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日本語の勉強をがんばっています! 9月15日(金)
2023年9月15日 11時27分本校には、日本以外の国にルーツをもつ子供たちが約1割在籍しています。そのため、日本語の習得がまだ十分ではない子供たちのための教室「たんぽぽ」が設置され、担当の先生が週に数時間取り出して日本語の指導を行っています。
世界に数千あると言われる言語の中でも、日本語はかなり難しい言語だと言われます。使用する文字だけ見ても、英語ではアルファベットだけですが、日本語ではひらがな、カタカナ、漢字という3種類の文字を使っています。その上、漢字には音読み、訓読みがあり、さらに別の漢字との様々な組み合わせでも使われるので、読み書きだけでもたいへんです。さらにそれを使いこなすこととなったら、容易なことではないでしょう。日本人の中にも漢字が苦手な人もいるくらいですから、家庭で日本語以外の言語を使っている子供たちにとっては相当な困難があるだろうと想像します。
たんぽぽでの授業を参観に行くと、1年生がカタカナを一生懸命勉強していました。普段の教室とは違う少人数、日本語のレベルもだいたい同じお友だちとの勉強なので安心して楽しそうに、そして一生懸命学んでいました。先生の目も声も一人一人に届くので、気を抜くこともありません。みんながんばっていました。
カタカナの「シ」と「ツ」はよく似ています。子供たちが勉強している姿を見ながら、私自身、中学2年生の時、国語の先生に「カタカナの『シ』が違う!」と指摘されてはじめて正しいカタカナの「シ」が書けるようになったことを思い出しました。当時の私は、「ツ」と同じように左側から書き始めていました。「シ」は上から・・・と知ったのは、恥ずかしながら中2の時でした。
たんぽぽで日本語を勉強している子供たちには、母語と日本語と英語、3つの言語を習得できる可能性があるわけです。少しうらやましく感じます。子供たちのこれからの成長と活躍が楽しみです。