社会科見学に行ってきました!(5年生) 11月23日(木)
2023年11月23日 10時20分21日(火)5年生は、スズキ相良工場と御前崎港を目的地に社会科見学に行ってきました。見学から帰ってきたある児童が「あ~、楽しかった。また行きたい。」と言っていたのが印象的でした。子供たちにとっては、それだけ印象に残る一日だったのだろうと思います。その子は続けて、「今度はママと行きたい」とも言っていました。
スズキの工場では、写真撮影は許可されていません。そのため、写真の多くが御前崎マリンパークでの子供たちの楽しそうな様子になってしまったので、遠足?と思われるかもしれませんが、しっかりと社会科の学びを深めることができました。
スズキの相良工場では、本物の作業ロボットを見て子供たちは感動していました。おうちの人がスズキで働いているという子供もいたようです。お父さん、お母さんの働いている場所を見て子供はどんなことを感じたのでしょうか。
子供たちは様々な質問をして、一万五千人以上の人々が働いているスズキ相良工場について学習しました。「どうして作業服を着るのですか」「作業服にはどんな工夫がされていますか」といった質問をする子もいました。今年子供たちに考えてもらいたいと思っている通学用の黄色い帽子にもつながる話です。スズキでは、安全のため従業員は作業服を着て仕事をしています。ひさしのある帽子も全員が着用していました。すべては「安全のため」だそうです。今回の訪問でも、会社側から子供たちにはスズキに入る時には赤白帽子を着用することを求められました。教員にもひさしのある帽子を必ずかぶるよう事前に指示がありました。会社として、すべての人の安全を守るために義務付けたわけです。
校外学習に出発する際、整列した5年生のほとんどが赤白帽子をかぶっていましたが、数人着帽していない児童がいました。学年の先生から、帽子をかぶるよう指示がありましたが、なかなかかぶろうとせず、見送りをしていた先生からも指導を受けるという場面がありました。
社会科見学には、産業そのものについて学ぶということ以外にも意義があります。容易なことではありませんが、自らの生き方・あり方を考えるという壮大な意義も含まれています。工場の制服や帽子の話を聞いた子供たちが、自分たちの生活と結びつけて考えることができたら、大きな成長だと思います。
昼食場所の御前崎マリンパークでは、友達と楽しくお弁当をいただきました。そして、少しの時間でしたが童心に返って公園で楽しく遊びました。ステキな笑顔がたくさん見られました。
御前崎港では、ちょうど相良工場で生産された自動車が積み込まれる運搬船を見ることができました。子供たちは6千台もの自動車を積み込むことのできる船の大きさに圧倒されていました。韓国船籍のその運搬船は、御前崎で4千5百台の自動車を積み込み、別の港でトヨタ社製の自動車を積み込んだ後、それらをヨーロッパまで運んでいくそうです。港が世界とつながっていることを感じることができました。
学校に戻り、お土産にいただいたステキな文房具、木製の定規、鉛筆、ペンを受け取って子供たちは足取り軽く下校しました。
スズキ相良工場の皆様、御前崎港職員の皆様、そしてお弁当を用意してくださった御家族の皆様、ありがとうございました。