5年生の観音山冒険記② 1月31日(金)
2025年1月31日 12時00分山頂登山から戻り、少し部屋でくつろいだ後、つどいの広場で「夕べのつどい」が行われました。毎回、つどいの進行役は、東小と北小、交代で務めます。そして、つどいの最後には、司会を務めた児童だけでなく、旗の掲揚や降納をしてくれた人も所員さんが紹介してくださいました。
少し照れながら、みんなの前に整列し、紹介をされる子供たち、役割を一つ終えるごとに一歩ずつ成長していくのかもしれません。
初日の夕食は、とんかつでした。「とんかつがめっちゃおいしかった」とたくさんの子供たちが言っていました。出張のため、夕食が終わってから観音山に到着した校長先生は、子供たちがおいしかったと言っていたとんかつを食べられなかったことをとても残念がっていました。
夕食後に予定されていた星空観察は、雲が多かったため中止となり、プレイホールで北小と東小でレクリエーションをしました。
東小が用意したレクはタワーづくり、北小が用意したレクはジェスチャーゲームでした。司会も進行も子供たちに任せられ、みんなで楽しく過ごすことができました。この日出会った北小の子供たちとふれあう機会ができ、すぐにうちとけ、仲よくなっていく様子を見ていてうれしくなりました。来年の4月、浅羽中で再会したときに、子供たちはこの日のことを覚えているのかもしれません。
部屋では、お布団の準備をしました。シーツや掛け布団カバー、まくらカバーを自分で敷いたり、付けたりしたことがないという子もいました。手伝ってくれる子、代わりにやってくれる子もいました。子供たちの優しさを感じました。上靴の整頓も進んでやってくれる子がたくさんいました。「自分も相手も大切にする」子供たちの姿をうれしく思いました。
9時過ぎに班長さん、室長さんたちは、食堂に集まり、先生と一日の反省をしました。開始時刻よりも早く集まっていた子供たち、自分の役割に対する自覚と責任感を感じました。班長・室長会議では、「歩く時にどうしても列がバラバラになったり、間が空いたりしてしまう」「注意しても聞いてくれない人がいる」など、リーダーさんたちが、初日の生活や活動で気になったことや困ったことを出し合い共有しました。先生からの連絡もしっかりメモしている姿が立派でした。
各部屋に戻り、会議の内容を全員に伝達しました。「今日、できなかったこと、うまくいかなかったことを明日はみんなで意識してがんばりましょう」リーダーさんたちからの温かい言葉がステキでした。「立場が人をつくる」という言葉を聞いたことがあります。リーダーという立場になった子供たちが、悩みながらその役を全うする中で、新たな自分をつくり上げているのだと考えると、ワクワクしてきます。
一日目は、家族と離れて寝ることに不安な思いでいた子も何人かいました。それでもまわりの友達の温かい声掛けに励まされながら、なんとかみんな自分の布団に入ることができました。二日目の朝の目覚めはどんなでしょうか?