





今年も、12月15日(日)から12月31日(火)までの17日間、年末の交通安全運動が実施されます。今日は、運動の事前広報として、一斉街頭指導が行われました。いつものように地域の自治会の交通安全委員さんが、7時過ぎから8時まで本校正門周辺に立って、交通安全を呼びかけてくださいました。
地域の様々な場所で、運動員の皆さんが活動してくださいました。交通安全運動は、「県民一人一人が、安全を第一に考え、交通ルールの遵守と交通マナーの実践に努めることにより、交通事故防止を図る」ことを目的に実施されます。交通事故は、事故に遭った本人だけでなく、多くの人を悲しい目に遭わせます。この年末年始、できることなら、全国で「事故ゼロ」を実現できれば悲しい思いをする人がいないで済みます。
「今日の氷は1cmくらいあるよ」と氷を持って登校した子が言っていました。おそらく今シーズン一番の冷え込みであったと思います。この寒さの厳しい早朝に、地域の皆様が悲しい交通事故が起こらないようにと活動してくださったことに心から感謝申し上げます。交通安全運動をされていた地域の方と話をした際、「先生っていうのは、いい商売だねぇ~、こんなにいい商売はないよ。子供らから元気をもらえるからね~。」と私におっしゃいました。おっしゃるとおり、教員という仕事は朝から笑顔で子供たちに会える、商売ではありませんが、「本当にステキな仕事です!」とお伝えしました。
今朝も登校してくる子供たち、あいさつ運動をしてくれた子供たち、地域の皆様から、たくさん元気をもらいました。




3年1組の理科の授業で、先生が実験をしていました。重さの授業でした。同じ体積でも物質によって重さは違うのか、同じ大きさ(かさ)の鉄、木、プラスチック、アルミでどれくらい違うのか、比べていました。理科の授業では、観察し、予想し、仮説を立て、実験によって検証することで、科学的な見方・考え方を身に付けていきます。
参観で教室に入った時は、検証の場面でした。自分の予想が正しいのか、子供たちは先生が計測する数値を楽しみに待っていました。自分の予想が当たっている子は、うれしそうな顔をしています。
その後、子供たちは、実験と同じくらい、動画教材に夢中になっていました。プロが制作したドラマ仕立ての教材ですから、子供たちが興味をもつように作られているのは当然のことですが、先生の話を聞いているだけの時の表情とは、まったく違うという子も少なくありません。
今の子供たちは視覚優位だと言われます。耳から入ってくる情報には興味を示さないが、目から入ってくる情報には興味を示す、目から入ってきた情報を処理することは得意だが、耳から入ってきた情報を処理することは苦手、そんな子が増えてきたような気がします。メディア利用がこれだけ進んだ社会で生活する子には当然のことかもしれません。
本校では、「相手を大切にして話を聞くこと」を大切にしています。人の話を聞くことは、学びの第一歩だと考えているからです。動画に興味をもって動画を通して学ぶことももちろんよいことですが、人の話を聞いて学ぶこと、人の意見や考えを耳で聞いて頭で考えて学ぶこともそれ以上によいことだと思います。
興味・関心は学びの原動力になります。「なんだろう?」「どうなっているんだろう?」疑問をもてること、そしてそれを解決してみたいと考えることで、学びが深まっていくのだと思います。
動画に夢中になっている子供たちを見ながら、この子たちが夢中になるお話や授業をしたいなぁと考えていました。








授業でも積極的にタブレットを使って学習している1年生。ところが、最近、学校のタブレットの使い方を守れていない状況が1年生に確認されました。
1年生では、インターネットの利用やタブレットの使い方について、動画を見たり、先生の話を聞いたり、みんなで話し合ったりして再度みんなでルールを確認しました。インターネットを使って、学習と関係のないサイトに入ったり、ページを開いたりしていた子供や指示されていないアプリを勝手に使っていた子供がいたようです。
子供たちがタブレットを持ちかえり家庭で使うこともあります。学習以外の目的で使うことがないよう御家庭でもお子さんと御確認ください。
タブレットは、便利な道具であることは間違いありませんが、使い方を誤ると子供たちを危険にさらしたり、だれかを傷つけたりすることもある道具です。適切な使い方ができるよう学校でも継続して指導をしていきたいと思います。




地域の民生委員・児童委員の皆様が本校を訪問してくださいました。授業参観をしたり、管理職と本校教育の取組などについて情報交換をしたりしました。
コロナ禍で、途絶えていた民生委員さんの学校訪問ですが、昨年度「ぜひ再開してもらいたい」とのお申し出をいただきました。今年度も2回実施しています。
今日は、本校に設置されている通級指導教室を案内させていただき、通級指導教室がどういった目的で設置され、どのような指導を行っているのかを説明させていただきました。「うちの孫にもぜひここで指導を受けさせたい」という感想を述べられた委員さんもいらっしゃいました。その中で、子供たちの生育環境は我々が育ってきた時代のそれとは大きく違うということが話題になりました。たくさんの兄弟姉妹の中でもまれる中で自然と育った耐性や調整力など、今の子供が日常生活の中で身に付けていくのは難しいでしょうという御意見もありました。そして、学校教育の大きな変化についても話題になりました。
参観した授業で、3年生の子供たちがタブレットを使いながら、お薦めの絵本を紹介する発表資料を作っている姿には、苦笑いまじりにびっくりされていました。ICT機器の悪い面の話をしながらも、子供たちがこれからの時代を生き抜くためには必要なことなのだと納得されていました。
学校教育、子供たち、教職員、保護者、地域、それぞれの未来についてたいへん有意義な話合いができました。地域の皆様が学校教育に関心をもち、子供たちの成長のために何かできることはないかといつも考えていてくださっていることをたいへんうれしく、頼もしく思っています。
民生委員の皆様、本日はありがとうございました。