今日は、地域のボランティアさんお二人が御来校くださり、2年生で紙芝居を上映してくださいました。クラスごとに実施するのではなく、2年生全員が集まり、紙芝居を鑑賞しました。
去年までは、1つの学級だった2年生です。みんなで集まると少し懐かしい気持ちになるのかもしれません。見ている職員は、「あー、去年はこんな感じだったなぁ」と単学級だったころを思い出していました。
拍子木の高い音が教室に響いて紙芝居が始まると、子供たちの視線は、紙芝居とボランティアさんに向けられます。みんなが紙芝居のお話の世界に引き込まれていきました。
<東っ子の会の後の学活>
今年度から、1学期と2学期のちょうど真ん中に開催する東っ子の会の内容を変更しました。学校の重点目標について校長先生がお話をするという集会になりました。
「相手を大切にした聞き方」「相手に届くあいさつ」「いじめのない学級・学校づくり」東小の文化にしたいと願っている3点について、校長先生がお話をしました。1年生から6年生が同じ話を聞きました。15分弱の話でしたが、子供たちが一生懸命話を聞いている姿を見て、聞き方については文化になりつつあるのかなと感じることができました。
校長先生が、最も力点をおかれていたのは、いじめの話でした。東っ子集会を前に、3年生から6年生を対象にタブレットを使って実態調査をしました。「4月から今日までに自分が『いじめられた』と思ったことはありましたか?」答えは、「ある」か「ない」のいずれかですが、「ある」と答えた児童が41.1%もいました。
4月からたった2か月でこれだけの児童がいじめにあったとすると、3月にはいったい何人の人がいじめの被害者になってしまうのでしょう。
いじめは、なぜいけないのか、子供たちと一緒に確認しました。「いじめは人の心を傷つけるからやってはいけないのです。」
校長先生は、子供たちには、紙で作ったハートを見せました。「いじめられた人の心は傷つきます」、そう言うと、紙のハートをクシャクシャにしました。しわしわになりました。「このしわしわになってしまった心を元通りにすることはできますか?」今度は、アルミホイルで作ったハートを見せました。同じようにしわくちゃにしました。紙よりもっとひどくしわができました。「アルミホイルのような傷つきやすい心だったら、このしわは元に戻せないどころか、破れてしまうことだってあります。」「いじめは、人の心を傷つけます。だから、してはいけないのです。なくさなくてはならないのです。」
「だれかに傷つけられた心は自分で元に戻すことはできません。人が傷つけた心は、人によってしか、いやされることはありません。だから、もしいじめられて傷ついた人がいたら、その人のそばに寄り添ってあげたり、友達になったり、仲間になったりしてその人の心の傷をいやしてあげてほしい」、子供たちにお願いしました。
集会の後、各クラスで学級活動を行い、担任の先生といっしょに今年の東小の目標について話し合いました。
東っ子集会の最後にみんなで校歌を歌いました。指揮と伴奏は6年生が務めました。全校で気持ちよく校歌を歌うことができ、とっても幸せな気持ちになりました。ステキな校歌も浅羽東小の文化になりそうです。
2回目の避難訓練でした。先生の指示に従い、「おはしも」を守って、真剣に避難することができました
今日の訓練と1回目との違いは火事の避難経路を覚えることでした。理科室からの出火ということが、放送を静かに聞いて分かりました。おしゃべりなどして聞いていなければ、避難することもできません。
災害はいつどこで起こるか分かりません。毎日の学校生活の中で、「先生や友達の話を聞くこと」「廊下の右側を歩くこと」などそれは、その時だけの注意ではなく、すべて命を守るための訓練になります。
そして、命を守るためと言いましたが、だれの命を守るためでしょうか。それは、自分の命だけでなく、周りのみんなの命を守ることにもなります。放送が入ったときおしゃべりしていたら、聞き逃してしまいます。自分だけ助かろうと走ったら、自分が転ぶだけでなく、周りにぶつかり、みんなも逃げ遅れてしまうこともあります。
いつ起こるかわからない地震や火事に備えて、「おはしも」の合言葉がいつも守れるように毎日の生活の中でも「話を聞く」「廊下は歩く」などできるようにしていきましょう。
本日袋井市教育委員会の教育委員の皆様が本校を訪問してくださいました。学校訪問を通して、教育現場の実情や課題を把握し、より良い教育を推進するため現場や事務局に意見や提言を行うための訪問です。
校長から本校の紹介をするにあたり、重点目標を中心にお話をさせていただきました。「相手を大切にして聞くこと」を重点のひとつにしていることをお伝えした上で、授業参観もしていただきました。どのクラスもとても静かに・・・という状況ではありませんでしたが、聞くときは聞くというけじめを子供たちがつけていると感じられるクラスもあったと感想を教えてくださいました。
様々な人に学校を見ていただくことは大切なことだなぁとあらためて感じました。突然のお客様の教室への入室で驚いた子もいたようですが、普段通りがんばっている姿がたくさん見られました。
ここ数日、朝の空気は少しひんやりとしています。今朝は気持ちのよい青空が広がっていましたが、日差しの下では暑さを感じる陽気となりました。例年であれば、まもなく梅雨入りの頃ですが、今年は梅雨前線がまだまだ南にあるようです。
毎週火曜日は、袋井図書館の職員が来校し、図書館の整備や絵本の読み聞かせ、図書館運営のお手伝いなどをしてくださいます。また、昼の放送の時間にも、本の読み聞かせや本の紹介をしてくださっています。
今日の昼の放送では、まもなくやってくる梅雨の期間に読書を楽しむことができるよう何冊かの本を紹介してくださいました。
袋井市でも学校でも、読書活動を推進していますが、本を読まなくなった子供が増えたという話をいろいろなところで耳にします。大人も含め、活字離れも進んでいると言われます。本校でも週に3日、朝読書の時間を設けていますが、時々読書に没頭できない子を目にします。読書の楽しさを知らない子供たちがいるのです。
今日、図書館の方が紹介してくださった本は、昇降口を入ったホールに並べられています。この季節にふさわしい本、子供たちにとっておもしろそうな本を選んでくださいました。たくさんの子供たちに読んでほしいなと思います。