分の家族もたばこの害から守りたい」強く強くそう願っているようです。