人間関係づくりプログラムを実施しました(6年2組) 4月14日(金)
2023年4月14日 11時32分昨日6年2組では、人間関係づくりプログラムを使って授業を行いました。
言語を使わず、ジェスチャーと表情だけで、誕生日を伝え合い、クラス全員が4月1日から3月31日まで順番に並んで円を作るという活動をしていました。
「言葉は使いません。しゃべらずに順番を確認して並んでいきます。」そう言われてスタートしましたが、すぐに「おれ、○月だよーっ!」と誕生月を言い出し、慌てて先生に「声は出しません!」と注意されている子もいました。
言葉を使えないという普段と違う状況に戸惑いながらも、伝え合い、なんとか順番に並んでいきました。
自分がどこに並ぶのか決めるためには、言葉なしでだれかに話し掛け、誕生日を伝え、相手の誕生日を確認しなければなりません。相手の表情をしっかり見ることも必要ですし、積極性も必要です。楽しそうにそして一生懸命がんばっていました。
人間関係づくりプログラムとは、県の教育委員会が中心となって、大学の先生、心理士、小中高等学校の先生たちの協力を得て作成した授業で使える活動を集めた資料集です。
かつては、日常生活の中で様々な人との関わり合いがあり、人は自然に人間関係を築く方法を身に付けることができました。しかし、時代が変わり人と人との関わり合いの場や機会もどんどん少なくなり、関わり合いの質も量も低下し、SNSなどの発達により関わり方そのものも変化してきました。子どもに限らず、人間関係を築くことが苦手な人が増え、人間関係で悩む人もたくさんいるという実態があります。
人間関係プログラムには、先生の指導の下、互いを傷つけることのないよう一定のルールの中で、無理なく自分の気持ちを表出したり、友達のことを理解したり、自分を見つめたりすることができる多様な活動が用意されています。
本校では、今後もプログラムを活用していきますが、本物の人との関わり合いの方が子どもたちには重要であるということを意識して日頃の指導をしていきたいと考えています。