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予告なしの避難訓練 9月12日(木)
2024年9月12日 17時28分昼休みに予告なしの避難訓練を実施しました。
昼休みの時間帯です。熱中症指数が高かったため、校庭で遊んでいる子供はいませんでしたが、校舎内の思い思いの場所で、先生も子供たちも過ごしていました。
「揺れがおさまりました。避難を開始してください。」という放送がありました。「ボクのクラスは先生がいない!」低学年の子供たちの中には、周りを見ながら、そう叫ぶ子もいました。近くにいた職員が声を掛け、避難場所のグランドへ移動します。最初に集まってきたのは、数名の2年生でした。
全員が避難を終えるまでに5分を要しました。今回は、事前に2名の児童にお願いして、職員による行方不明者の捜索の訓練もしました。教頭先生の指示で、先生たちはグループを作って、集合していない2人の捜索に出ます。「2人の子が避難できていないので、先生たちが探しに行きます。みなさんは静かに待っていてください。」担当の先生から状況の説明があり、他の子供たちは暑さに耐えながら待っていてくれました。
やがて2名の児童も先生たちに発見され、無事にグランドで合流しました。
「さっき『2人のお友だちがここにいない」と言われて、どんな気持ちでしたか?」と、指導講評のはじめに校長が子供たちに尋ねました。「こわかったです」素直にそう答えた子供がいました。
人がだれか一人でも欠けてしまうというのは、とてもこわいことです。心配なことです。災害が起こっても、だれ一人命を落とすことがないように私たちは真剣に訓練をしています。今日は、子供たちとそんな気持ちを共有できた訓練となりました。
南海トラフ大地震が実際に起こったら、パニックになる子もいるでしょうし、物に挟まったり、下敷きになったりして、避難できない人も出てくると思います。救助と避難の両方が必要になったとき、どう動くのか、様々な場面を想像しました。訓練を積み重ね、命を守れる学校をつくっていきたいと思いました。