明日のこしんでん集会に向け、2年生は二クラス合同で、発表練習を行いました。まだ、原稿から目が離せない子も、聞いてくれている人を意識してアイコンタクトをとろうと頑張っている様子がうかがえました。どうしたら、相手に分かりやすく伝えられるのか、楽しんでもらえるのかを2年生なりに追究して、アドバイスをし合いました。練習の最後には、授業を見に来られていた先生たちからもアドバイスをいただいていました。今日の練習でひとまわり成長して、明日の本番を頑張ってくれると思います。
3年1組は、国語の授業で、図書館に来て1年生におすすめの本を選んでいました。「1年生が本を好きになってくれるような、楽しい本を紹介するためにおすすめの一冊を決める」というテーマで班ごとに話し合い、本を選ぶポイントを班で決めてから図書館に来ていました。自分の手の甲に班で決めたおすすめの本の条件を忘れないようにマジックで書いている子もいました。図書館にあるたくさんの本から、一人一人がふさわしい本を選び、班で話し合っておすすめの一冊を決定しようとしていました。1年生の頃の自分を思い出しながら、本をめくったり、友達に相談したりしながら本を選んでいました。入学してから2年半が経ち、1年生のために一生懸命考えたり、話し合ったりしている姿に、たくましい3年生に成長したなぁとあらためて実感しました。
3年2組の教室では、音楽の授業で、リコーダーのテストをしていました。2人ずつ、先生の前でリコーダーを演奏します。「緊張するだろうな・・・」そう思いながら、子供たちのプレッシャーにならない程度に少しだけ参観させてもらいました。自分の順番が近づいてくると、「あ~、むっちゃ緊張するっ!」子供たちからそんな素直な声も聞こえてきました。
うまく演奏できなかったからか、泣いている男の子がいました。そして、周りの子供たちは心配して声を掛けているようでした。担任の先生は、その子を慰めに行くのではなく、子供たちに「『悔しい』っていう気持ちをもてるって、すばらしいことなんだよ」と語りかけていました。
授業後に担任の先生から聞いた話では、その子はかなり頑張って練習し、準備していたそうです。そして、テストの際も、楽譜(教科書)は見ないで演奏することにチャレンジすると申し出たそうです。ところが、緊張もあったため、演奏途中でミスをしてしまい、演奏が止まってしまいました。「大丈夫だよ、もう一回やってみて。」と先生に促され、2度目は最後まで上手に吹けたそうです。それでも本人は納得がいかなかったのでしょう。私が教室で見た光景は、その後の状況だったようです。
将棋界で活躍している藤井颯太さんは、幼い時から将棋の対局で負けると悔しがっていつも泣いていたそうです。藤井さんのお母さんは、大泣きする藤井さんが他の対局のじゃまになってはいけないと会場から外へ連れ出すのに苦労したそうです。お母さんは、何か特に声を掛けるわけでもなく、本人が泣き止むまで、放っておいたといいます。本人の気が済むまで泣かせておいたのです。「悔しさ」が「もっと強くなりたい」という気持ちを生み出し、藤井さんを成長させたのだと思います。大谷選手など、スポーツの世界で活躍している多くの選手が、子供の頃から負けず嫌いだったという話はよく聞かれる話です。
せっかく練習したのに上手く演奏できなかった自分に対する『悔しさ』は、きっとこの男の子を大きく成長させてくれるはずです。悔しいという気持ちは一生懸命であればあるほど、大きいものです。担任の先生がおっしゃっていた通り、『悔しさ』を味わえることはステキなことだと思います。私の中では、うまくできなかった子をかわいそうに思う気持ちよりも、この子のこれからの成長を期待し、楽しみに思う気持ちの方が大きかったです。
今日も学校のあちこちで成長する子供の姿、成長を期待させてくれる子供の姿をたくさん見ることができました。
学校に、クリスマスの時期の観葉植物として楽しまれているポインセチアの鉢が2つあります。一鉢は今年購入したもの、もう一鉢は昨年購入し、年を越したものです。ポインセチアは、緑の葉と真っ赤な葉と花のコントラストが非常にきれいな植物です。今年購入したものは、鮮やかな赤と深い緑色の葉っぱが非常に美しいのですが、年を越した鉢の方は緑色の葉っぱしかありません。ポインセチアという植物は、1~2か月の間、毎日、12時間以上段ボールなどをかぶせて真っ暗な状態にしてあげないと花を付けず葉も赤くならないそうです。日照時間が短くなることで、冬の到来を感じ、花を咲かせ、葉が赤く色づくというのです。去年から大事に大事に育ててきたものの9月下旬には始めなくてはならなかった段ボールをかぶせる作業を忘れてしまったために、まだ色づいていません。このままでは12月どころか、クリスマスにも間に合いそうもないので、仕方なく新しいポインセチアを用意しました。
植物が生長したり、色づいたりするのにも必要な条件があるように、人の成長にもきっと様々な条件があるのだと思います。もしかしたら、人によって成長の条件は違うのかもしれません。
明日はこしんでん集会です。こういった行事を子供たちが大きく成長する機会にしたいと考えています。そして、日々の授業、浅羽東小での生活も子供たちを成長させるものでなくてはならないと考えています。教員や一緒に学ぶ友達だけでなく、保護者の皆様、地域の皆様も、子供たちが成長する環境を整え、つくっていく大切な要素です。みんなで、子供たちの成長を支えていけるといいなと思っています。
ついでに、越冬したポインセチアも赤くなるといいなと思っています。
雨の予報が出ていたので、子供たちの登校を心配していましたが、登校の時間帯には、雨がちょうど止んでいてほっとしました。冬を感じる冷たい雨の一日となりました。
本日、1年生の保護者、お父さんがお一人来校してくださいました。「PTA奉仕作業に都合が合わず参加できなかったので、この日であれば時間の都合がつくので校内の草刈り作業をやらせてほしい」と先日お電話をいただきました。来校された際、「雨ですけど、草刈りをします」とおっしゃってくださいましたが、気温も上がらない寒い日だったので、普段は手が届いていない体育館の扉のレールや入口周辺の清掃をお願いしました。
今週、こしんでんアート展を行っています。体育館がきれいになり、気持ちよく保護者の皆様をお迎えすることができます。ありがとうございました。
今日の給食は、本校の6年生が栄養バランスを考えて決めてくれた希望献立でした。チャーハン、揚げ餃子、ナムル、わかめスープ、牛乳です。とてもおいしかったです。夕飯のメニューとかぶっていないことを祈っています。お子さんに「今日の給食どうだった?」と感想を聞いてみてください。
今日は、地域のボランティアさんが来校して下さり、1年生に紙芝居を見せて下さいました。1年生にとっては、2回目の紙芝居でした。
8時10分までの朝の支度が早い子もいれば、なかなか進まない子もいます。「もうすぐ紙芝居が始まるよ~、急ごう!」と子供たちを急かしながらお支度の後押しをしました。
朝の時間帯で、気分が乗らない子も最初は目につきましたが、だんだんと紙芝居の世界に子供たちが引き込まれていくのが分かりました。
デジタル社会の中で生活している子供たちです。だからこそ、目の前の人から聞こえてくる声や目の前でめくられながら進んでいく紙芝居のお話は新鮮なのだと思います。
毎回、朝早くから来てくださるボランティアさんには、頭が下がります。子供の様子がどうであろうと、いつでも子供たち一人一人を大切にして語りかけてくださっています。本当にありがとうございます。
本日の放課後、明日から始まるこしんでんアート展のための作品展示を職員が行いました。
学校の体育館が、美術館に生まれ変わり、子供たちの作品一枚一枚が展示されました。図工作品と書写の作品の中から、子供が自分でアート展に出品する作品を一つ選びました。作品には、子供たちの思いやこだわりがつまっていて、個性もよく表れています。子供たちの作品一つ一つを見ながら、先生たちの会話も弾んだようです。展示された作品を見ているだけで、心が温かくなります。
<浅羽東小 こしんでんアート展>
場所: 体育館
日時: 11月19日(火)~22日(金)
午後2時30分から午後4時まで ※22日(金)のみ15時45分まで
一部のクラブ活動の作品も展示しています。こしんでん集会当日は、子供たちの発表もあるので、時間帯によっては体育館が混み合い、じっくりと作品を見る時間がないかもしれません。お時間があるようでしたら、火~木曜日にも、ぜひお出かけください。
御来校の際は、名札を付けて職員玄関からお入りください。感想カード「いいとこみっけカード」を御記入くださると幸いです。子供たちへの勇気づけとなります。
昨日から今日にかけて全学年で12月3日に行われる持久走記録会に向けての試走が行われました。力いっぱい走る、頑張る子供たちの姿に感動します。
走るのが苦手・・・という子もいます。苦手なことにもチャレンジする、苦手なことでも頑張る子供たちの姿には勇気をもらいます。
応援する姿もかっこいい!
そして、今日は東こども園の園児たちが園外保育に本校の「古新田の森」や駐車場でドングリを拾いに来ました。「ドングリころころどんぶりこ~」と歌いながら拾う姿や、坂道を笑顔でただただ走る姿などなどにほっこり!
今日は、朝の時間帯に図工の作品や理科の自由研究、読書感想文など様々なコンクールで優秀な成績を収めた子供たちの表彰式を行いました。校長室で表彰式を行い、他の子供たちは、教室で参加するというかたちをとりました。
8人の子供たちに賞状を手渡しましたが、立派な賞状だけでなく、中には記念品が添えられているものもありました。夏休みの宿題などで、頑張って取り組んだ成果です。お家で額に入れて飾るなど、大切にしてください。
賞状を手にするチャンスはだれにでもあると思いますが、賞を得ることだけが目的ではありません。大切なのは、チャレンジすること、そして興味をもったことに打ち込むことだと思います。自分の可能性をどんどん広げてほしいです。
市民ひとり一句一首運動で入選した子供たちの作品がステキだったので、紹介します。
優秀賞「せみがなく みんみんみんと いきている」
佳作「あさがおが さいたがかれた かなしいな」
佳作「ゲームじゃない はじめてとった かぶとむし」
先週7日(木)に、浅羽学園保健委員会が開かれました。昨年までは、学校保健委員会というかたちで学校ごと開催していたものを今年は学園で開催し、本校から12人のPTA役員の皆様が参加をしてくださいました。
今年のテーマは、「With メディア ~家庭での声かけ、働きかけを考えよう~」でした。中学校と4つの小学校の保護者がグループをつくり、各御家庭でネット、スマホのルールをどうしているのか、事例を元にして話し合いました。オンラインゲームにはまってしまった小学生、食事中も友達にメールの返信をしなくてはならない小学生、学校から帰るとずっとスマホを手放せない中学生・・・3つの事例が出てきました。
どの家庭でも悩みはあるようで、グループごと、話し合いが盛り上がっていました。
本校では、本日、学園「健康の日」として、今日から17日(日)まで行う「メディアコントロール・ウイーク」の指導を行いました。子供たちは、どれくらいメディアに触れているのだろう、小学生はどれくらいスマホを使っているのだろうと興味をもって参観していました。ある高学年のクラスでは、寝るときもスマホをもって布団に行く人?と担任の先生が尋ねると、クラスの半分以上の児童が手を挙げていました。私にとっては衝撃でした。この子たちがスマホを手放せなくなっているとしたら・・・驚きではなく、ショックです。
保健室の先生たちが作ってくださった今日の資料では、「インターネット、スマホの利用時間と脳の発達」の話や「スマホを使っている時間と数学のテストと勉強時間の関係」に関する研究結果が話題となりました。
私たちの生活を便利にしてくれる一方で、マイナス面も指摘されるスマホなどのメディア利用です。自己コントロールが十分にできない子供たちに与えるには、大人がしなくてはならないこと、考えなくてはならないことがたくさんあるなと思わされます。SNSを介したトラブルも心配です。大人が、子供を守る意識を高めていかなくてはなりません。
今週、子供たちがメディアコントロールに挑戦します。メディアに触れる時間をどれくらいにしようか、自分で考え、自分で決めて、チャレンジします。保護者の皆様、御家族の皆様の御理解と御協力、見守りと励ましをお願いいたします。