子どもたちの笑顔と幸せ・・・いじめのない学校づくりを目指して 11月10日(木)
2022年11月10日 11時43分<11月9日:いつもより少し早い帰宅でうれしそうに下校する子どもたち>
一昨日、校内いじめ防止対策委員会を開催しました。
これは、本校の「いじめ防止基本方針」に基づいて年3回開催する委員会で、今年度の第2回の委員会ということになります。本校のいじめ防止基本方針の詳細については、本ホームページで確認できます。
今回は、いじめの早期発見や適切な対応に役立てようと、今年度本校でいじめと判断して対応した事案を全職員で確認しました。
本校では、6月と11月に「こころのアンケート」を実施しています。対応したいじめ事案の中にも、6月のアンケート調査で発覚したケースがありました。それ以外は、職員に相談が入って分かったケース、いじめと思われる現場を教職員などだれかが見かけて分かったケースなどでした。
「いじめは絶対に許されない」という強い思いをもって対応しておりますが、「いじめはどの子どもにも、どこでも起こりうる」と言われています。加えて、見えにくい、発見しにくいいじめもあります。被害を受けた子どもが何らかの事情でSOSを出さないケースもありますし、被害者も加害者もまわりで見ている人も遊びの延長と思っているケースもあります。いつの間にか深刻な事態に発展していたというケースもあります。
本校では、今年「学級力アップの日」を設けて、よりよい学級づくり、人間関係づくりに努めております。しかし、「いじめゼロ!」と胸を張って言える状況ではありません。今後も「自分も 相手も 大切にする子」の育成を目指し、だれにとっても楽しい魅力ある浅羽東小づくりに励んでまいります。
一昨日の研修では、本校の事案を共有した後で、いじめ被害にあった生徒が亡くなってしまったという過去に他県で起こった悲しい事件報告を生徒指導主任が紹介し、その学校の対応や職員の対応に焦点をあてて全職員で考えました。対応の難しさに頭を悩ませるだけでなく、非常に心が重くなる研修会でした。でも、絶対にこのような悲劇はイヤだ、ここから我々が学ばなければ亡くなってしまったこの生徒さんにも申し訳ないという気持ちで、みんなで一生懸命考え、話し合いました。
来週、第2回目の「こころのアンケート」を実施する予定です。本ホームページの内容を読んで、お子さんといじめについて御家族で話し合っていただけると幸いです。「いじめを絶対にしないこと」はもちろんですが、もしもいじめられたら・・・ということについても親子で話をしていただきたいと思います。いじめられたことを恥ずかしくて、あるいは心配をかけたくなくて親にも相談できない子どももいます。そうならないためにも何もないときに、お子さんといじめについては話をしておいていただきたいです。
お子さんの様子で気になることがあった場合は、できるだけ早く学校に教えていただきたいです。相談についても遠慮なくしていただきたいです。
いじめで苦しむ子が一人もいない学校づくりを目指します。