課題である「書く力」の育成にも力を入れています! 9月13日(水)
2023年9月13日 17時25分4月に6年生を対象に実施された全国学力学習状況調査、学校に結果が返却され、結果の分析を進めています。
国語と算数、それぞれどんなことに課題があるのか、校内でも校内研修で結果分析を行い、学園でも各校の分析結果を持ち寄り、子供たちの課題と今後の指導について話し合っています。
その中で、国語の「書くこと」に関する問題の正答率が低いことが話題になりました。様々な資料を読み取り、根拠にふれながら書く、説明するということができてなかった子が目立ちました。
一人一台端末が整備され、鉛筆を持って書くだけではなく、タブレットに自分の思いや考えを入力するという活動も増えてきました。タブレットの普及だけが書く力の減退につながっているとは思いませんが、意図的に書く活動を設定して、書く力を付けていく必要もあると感じます。
2年生の国語では、「どうぶつ園のじゅうい」の文章を読んで、分かったこと、初めて知ったこと、疑問に思ったことをノートに書いていました。黙々と鉛筆を走らせる子供たちの姿に少し感動しました。やがて、「先生、もう1ページ書いちゃった」「12行もいっちゃった」そんな声も聞こえてきました。
4年生は、理科の授業で、タブレットを持って観察にいったゴーヤについてレポートにまとめていました。タブレットで撮影した写真を見ながら、絵を描いたり、気づいたことを思い出し、書き出したりしていました。
「書くこと」の目的は、人に何かを伝えることにありますから、子供たちが書いたものを読んでくれる人の存在が必要になります。学校では、先生やお友だちが読んでくれると思いますが、おうちでもお子さんのノートを見て、お子さんとお話してみてください。自分のやっていることに関心をもってもらっただけで、子供は認められたという実感を得ていきます。そして、親御さんとの会話が根拠をもって説明する、そんな力の育成にもつながっていくと思います。