事故のない安全な登下校を! 10月30日(月)
2023年10月30日 13時26分先週木曜日、浜松市で下校途中の3人の小学2年生の子供たちが75歳の男性が運転する自動車にはねられるという痛ましい事故が起こりました。被害に遭われた子供たちの一日も早い回復を願うばかりです。
事故を受け、本校では金曜日の昼の放送で校長から子供たちにお願いをしました。一つは、交通事故にはくれぐれも気を付けてほしいということ、もう一つは黄色い帽子の着用のことでした。
本校では今、黄色い帽子についてのきまりをどうするのかを議論しています。きまりを守らない児童が四分の一いるという状況をなんとかしたいと考えて始めた議論ですが、まだきまりの変更には至ってはいません。
放送で子供たちには、「今はまだ【登下校中は、黄色い帽子をかぶる】という浅羽東小のきまりは変えていません。黄色い帽子をもっている人はしっかりかぶってきてください。黄色い帽子は間違いなく、目立ちます。運転手さんが気づいてくれる可能性が高まります。黄色い帽子がない人は、別の帽子でもいいです。ヘルメットほどではありませんが、事故に遭ったときほんの少しであっても衝撃を和らげてくれる可能性があります。」と話しました。
放送を聞いて、あるクラスでは「先生、僕、帽子がなくなっちゃったんだけど、どんな帽子でもいいですか?」と聞いてくれた子がいたそうです。メッセージをしっかり受け止めてくれたそんな子供の反応をうれしく思いました。
今朝の登校時、全員帽子をかぶってきてくれるだろうかと思いながら、子供たちを迎えました。意識してかぶってきてくれた子もいましたが、かぶっていない子が何人も通っていきます。全員が帽子をかぶっている登校班がある一方で、6年生がかぶっていないためか下級生にもかぶっていない子が複数いるという登校班もあります。新しい一日を「帽子をかぶってきましょう」という注意からスタートしたくないという教師の甘えからこのような状態にしてしまったのかもしれません。
「命を守る」ということと、「ルールを守る」ということを子供たちにどのように教えたら、伝えたら分かってもらえるのだろうかと苦悩しています。