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観音山冒険日記3 2月8日(木)
2024年2月8日 15時40分山頂登山を終え、ゆうべの集いを室内で行いました。雨のため掲揚はしていませんでしたが、国旗、県旗、観音山の旗、校旗の降納を行いました。
食堂に向かい、待ちに待った夕食です。係の児童の「いただきます」のあいさつでおいしくいただきました。山歩きでかなりお腹が空いていたようです。「おみそ汁だけは『おかわり』ができますよ!」と言われたのですが、おかずもおかわりができると勘違いしてすぐに列を作る子たちもいるほどでした。学校では今でも給食は全員黒板の方を向いて食べていますが、観音山では向かい合ってテーブルごと楽しく話をしながら食事をしました。みんなでワイワイ話しながら食事をするっていいなあと思いました。
夜の活動は、ナイトウォークラリーです。先生たちが先に山に入り、担当のポイントで子供たちが来るのを待っていてくれました。真っ暗な山の中で一人ぼっちで待っていた先生たちは、きっと心細かったと思います。
少しだけ雨が降っていましたが、子供たちは興奮気味に宿泊施設から出てきました。指示を待たずに出発しようとしていたグループもいて、先生から指導を受けました。安全に活動するための大切な指導となりました。やがて、時間差をつけて班ごとに出発し、暗い山の中へと消えていきました。懐中電灯の明かりと班の仲間だけが頼りです。それでもすべての班が無事に決められたすべてのチェックポイントを回って戻ってくることができました。先生たちは、すべての子供たちが無事に戻ることができると確認できるまではポイントを離れることはできません。子供たちが通った後もかなりの時間、山の中で一人、本部からの指示を待っていました。
一日目のすべての活動を終え、入浴時間を迎えました。クラスごと、わずか10分間の入浴時間です。大きなお風呂にみんなで入る経験が初めてという子もいたと思います。お風呂場からは、「寒い、寒い」という子供たちの叫び声が響いた後は、楽しげな声が外まで聞こえてきました。「忘れ物は、絶対やめてよー。パンツの忘れ物は特に気を付けてよ-。」冗談交じりに警告していましたが、子供たちが去った男子の脱衣所には、下着やタオル等の忘れ物がありました。
各部屋に戻った後は、マットレス、布団を敷いて寝床づくりです。子供たちが協力し合う姿も見られました。代表の子供たちは、班長・室長会議を行い、各部屋に戻って部屋会議を行い、一日の反省をしました。すべてにおいて子供たちが5分前行動を意識していることが伝わってきました。また、上履きをしっかりそろえる5年生の子供たちの習慣や考え方(文化)が少しだけ見えたような気がしました。
宿泊学習一日目、10時の消灯後、廊下から各部屋の様子をうかがいました。物音一つ聞こえてくることもなく「寝たかな!?」と思って安心して職員も翌日の活動のための打ち合わせに向かいました。が、後から聞いてみると「2時間しか寝なかった」「恋バナで盛り上がった」という話も聞かれ、部屋の中では初めての学校の仲間との宿泊を楽しんだ様子がうかがえました。(つづく)