5年生の観音山冒険記③ 2月3日(月)
2025年2月3日 08時31分1月28日(火)観音山二日目の朝、前夜に降った雨も上がり、曇はありましたが、青空も見えるよい天候に恵まれました。
6時30分、館内にさわやかな音楽が流れ、所員のほおのきさんの「浅羽北小学校、浅羽東小学校のみなさん、おはようございます。」というあいさつで、目を覚ました子供たちもいたようです。
顔を洗って、歯磨きをしましたが、水は氷のように冷たく、一挙に目を覚まさせてくれました。寝ぼけ眼で布団を片付ける子供たち、7時15分から始まる朝のつどいに向けて、てきぱき動かなくてはなりません。リーダーの子供たちを中心に声をかけ合い、時間前に全員が外へ出ることができました。
朝のつどいの進行は、東小の子供たちが務めました。司会者、はじめの言葉、終わりの言葉、旗の掲揚、係の子供たちが堂々と自分の役割を果たすことができました。朝のつどいでは、観音山名物、きのこ体操をして体をほぐしました。照れながら体操する子もいれば、全身を使って思い切り体操をして盛り上げてくれる子もいました。その後、所員のほおのきさんのお話を聞きました。学校で、「相手を大切に聞く」ことを大事にしてきた子供たちです。観音山でも、しっかりとお話を聞くことができました。つどいの最後には、係を務めてくれた子供たちを所員さんが紹介してくださいました。
朝食は、ご飯とおみそ汁、ミートボール、シュウマイ、おひたしなどでした。出されたものを全てきれいに食べられる子、苦手なものでも食べきろうとがんばる子、苦手なものが多くてほとんど食べられない子・・・様々でした。「野菜が苦手なうちの子は観音山に来たとき、どんな感じだったのかな。」と親の立場で想像しながら子供たちの様子を見ていました。午前中は、班ごとに山を歩く「OLビンゴ」です。しっかり腹ごしらえしておいてほしいなと願っていました。食事係さんの号令に合わせて、みんなで心を込めて「ごちそうさま」ができました。食前、食後にテーブルをきれいに拭いてくれる子供たち、配ぜんのお手伝いをしている先生たちの食事の準備をしてくれる子供たちもいました。どの子も誠実に自分の役割を果たしていました。
午前中のプログラムは、OLビンゴです。班ごとに決められた時間内で、地図に示されたポストを探し、ポストに書かれた言葉をビンゴ表に記入します。広い広い観音山エリアです。決められた範囲から出てしまうことがないよう、先生たちがいくつかのポイントとなる場所で待っていてくれました。山の中で一人寂しく待っている中、遠くから子供たちの声が聞こえてくるとほっとします。「そこ、危ないから気を付けて」「こっちを通ると楽だよ」「○○ちゃん、大丈夫?」「待ってるから、大丈夫だよ」子供たちの優しい声もたくさん聞こえてきました。大自然の中、助け合っている子供たちの姿がとってもステキでした。学校では、日々様々なトラブルが起きてしまいます。「なんでそんなことするの?」「なんでそんな言い方するの?」そう思うことがたくさんあります。観音山での姿が、日常になるといいなぁ、なんてことを思いました。
OLビンゴは、比較的狭いエリアでの活動で、歩く時間も1時間少々というものでした。もっと広い範囲で長く活動させてあげたいと大人目線では思っていましたが、子供たちは、十分に楽しめたようです。自然のよさも、友達のよさも、自分のよさも発見できたようです。