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2年生が思春期講座を受講しました! 1月20日(月)
2025年1月20日 18時50分本日、2年生は性教育トレーナーの先生を講師にお迎えして、思春期講座を行いました。人数がそれほど多くない学年なので、2クラスいっしょに行うこともできますが、子供たち一人一人にお話が届くように・・・と、あえて学級ごとに講座を開いてくださいました。
講座では、体には「プライベートゾーンという特別に大切なところがある」ということ、他の人の体をさわるのには「いいタッチとだめなタッチがある」ということ、「『いや!』『やめて!』と言うこと」「その場から逃げること」「だれかに相談したり話したりすること」が自分を守るための方法であることを教えてもらいました。
私たち大人が、子供たちと真面目に話すことをためらってしまいそうな話題ですが、さすがは専門家の先生です。真剣に、そして分かりやすく子供たちに教えてくださいました。
2年生で性教育は早すぎるのでは・・・と考える人がいるかもしれません。でも、今日の指導の中でも話題にあがっていました。子供たちの生活の中では、「なぐる、たたく、ける、つねる」などの暴力以外にも、「ズボンやパンツを下ろす」「スカートをめくる」「カンチョーする」「おしりをさわる・おまたをさわる」なんて行為がないわけではありません。実際に、友達が行ったこれらの行為により、傷ついてしまった子を何人も見てきました。ふざけ半分で行ったとしても、そのことで深く傷ついてしまう子がいるのです。子供だから許されるものでもありません。だからこそ、低学年の時からプライベートゾーンというのは特別に大切な場所であるということを知っておくことは重要だと思います。
今日の授業では、全員で手拍子をしてだれかが「いやっ!」と言ったら手の動きを止める練習をしました。相手が嫌がっているのにやめないことで、トラブルになるケースはたしかによくあるなぁと思って見ていました。そして、自分の口で「いやっ!」という練習もしました。自分が不快に感じても我慢してしまう子もいます。いじめ実態調査をした時に、「いじめをされた時に、あなたはどうしましたか?」という質問に「がまんした、何もしなかった」と回答した子が半数近くいて驚いたことを思い出していました。いやだと思った時に、はっきりと「いや!」「やめて!」と言えることはとても大切です。簡単なことのように思えても、それがなかなかできず被害が深刻化することもあるでしょう。
御家庭でも同じような話をお子さんに伝える機会を作っていただけると、自分の体も、相手の体も大切にする意識がお子さんのうちに育っていくと思います。