郷土資料館に行ってきました(3年1組) 1月31日(火)
2023年1月31日 14時39分3年生が社会科見学で郷土資料館に出掛けました。資料館の皆さんが子どもたちを温かく迎えてくださり、丁寧に説明してくださいました。今回のテーマは「昔の暮らし」、子どもたちは様々な道具や資料に触れたり説明を聞いたりして学んでいました。
資料館では、学級を3つのグループに分け、それぞれ順番に「100年前の住居での暮らし」「井戸での水汲みと昔の洗濯」「昔(昭和30年代)の道具」を体験しました。
「井戸水と水道の水とどっちが冷たいと思う?」多くの子どもたちは「井戸水!」と予想していました。実際にポンプで水を汲み出し、触ってみてビックリ。水温は18℃でした。一方水道水は、8℃、指先が凍るような冷たさでした。井戸水は温泉かと思えるほど温かく感じました。「足湯になるね!」井戸水の温かさに、子どもたちは感動していました。洗濯板を使っての洗濯は初めての経験です。洗いと濯ぎでは、構造の違う洗濯板の裏表を使い分けるなど、洗濯板一枚にも昔の人の知恵がつまっていることを知りました。
100年前の住居では、実際に土間に靴を脱いで居間に上がらせてもらいました。「おじゃましま~す」とニコニコしながら入る子、「こわ~い」と言って入るのをためらっている子もいました。電気が初めて通った頃はわずか10ワットの明かりで生活していたそうです。家の中でも電気がつくのは居間だけ。みんな居間に集まって過ごしたそうです。部屋にはゼンマイ式の柱時計がありました。「ボ~ン、ボ~ン」私には子どもの頃に聞いた懐かしい音ですが、子どもたちは「ホラ~だっ!」と言っていました。「今はどこの部屋にも時計があるけど、昔は一家に一つしかない高価なものだったんだよ。だからこの音で隣の部屋にいても今何時なのかが分かったんだよね。」資料館の方の説明に子どもたちも納得していました。
昔の道具の部屋では、ブラウン管テレビや蓄音機、黒電話などを見せてもらいました。蓄音機で流れてくるレコード盤の音は、いかにも昔という音でした。そこでも「ホラ~だっ!」と言っている子がいました。蓄音機などの古い道具は、資料館の職員の方々が集め、修理したそうです。
すべてが貴重な体験でした。柱時計のネジを巻くのは子どもの仕事だったそうです。水汲みも子どもたちの仕事だったそうです。昔は子どもたちにも家での仕事が任されていたことがよく分かりました。
3年1組に引き続き、2組の子どもたちも見学を行いました。
歴史資料館は、週末も開館しています。お子さんと出かけてみてはいかがでしょう。新たな発見も、考えされられることもたくさんあります。子どもたちは、社会科好きになるかもしれませんね。