中学生先生がやってきた! 11月16日(水)
2022年11月16日 18時15分本日、浅羽学園浅羽中学校の1年生が、読み聞かせのために本校を訪問してくれました。学園の一貫教育の取り組みの一つです。全員本校の卒業生ということで、子どもたちにとっては懐かしいお兄さん、お姉さんとの再会だったのかもしれません。
中学生は、各クラスに4,5人ずつのグループで入ってくれました。そして、準備した絵本の読み聞かせをしてくれました。本校の子どもたちもとてもうれしそうで、いつも以上にたくさんの笑顔が見られました。
6年生の教室では、読み聞かせが終わった後、中学生への質問タイムをとっていました。「家に帰った後、ゲームをしたり本を読んだりする時間はあるんですか」「どんな部活があるんですか」「勉強はたいへんですか」「彼女はいますか」半年後に中学生になる子どもたちからいろいろな質問が出されました。中には、中学生の答えに「あー、よかった」と思わず声をあげる6年生もいました。
6年生は、中学校生活に期待を膨らませているでしょうか、それとも不安を抱いているでしょうか。
私は、中学1年生と6年生の子どもたちのやりとりを見ながら、先輩・後輩の壁がないことに驚きました。顔見知りとはいえ、中学1年生の男の子に対して「ーくん」「ーさん」「ー先輩」を付けずに呼び捨てで呼んでいる姿にびっくりしました。確かに、本校の校内でも上級生を平気で呼び捨てで呼ぶ子をしばしば見かけます。仲がよい証拠と思いつつも、お互いへの敬意(リスペクト)を示すことは大切なのではないかなと私は感じています。
自分が中学生のころは、先輩とはとにかく怖い存在であったことを思い出します。当時は理不尽な上下関係がありました。今はそういったものがなくなったという点では、素晴らしい変化と言えます。それでも年齢に関係なく、相手がだれであれ、他者に対する敬意をもつことは大切にしたいものです。その敬意は年上であっても年下であってももつべきものだと思います。私たちは、子どもたちに「自分も 相手も 大切にする子」であってほしいと願っています。