修学旅行記<その3(最終回)> 11月9日(火)
2022年11月8日 17時27分<三日目 志摩スペイン村>
<帰校式>
修学旅行の最後の目的地は、「志摩スペイン村」でした。ほとんどの児童が、みんなで遊園地に行くことを楽しみにしていたと思います。
横山展望台に立ち寄った時間が少し長くなり、30分程度遅れての到着となりました。スペイン村に近づき、ジェットコースターなどのアトラクションが視界に入ってくると、子どもたちの興奮も最高潮。バスの中がざわざわしてきました。「先生、30分到着が遅れたってことは、帰りの時間を30分遅くしてくれるってことですよね?」なんて担任の先生を困らせている子もいました。
スペイン村では、まずは学級ごとに記念写真の撮影、その後班ごとにお目当てのアトラクションに向かって駆け出していきました。近畿や東海の各地から修学旅行で高校生、中学生、小学生が訪れていましたが、ほどよい混み具合で人気のあるアトラクションでも20分程度待てば乗ることができる状況でした。
昼食は、配付されたミールクーポンを使って、パンケーキやカレー、ピザなど好きなものを注文して楽しそうに食事をとっていました。
私も最後に園内を回った時に、子どもたちに誘われ、「ピレネー」というジェットコースターに乗ることになりました。足をぶらぶらさせた状態で、右に左に、上に下に振られ、今自分がどっちの方向に行っているのか分からなくなりました。降りたときには、車酔い以上の状態でした。「もう十分です」と思って、チェックポイントになっている本部に逃げ帰ろうとしたところ、別の児童たちに声を掛けられ、別のジェットコースターに乗ることになりました。激しい乗り物ではないはず・・・と思って乗ったのですが、降りたときには船酔い以上の状態になっていました。それでも子どもたちと同じ時間とスリルを共有できたことは何より幸せなことでした。
子どもたちにとっても、本当に楽しい時間であったと思います。14時30分の集合時刻を守ることができなかったグループがあったことは今後の課題になりましたが、大満足の子どもたちを乗せてバスは学校に向かいました。
バスの中でも、クラスごと楽しい時間をもてたようです。
予定より、20分程度遅れての到着、帰校式となりました。疲れ切っているはずの帰校式でしたが、子どもたちの態度はたいへん立派でした。子どもたちを学校で出迎え、帰校式の様子を見ていた職員から、「6年生の子たち、帰校式の態度がすばらしかったですね。聞く態度を見ていただけで、子どもたちが二日間ですごく成長したのが分かりました。」という声もありました。子どもたちの成長をうれしく思います。
帰校式が終わって、解散した後、個人的にバスの運転手さんに駆け寄って、「ありがとうございました」と頭を下げてあいさつしている児童が4、5人いました。その光景を見た時、ものすごく感動しました。ステキでした。
保護者の皆様をはじめ、多くの人に大切にしてもらって楽しい修学旅行を体験できたと実感している子どもたちのこれからがもっともっと楽しみになりました。