本日、4名の袋井中学の2年生が本校を訪れ、職場体験を実施しました。教育の分野の仕事に興味のある生徒さんが、職員の指導の下、教員の仕事やスクールサポートスタッフさんの仕事を見学したり手伝ったりしました。また、先生たちと話す機会もあり、準備してきた質問をして、熱心にメモを取っていました。
生徒さんたちによれば、今回の職場体験では、将来の職業について考えるだけでなく、それぞれの職場でどんなSDGsの取り組みをしているかについても調べてくることを課題としているようです。「取り組んでいるリサイクル活動はありますか」「学校で平等について気を付けていること、意識していることはありますか」などの質問が校長先生や先生方に投げかけられていました。
校地内の草取りやスクールサポートスタッフさんの手伝いをしてくれました。また、体育や音楽、英語の授業などに入って、子供たちの支援をしてくれました。優しい中学生のお姉さんたちにすぐに打ち解け、話し掛けている子供たちの姿も見られました。
自分の考えをもち、しっかりとそれを言葉で説明できる中学生の姿はたいへん立派でした。袋井中の生徒さんは、明日も一日来てくれます。より多くの子供たちとかかわってほしいなと思います。
6時間目に修学旅行説明会を行いました。
汗がしたたり落ちてくるほどの猛烈な蒸し暑さの中での開催となってしまいました。6年生の保護者の皆様、御参加をありがとうございました。
開会に先立ち、保護者の皆様には、校長から一昨日6年生の子供たちに話した「プライドとリスペクトの話」をさせていただきました。その中で、学校として指導していること、そのねらいについてもお伝えさせていただきました。なぜ、学校は子供たちにきまりを守ることを指導するのか、「割れ窓理論」を通して説明しました。きまりに対する意識や感覚、考え方は、人によって、家庭によって、違うこともあります。保護者の皆様は、どんな感想をもたれたでしょうか。
思春期の子供たちは、大人とぶつかりながら自分を確かめ、大人としての自分をつくっていきます。子供たちにとって最も身近な親や教師をよく見ています。そして、身近な大人の言葉をよく聞いています。「何が正しいのか」「どうすべきなのか」大人の言動を物差しにしながらも、だんだんと自分で判断するようになっていきます。親と先生の言うことが違うことももちろんあるはずです。子供たちが矛盾を感じることもあるでしょう。それでも、子供たちはそんな大人の姿や言葉から、自分なりの答えを見つけていくのだと思います。
今日は、学校(校長)からの話を一方的にお伝えしました。御家庭では、お家の人の考えをぜひお子さんに伝えてあげてください。学校とまったく一緒である必要はないと思います。親として、「私はこう思うよ」「あなたはどう思う?」と伝えていくことが、子供たちの判断力を育てていくことにつながると思います。
旅行の説明を聞いて、子供たちの期待も膨らんだと思います。修学旅行も、子供たちにとっては成長のチャンスとなります。すべての6年生にとって、心に残る、温かい思い出づくりの修学旅行となるよう力を尽くしてまいります。
本日、地域のボランティアさんが講師を務めてくださる「ゆたかなこころの授業」を5年生で実施しました。お二人のボランティアさんがお見えになり、準備した絵本の読み聞かせをしてくださいました。
読んでくださった絵本のうちの一冊は「おとなになるっていること」という本でした。思春期の体の成長、第二次性徴の話、男の人と女の人のからだの違い、成長の個人差、性自認などの性の多様性を考えるお話でした。
日本は先進国の中で一番「性教育」が遅れていると言われています。「性教育後進国」と指摘されることもあるようです。ユネスコが世界保健機関(WHO)とともに作成した「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」では、性教育の開始年齢は、5歳となっているそうです。
世界中のほとんどの国が、このユネスコのガイダンスを参考に性教育に積極的に取り組んでいるとしたら、日本が「性教育後進国」と言われることにもうなずけます。
もしかしたら、家庭も学校も性教育にはまだまだ消極的なのかもしれません。一方で、子供たちは日々膨大な情報にさらされています。そんな時代を生きる子供たちにとって、性教育の必要性はますます高まっているのかもしれません。
地域の大人が、ゆっくりとした口調で真剣に性のお話をしてくださいました。「あなたにとって必要なこと」「どうしても伝えたいことなんだよ」という気持ちがすごく伝わってきました。
地域の方々が、本校の子供たちの健やかな成長を私たちと同じように願い、力を貸してくださっていることを本当にうれしく思います。子供たちのうちに「ゆたかなこころ」が育まれていくと信じています。
ありがとうございました。
5年生の子供たちの聞く態度がすばらしかったこともとてもうれしく思いました。
昼休みに予告なしの避難訓練を実施しました。
昼休みの時間帯です。熱中症指数が高かったため、校庭で遊んでいる子供はいませんでしたが、校舎内の思い思いの場所で、先生も子供たちも過ごしていました。
「揺れがおさまりました。避難を開始してください。」という放送がありました。「ボクのクラスは先生がいない!」低学年の子供たちの中には、周りを見ながら、そう叫ぶ子もいました。近くにいた職員が声を掛け、避難場所のグランドへ移動します。最初に集まってきたのは、数名の2年生でした。
全員が避難を終えるまでに5分を要しました。今回は、事前に2名の児童にお願いして、職員による行方不明者の捜索の訓練もしました。教頭先生の指示で、先生たちはグループを作って、集合していない2人の捜索に出ます。「2人の子が避難できていないので、先生たちが探しに行きます。みなさんは静かに待っていてください。」担当の先生から状況の説明があり、他の子供たちは暑さに耐えながら待っていてくれました。
やがて2名の児童も先生たちに発見され、無事にグランドで合流しました。
「さっき『2人のお友だちがここにいない」と言われて、どんな気持ちでしたか?」と、指導講評のはじめに校長が子供たちに尋ねました。「こわかったです」素直にそう答えた子供がいました。
人がだれか一人でも欠けてしまうというのは、とてもこわいことです。心配なことです。災害が起こっても、だれ一人命を落とすことがないように私たちは真剣に訓練をしています。今日は、子供たちとそんな気持ちを共有できた訓練となりました。
南海トラフ大地震が実際に起こったら、パニックになる子もいるでしょうし、物に挟まったり、下敷きになったりして、避難できない人も出てくると思います。救助と避難の両方が必要になったとき、どう動くのか、様々な場面を想像しました。訓練を積み重ね、命を守れる学校をつくっていきたいと思いました。
青空委員会による月・水・金曜日のあいさつ運動は、2学期も実施しています。
加えて、昨日から2年生が中心になって行うボランティアあいさつも再開しました。1学期は教室前のげんきっ子広場で行われていたあいさつ運動が、2学期の始業式以降行われることはありませんでした。少しさみしい気持ちもしていましたが、あいさつもあいさつ運動も強制で行うものではありません。自然に任せていました。
ところが昨日、2年生の子供たちに数名の6年生が加わって、わんぱく広場であいさつ運動をしていました。今朝も、学校から最も遠い八坂の子供たちが早くに学校に到着し、数人の2年生の子供たちが2年生の先生が準備してくださったのぼり旗を持って、あいさつ運動を始めました。登校してくる児童を明るいあいさつで迎え、登校してきた子供たちのうちの何人かが、あいさつ運動に加わり、だんだんとあいさつボランティアの数が増えていきました。
「2学期がスタートしたばかりだから、生活のペースに慣れるまではあいさつ運動は控えておこう。」と2年生の先生方は考えていたそうです。目安としては9月の中旬、来週からかなと考えていたようです。ところが、子供たちの方から「先生、もうあいさつ運動を始めてもいいでしょ?」という声が上がり、その声が大きくなってきたので先生方の想定よりも早くに開始することになったとのことでした。
「やりたい!」「やってみよう!」子供たちのそんな前向きな気持ちをとてもうれしく思います。そして、それに応えてくださる先生方にも感謝しています。
朝から子供たちの気持ちのよいあいさつの声が響く浅羽東小はとってもステキな学校だなぁと今朝も実感しました。
相手に届くあいさつ、あいさつされた人が気持ちのよくなるあいさつができる人を目指したいですね。
昨日のロングの昼休みを使って、青空会議を開きました。
来月の運動会のスローガンについて話し合いました。また、運動会に向けて、自分たちができることについても意見を出し合いました。
通常、青空委員会には3年生以上の学級代表と各委員会の委員長、そして青空委員会の児童が参加します。しかし、昨日は1年生、2年生も意見を出すだけではなく、実際に話合いに参加したいと代表児童が音楽室に来てくれていました。緊張した様子でしたが、学級の代表という意識をしっかり持っていることが伝わってきました。
今年は、職員の授業研修で子供たちの学びを深める対話、話合いのあり方をテーマにしています。何について話し合うのかを明確にすることや自分の考えをもって話合いに参加し、自分の意見を述べることが有意義な話合いにするためには、大切です。また、安心して自分の意見を言うことができる雰囲気も不可欠です。
青空会議でも、各学級でまとめた意見を代表者がもって参加をしていました。スローガンの決定には至りませんでしたが、子供たちの様子を見ていて、よりよい運動会を作り上げていけそうだという期待が膨らみました。