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朝から事件発生! 5月25日(木)
2023年5月25日 13時10分今週は冷たい空気が日本上空に入りこんでいるようで、涼しい日が続いています。先週は極端に暑い日もありましたが、今週は吹く風がひんやりしています。人間が作り出すエネルギーでは、ここまで空気全体を冷やすことはできないでしょう。自然の力の偉大さを感じます。
さて、今日は朝から2つの事件?!がありました。
出勤して職員室に入ると、先生たちの目に付く場所にお菓子の袋などのゴミが置いてありました。毎朝、校地内を回って下さっている教頭先生が、今朝運動場などで拾ったゴミだそうです。「今朝、運動場に落ちていたゴミです。最近、多いです。子どもたちに注意喚起(考えさせる指導)をお願いします。」とのメッセージが添えられていました。「自分も相手も大切にする子」の相手は、人だけではありません。学校も、環境も私たちが大切にしたい相手なのです。子どもたちにも考えてほしいなと思います。
もう一つは、登校してきた子どもたちが学校に犬を連れてくるという事件でした。正門で、登校してくる子どもたちを迎えていると、子どもたちが私の所に走ってきて言いました。「先生、犬を拾って学校に連れてきている子がいます。」「えっ!???」最初は、状況がつかめませんでしたが、迷子の犬がいたので保護して学校に連れてきているとのことでした。やがて、リードを付けたビーグル犬を6年生の男の子が連れてくるのが見えました。周りではしゃぎまわる子どもたちの姿も見えます。
「なんで、学校に連れてくるんだよぉ!」「だれか探してるかもしれないぞ」私はイヤーな大人になって心の中で子どもたちを非難していました。
「おいおい、どこのワンちゃん?」「どうするの、この子?」
「飼い主が見つからなかったら、学校で飼ってくださーい!」
好き勝手言っている子どもたちに、イライラ口調になっていなかっただろうかと今頃反省しています。
「その場に置いておいた方が飼い主さんが見つけやすいんじゃないかな?」
「だって、道路に出たら車にはねられちゃうもん。」「かわいそうだったんだもん。」「だれもいなかったし。」子どもたちなりにワンちゃんのことを考えて、とりあえず学校に連れてきて校長先生に任せようとしてくれたみたいです。子どもたちの気持ちが分かってくると、大人の考えで子どもたちを非難していた自分を情けなく思いました。
「そうだったんだね。道路に出たら、困っちゃうもんね。だから連れてきてくれたんだ。ありがとう。」そう言って、ワンちゃんを預かりました。
学校で飼うことはもちろんできません。交番に連絡して、おまわりさんに相談しました。教頭先生は、子どもたちがワンちゃんを保護したあたりに行って、犬を探している人がいないか確認しに行ってくれました。
やがて、お巡りさんがパトカーで来て下さり、ワンちゃんを保護して下さいました。
午前中、何人かの子どもたちが校長室をのぞきました。「ねえ、あの犬、どうなった?」「飼い主さん、見つかった?」子どもたちがワンちゃんのことを心配してくれているのがよく分かりました。
登録ナンバーが刻まれた札が首輪に付いていました。飼い主さんが見つかるといいですね。