<修学旅行記3>プライドとリスペクトを心に、最高の思い出を!
2024年11月7日 08時00分議員会館を出発したバスは、日の出桟橋に向かいました。バスの中では、班ごとに用意したクイズなどのレクをして過ごしました。
日の出桟橋駅からは、レインボーブリッジを臨むことができ、高層ビル群とはひと味違う東京の景色を楽しむことができます。レインボーブリッジを背景に学年の全体写真を撮ったり、男子のみ女子のみで写真を撮ったりしながら、水上バスの到着を待ちました。
子供たちが乗船する水上バス「ホタルナ」のデザインは、アニメ界の巨匠・松本零士さんが担当されたそうです。宇宙船をイメージしたシルバー・メタリックの流線形ボディにガルウィングの扉、船体屋上には屋上デッキを設置し、船外のデッキに出て景観を楽しむこともできます。やがて、見たこともないようなカッコイイ船が桟橋に到着し、宇宙船に乗り込むようにみんなで乗船すると、ほとんどの子は展望デッキへと駆け上がっていきました。東京の街、建物や高速道路、モノレールや橋はとても近代的できれいでした。一方、海の水は浅羽の海とはまったく異なっていました。
旅行中、何人かの子供たちに「どう?将来東京に住みたいって思う?」という質問をしました。私が尋ねた中で、「住みたい」と答えた子は一人だけでした。
船はだんだんと目的地、お台場に近づいてきます。お台場という地名の由来にもなった江戸末期、外国船の襲来に備えて徳川幕府が築いた砲台(の跡)、台場が見えてきました。
お台場では、自由の女神を見ながらフジテレビの方へ移動し、再び集合写真の撮影をしました。そして、わずかな時間でしたが、フジテレビの本社ビルを見学しました。残念ながら、有名人を見かけることはありませんでした。
再びバスに乗車し、宿泊するホテルに移動しました。「修学旅行で一番楽しみなことは何?」と子供たちに尋ねると、一番多い答えは「ホテル」、続いて多い答えが「東京ドームシティアトラクションズ」でした。朝が早かったから、疲れも出てくる時間帯かなと心配もしていましたが、一日目の終わりに向けて、子供たちの気持ちはどんどん高まっていくようでした。
ホテルに到着し、入館式を行いました。支配人さんがこんなお話をしてくださいました。
「皆さんの学校のホームページを見て、みなさんが『プライド』と『リスペクト』という言葉を大事にしているということを知りました。実は、私どものホテルでも皆さんと同じようにすべてのスタッフが『プライド』と『リスペクト』を大事にしています。お客様に『ここに泊まってよかった』と思っていただけるような仕事をするというホテルで働く者としてのプライド、そして、一緒に働く仲間を大切にするという仲間へのリスペクトを大事にして仕事をしています。皆さんにも、当ホテルに泊まってよかったと思ってもらえるといいなと願っております。」
支配人さんの話を聞きながら、出発式で子供たちにプライドとリスペクトの話をしたことを思い出し、この不思議な縁に驚くと同時に、働く人にとってもどれだけこのプライドとリスペクトが大切であるのかを考えていました。修学旅行1日目で出会った添乗員さん、バスの運転手さん、バスガイドさん、国会議員の小山さん、案内をしてくださった秘書の方、すべての大人がプライドとリスペクトをもって仕事をしていたことを思い出し、どの子にもこの2つを大切にしてほしいなとあらためて思いました。
大きな荷物はホテルに預けて、徒歩で東京ドームへと向かいました。