<修学旅行記2>プライドとリスペクトを心に、最高の思い出を!
2024年11月6日 08時00分新幹線が、東京駅に到着しました。荷物を持っての大移動でしたが、到着ホームが出口に近かったために、わずかな移動でお二人のガイドさんが待つ場所にたどり着くことができました。東京駅構内でガイドさんにあいさつをして、クラスごと二列でバス駐車場まで徒歩で移動を開始しました。東京駅を出ると、高いビルが建ち並び、大勢の人が道を行き交っています。東京は初めて・・・という子は、袋井とは違う大都会の景色と雰囲気にちょっとビックリしているようでした。駐車場までは15分程度の道のりです。歩きながら、二列が三列になりすれ違う人の邪魔になってしまう場面もありました。交差点では、一度に全員が渡れるように列を崩して密集しながらも他の人が通れる通路は確保しなくてはなりません。始めは先生たちが後ろから声をかけていましたが、子供たち同士次第に声を掛け合う姿も見られました。
運転手さんに、大きな荷物を積み込んでいただき、クラスごとにバスに乗り込みました。あらためて、二日間お世話になる運転手さんとガイドさんにあいさつをして、最初の目的地、国会議事堂に向けて出発です。
東京駅から、皇居の前を通り過ぎ、桜田門を右手に見ながら、国会議事堂へとバスは進んでいきました。議事堂の前で、入場券代わりのパンフレットを受け取り、ちょっとだけ事前学習をして、議事堂内に移動しました。修学旅行生以外にも多くの観光客が訪れていたため、短い時間での見学となりました。議事堂内では、ガイドさんだけでなく、静岡県選出、小山議員の秘書が説明役を務めてくださいました。
国会議員に初当選した人は、国会議事堂の「赤じゅうたんを踏む」ことで議員になったことを実感するという説明を受けながら、子供たちは議事堂内の赤じゅうたんの上を歩き、天皇陛下の「御休所」を見学したり、中央広間の銅像を上から眺めたりしながら、衆議院の議場に入りました。衆議院の議員選挙が数日前に行われたばかりです。おうちで選挙のことを話題にしていた子供たちもいたようです。テレビでも時々見かける議場を興味深そうに見ている子供たちもたくさんいました。いつか子供たちの中から、この議場で活躍する人が出るのかも知れない・・・そんな期待も膨らみました。
国会議事堂前に植えられた47都道府県の「県の木」を見ながら、記念写真の撮影場所に向かいました。バスガイドさんが、議事堂までの車中で、静岡県の木が何か知っていますか?と質問しました。子供たちからは「桜」「梅」くらいしか出てきませんでした。小学生が知っている木はそれほど多くはないようです。静岡県の木は「もくせい」だそうです。10月の始めに甘い香りを放つ「きんもくせい」など、いくつかの種類がありますが、議事堂の庭に植えられた木には「木犀」の表示のみでした。千葉県の木「まき」に縁のある先生は、その木の前で一枚写真をとりました。
学級ごと同行のカメラマンさんに写真を撮影していただき、国会議事堂から徒歩で議員会館に向かいました。(きちんと整列した写真は、カメラマンさんが撮ってくださっています。)
議員会館に入るには、名札のような入館証が必要です。子供たち一人一人に入館証が配られ、入館ゲートでは「suica(スイカ)だぁー!」と、はしゃぎながらカードをかざす子もいました。
食堂では、5、6人ごとにテーブルに腰掛け、カレーをいただきました。係の児童のあいさつで、みんなで「いただきます」のあいさつをしました。新幹線の座席、食堂での座席、活動グループや宿泊部屋ごとのグループなど、いろいろな人と関わる修学旅行です。6年生の子供たちの仲のよさや気遣いができる優しい子供の姿に度々感心させられました。おいしいカレーの後は、再び係の子が「ごちそうさまでした」のあいさつをしてくれました。
食後に、先の選挙で再当選された小山展弘議員が子供たちのところにあいさつに来てくださいました。子供たちに、国会議員の果たす3つの役割についてお話してくださり、子供たちも真剣に聴いていました。政治家のみなさんは、「いつごろから政治家になろうと思ったんだろう。」「なんで政治家になりたいと思ったのだろう。」私の中で、素朴な疑問が浮かんできました。選挙が終わったばかりで、小山議員もたいへん忙しそうだったので、子供たちも抱いていたかもしれないそんな質問をする時間はありませんでした。忙しいスケジュールの間をぬって子供たちの所まで来てお話してくださったことに心から感謝しました。三島市の小学校の子供たちは、細野議員が出迎えていました。国会議員の方々が未来の日本をつくっていく子供たちを大切にしていることを感じました。
子供たちからこんな日本にしてください!なんて要望を出せたら、おもしろいかな・・・と考えていました。