学校ブログ

4年生が人権について考えました! 11月7日(木)

2024年11月7日 17時49分

本日、地域の人権擁護委員の皆様が4年生を訪問してくださり、人権についての授業をしてくださいました。人権とは、「だれもが生まれながらにもっている幸せに生きる権利」であることを最初に確認して授業は進められました。

だれもが幸せに生きる権利をもっているはずなのに、学校の中でもそれが侵されてしまうことが時々起こります。今日の授業でも、上級生からいじめられた5年生の男の子の気持ちを考える場面がありました。いじめられたらどうしたらよいのか、みんなで考えました。「親に相談する」「先生や友達に相談する」という意見もあれば、「いじめた子の家に行ってその子のお母さんに言う」という意見もありました。いじめた子の親にしっかり叱ってほしいというのです。なるほど・・・と感心しました。

万が一、いじめの被害にあった時、幸せに生きる権利を他者に侵された時、どうするのがよいのかを事前に考えておくことは大切なことだと思います。実際、親を心配させたくなくて、相談できない子もいるという話も聞きます。授業の中では、いじめられた子の友達だった場合、あるいは周りで見ていた場合には、どうするのがよいのかも考えました。本校で取り組んでいる「いじめのない学級・学校」をつくっていくことにもつながる有意義な話合いになりました。

「種をまこう」「人権という名の種をまこう」という詩の朗読も行われました。人権の種は、「思いやりという名の水」と「愛という名の栄養」をたっぷり注いでもらって育つそうです。そして、「笑顔という名の陽(ひ)」がないと芽は出てこないし、花も咲かないそうです。笑顔もなくてはならないものです。詩を聞きながら、子供たちが浅羽東小に人権の種をたくさん蒔いている様子を想像しました。思いやりや愛、笑顔があふれる学校だったら、きれいな人権の花が咲いて、みんなが幸せになれるだろうなと考えていました。

逆に、いじわるやいじめ、悪口などのチクチク言葉がいっぱいの学校だったらどうでしょう。取っても取ってもきりがない忌まわしい雑草や茨(いばら)のような嫌な植物がはびこってしまうでしょう。そんな浅羽東小は嫌だなと思いました。

授業が終わった後、人権擁護委員の皆さんが4年生の子供たちをものすごく褒めてくださいました。人の話をしっかり聞く子が多いこと、自分の意見をしっかりと発言できること、人の発表をしっかり聞けること、自然と拍手をしてくれる優しい雰囲気、4年生の子供たちのよいところをたくさん褒めていただきました。何年間も本校で、この人権の授業をしてくださっている委員の方がおっしゃっていました。「今までで一番、楽しい授業になりました。皆さんがそれだけすばらしかったです。」

授業後、一緒に1階まで歩いている時にも、何人もの委員さんが笑顔で「すばらしい子供たちですね」とおっしゃっていました。4年生の子供たちの成長を感じ、私も幸せな気持ちになりました。

地域の皆様、保護者の皆様の御支援をいただきながら、すべての子供の人権が守られる学校を子供たちと一緒につくっていきたいと思います。

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