学校ブログ

だれもが幸せに生きる権利を学んだよ!(人権講話「ゆたかな心の授業」) 7月3日(木)

2025年7月3日 12時41分

袋井市人権擁護委員協議会の皆さんは、市内の各小中学校等を巡回して、人権に関する啓発活動をおこなっています。今日は、浅羽東小学校の4年生の教室に来てくださいました。「人権とは」「どうしたらみんなが幸せに暮らせるのか」などについて、子どもたちと一緒に考える「ゆたかな心の授業」がおこなわれました。「人権まもるくん」と「人権あゆみちゃん」の人形劇を見たり、お話の資料を読んで人権について考えたことを話し合ったりしました。

「人権とは、生まれた時から誰もがもっている、幸せに生きる権利」で、それは、「一人一人の思いやりの心によって守られる」ということを伝えてくれました。「いじめに遭った時、あなたならどうしますか?」という問いに、子どもたちは、「お父さんやお母さんに話す。」「友達に相談する。」「自分から関わらないようにする。」などと、自分自身の対処法について考えました。中には、「相手を懲らしめる。」「やられたらやり返す。」といった意見もありましたが、委員の方は、「お互いにとってよりよい方法はどんな方法かな?」と子どもたちに問い返していました。また、「周りの人は、どうしたらよいでしょうか?」という問いには、「先生に伝える。」「いじめられている友達に、どうしたの?大丈夫?と優しい言葉をかける。」といった考えが出されました。

浅羽東小学校では、「自分も相手も大切にする子」を目指していますが、その基盤は、まさに今日学んだ「人権」です。自分だけが幸せではいけないし、自分の犠牲の上に相手が幸せになることでもありません。「すべての人の幸せ」は、「自分も相手も大切にする心」から生まれます。いじめは、どこでも起こり得ることですが、「決していじめを許さない」ということが、浅羽東小学校の文化(自慢)として根付くよう、子どもたちと教職員、保護者、地域の方々とともに、すべての子どもたちが大切にされる教育を実践していきます。人権意識の涵養は、一朝一夕にできるものではありません。これからも、様々な場面でくり返し子どもたちと一緒に考えながら、「人権の種」を蒔き続けていきたいと思います。ご家庭でも、ぜひ話題にしていただけたらと思います。

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最後に、子どもたちに、ノートや鉛筆、人形キーホルダーなどの啓発グッズが配られました。今日の授業をいつでも思い出してくれたらうれしいですね。袋井市人権擁護委員協議会の皆さん、お忙しい中、子どもたちのためにありがとうございました。

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