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4年1組 国語 「とる」という言葉の不思議 8月31日(水)
2022年8月31日 15時53分先週末、24時間テレビのエンディングを見ながら、夏休みの本当の終わりを実感したのは、私だけでしょうか。
今日から高学年は午後の授業も始まりました。まだまだ厳しい残暑が続いていますが、どの学年の子どもたちも一生懸命学習に取り組んでいます。
4年1組の国語の授業を参観しました。「はっけよい すもうとる こんにちは ぼうしとる てんどんの でまえとる セーターの ごみをとる のらねこの しゃしんとる」一つの詩を題材にして、日本語の「とる」という言葉が様々な場面で使われること、そして「とる」という言葉に様々な意味があることを勉強していました。さらに、それぞれの場面の「とる」を別の言葉に言いかえてみることにも挑戦しました。同じ「とる」でも、場面や使い方によって意味がちがってきます。苦労しながら辞書を引き、辞書の説明を険しい表情で読み取っていました。授業の後半には、みゃくを「とる」、場所を「とる」、歳を「とる」、受話器を「とる」などの表現も紹介されました。
参観していて、受話器を知らない子どもがたくさんいることに驚きました。確かに固定電話がなくなると受話器という言葉を使う必要がなくなります。時代が変わると言葉も変わっていきます。
国語の授業でことばについて学習するのは、豊かな日本語を身に付けていくためです。言葉は私たちの生活としっかりと結びついています。豊かな日本語を身に付けることは、生き方を豊かにしていくことにつながるのかもしれません。豊かな日本語を身に付けられれば、人とのコミュニケーションがそれだけ豊かになるでしょう。言葉は人を勇気づけることもあります。逆に、人を傷つけ痛めつけることもあるものです。授業中、友達と話し合う場面が何回かありました。言葉を使って、友達と考えを伝え合い、新たな発見をしたり、考えを深めたりしていきます。学校に来て、言葉を使って学び合う子どもたちの姿をうれしく思いました。