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帽子をかぶる人が増えました! 1月10日(水)
2024年1月10日 17時17分3学期から、「登下校時は、黄色いぼうしをかぶる」という学校のきまりを「登下校時は黄色いぼうし、またはヘルメットを着用する。安全上、黄色いぼうしが望ましいが、4年生以上については黄色いぼうし以外のぼうしの着用も認める。」ときまりを変更しました。
始業式から2日目を迎え、2学期よりも帽子をかぶってくる児童が増えたと感じています。ほとんどの子が帽子をかぶって登校しています。子供たちの意見や思い、保護者の皆様の考えを聞きながら、時間をかけて考えたり話し合ったりして変更した新しいきまりです。
一連の話合いを通して、きまりの意義について我々教師も子供たちと一緒に考えることができました。
きまりの中には、守らないと罰則を科せられるようなきまりもありますが、学校のきまりはそのような種類のものではありません。しかし、罰則はないから、守らなくてもよいというものでもありません。
きまりを守る、守らないは、その人の「人としての生き方、あり方」の問題だと思います。本校では毎年5年生が観音山の自然教室に出掛けます。観音山では山に入る時には「観音スタイル」という衣服の着用の仕方、帽子、手袋の着用を求められます。帽子をかぶっていなければ、山に入ることは許されません。引率する教員もそのきまりは守らなければなりません。
「登校下校時には帽子をかぶる」というきまりをふだん守らない人が、観音山に行った時だけ、帽子をかぶっていたらどうでしょう。帽子をかぶらないと山には入れないからと、損得勘定で行動するような人にあなたはなりたいでしょうか。そのような人をまわりの人はどんなふうに見ているでしょうか。
子供の願い、保護者の願い、教師の願い、立場や、考え方、価値観の違う様々な人の意見をすりあわせながら、決めたきまりです。新しいきまりを守ることの意義を子供たちには考えてもらいたいと学校では指導しています。各御家庭でもお子さんと、きまりのことを話題にお話をしていただけるといいなぁと考えています。
今朝も空気の冷たい、寒さの厳しい朝となりました。朝の清掃の時間、冷たいバケツの水に手を浸して、ぞうきんを洗い、廊下を一生懸命水拭きする子供たちの姿がありました。目にするだけで心が動かされる子供たちのステキな姿です。
「掃除の時間は掃除をする」シンプルなきまり(約束事)ですが、子供たちの取組は様々です。冷たさに耐えながら、一生懸命働く子供たちの姿にその子の「生き方・あり方」が見えるような気がします。そんな子供たちの姿に私自身も「がんばりたいな」「よりよく生きたいな」と思わされます。