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<修学旅行記7>プライドとリスペクトを心に、最高の思い出を!
2024年11月13日 08時00分バスは、浅草から上野公園に向かいました。上野公園バス駐車場には、何台もの観光バスが集まっていて、ここもまた人気の観光地であることを実感しました。バスを降りて歩いた歩道では、上野駅から歩いてきた人たちと合流しました。多くの人がいっしょに上野公園に向かって歩いていきました。
国立科学博物館の前で集合写真を撮り、先生からお弁当のことやその後の活動の注意事項、最終的な集合時刻について確認するお話がありました。ここでも、しっかり話を聞く子供たちの姿が輝いていました。
お弁当とお茶が配付され、昼食となりました。天気もよかったので、上野公園でお弁当を食べました。雨が降ったら、バスの中で・・・という計画でした。雨だけでなく、風のない心地よい陽気でした。しかし、浅草で食べ歩きを楽しんだために、お腹が空いていないという子がたくさんいたようです。「先生~、お弁当食べれない・・・」そんな声も聞こえてきましたが、おいしいお弁当で、ぺろりと平らげてしまう子や食べきれないという子のおかずをもらって食べてくれる子もいました。
食べ終わった児童から容器を片付けます。添乗員さんが、ゴミをまとめてくださいましたが、「ごちそうさまでした」「ありがとうございます」「お願いします」といった言葉を自然と発することができる子供たち、頭を下げながら容器を渡す子供たちの姿をうれしく思いました。
昼食後、学習グループでの活動に入りました。上野公園には、国立科学博物館だけでなく、国立博物館、西洋美術館、上野の森美術館、東京都美術館など、魅力的な場所が数多く集まっています。それでも、今年の6年生の子供たちの計画では、上野動物園と科学博物館に行く班がほとんどだったそうです。限られた時間だったので仕方のないことですが、日本中に小中学生は無料・・・という施設がたくさんあります。今のうちにできるだけたくさんそういった施設を訪問してほしいなと思います。
動物園ではこの動物を・・・、科学博物館ではこの展示を・・・どうしても見たいものを決めていたのでしょう、子供たちはグループごとにお目当てのものを探しに出掛けていきました。上野公園にも、修学旅行生や観光客が大勢訪れていました。私は上野動物園に入ったのですが、遠足で来ていた小学生や親子遠足の園児もたくさんいました。動物よりも圧倒的に人が多い状況で、上野動物園の目玉であるパンダには40分待ちの行列ができていました。動物園だけでもかなりの広さがあり、勾配のある立地だったので、歩くのはたいへんだったと思います。それでも、子供たちは浜松動物園や日本平動物園とは違う上野動物園を楽しむことができたようです。
自然科学が好きな子にとっては、科学博物館はワクワクする場所であったと思います。地球のこと、そしてそこに住む生き物のこと、私たちが住む日本のことを知ることができます。多くの学びがあったことと思います。
上野公園での集合は、12時45分でした。10分前くらいからだんだんと子供たちが集まってきました。歩き疲れた・・・という子供たちもいたようです。2分前の時点で、1グループ間に合っていませんでしたが、動物園の方から集合場所に向かってくる子供たちの姿を確認することができました。必死に走ってくる子供の姿、一番後ろには友達の手を引いて急げ急げと頑張っている子供たちの姿が見えました。集合時刻に遅れること自体は、よいことではありません。でも、なんとか間に合わせようと真剣に頑張っている子供たちの姿に先生方の顔には自然と笑みがこぼれていました。子供たちの誠実な態度をうれしく思いました。
全員の集合が完了し、バスに戻りました。そして、最後の訪問先、東京タワーに移動です。
私が乗車したバスの中では、班ごとに準備したレクがまだ全部終わっていないから・・・とレクの続きを行うことになりました。最後に登場したグループの児童がレクの説明をします。「今から先生たちにジャンケンをしてもらって、負けた先生に歌を歌ってもらいます。歌は、僕たちが決めます。じゃあ、先生、ジャンケンをしてください。」え~っ!なんじゃあ、それは!そんなのレクじゃないだろぉ!そう訴えましたが、まったく聞く耳はもっていない様子で、「じゃあ、アンパンマンの歌でお願いします」と提案される始末でした。ガイドさんも、「いや~先生もたいへんですね」と言いながら、スマホでアンパンマンの歌を検索してガイドさんのマイクを通じて流してくれました。出だしだけ歌うから、後はレク係の班で歌をつないで締めてね・・・そうお願いしてなんとかやり過ごし、バスは東京タワーに到着しました。