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高学年の子どもたちは、最後の持久走記録会、がんばりました! 11月24日(木)
2022年11月24日 12時20分昨夜のサッカー日本代表の勝利に、爽快感と心地よい寝不足感の中で一日が始まりました。子どもたちの中にも、朝から「先生、昨日、日本勝ったにぃ!」と教えてくれる子が何人もいました。
ワールドカップはまだ始まったばかりで、昨日の勝利で今後ますます盛り上がっていくと思います。選手のインタビューを聞いていると,これまでの準備があっての昨日の試合の勝利であったことを感じます。4年前のロシア大会での悔しさがあっての今の姿と考えると感動もいっそう大きくなります。
しかし、今日は昨日の日本代表の戦い以上に感動的なものを子どもたちに見せてもらいました。5・6年生の持久走記録会です。
今日が最後の記録会で、子どもたちの中には、持久走大会と位置づけている子もいる様子でした。子どもたちの本気の走り、ベスト記録を出そうと最後まで力を振り絞っている姿に感動しました。頑張っている人の姿は本当にステキだと思います。
今日の記録会で、どうしても1位をとりたくて頑張っている子がいました。学年の先生に聞いたところ、1回目の記録会で1位になれたもののそれ以降は他の子に負けて悔しい思いをしていたそうです。今日の最後の記録会、その子はスタートからトップを走っていました。表情も走りも真剣そのもの、途中ライバルの子が後ろに迫ってきてもトップはゆずりません。苦しくてもがんばっているのが、見ていて分かりました。「がんばれ~っ!」自然と声が出てしまいます。見事な走りでした。しかし、最後は惜しくも2位という結果でした。
掛ける言葉も見つからないほど、本人は悔しがっていました。本気で悔しがるその姿にも感動しました。声は掛けられませんでしたが、「あなたのその悔しさはあなたをきっと大きく大きく成長させますよ」私は心の中で,何度も言っていました。
悔しさで涙するその子の周りに仲間が駆け寄ってきます。肩を抱く子もいます。なんて声を掛けてよいのか分からない様子でそばに寄り添っている子がいます。友達思いのそんな子どもたちの姿にもとってもとっても感動しました。
「昨日の代表戦以上にいいもの見せてもらいました。」職員室に戻って私は先生方にそう伝えました。
悔しさを味わえるのは、幸せなことです。悔しさを味わえるのは、一生懸命やった人だけですから。そして、一生懸命やっている人には,必ず応援してくれる人が表れます。5・6年生のみなさん、今年の持久走はこれで終わりです。みんな本当によくがんばりました!感動しました!