本日、1年生に新しいお友だちが加わりました。ベトナムからやってきたお友だちです。日本語は、ほとんど話すことができません。日本語で話し掛けられても、言葉はほとんど理解することができません。それでも不思議なことに、なんとなく気持ちは伝わっているように感じます。(本人の気持ちは分からないので、本当のところは分かりませんが・・・。)
昨日の放課後、転校の手続きのために初めてお家の人と一緒に来校しました。事務室に来ていることに気づいた私は、あいさつをしようと事務室に入りました。その子はすごく緊張している様子でした。「明日からよろしくね。」私があいさつすると、椅子からスッと立ち上がって、おじぎをしてあいさつをしてくれました。それだけで十分に気持ちが伝わってきました。
登校初日の今朝は、お父さんに連れられて登校していました。玄関のところで担任の先生と会って、バイバイとお父さんに別れを告げ、昇降口に向かいました。担任の先生といっても昨日出会ったばかりです。表情は、やっぱり緊張しているように見えました。
教室では、みんなが優しく迎え入れてくれていました。転校生が来てくれたことを喜んでいる子たちがたくさんいました。
朝の時間帯にみんなに紹介されました。名前を言って「よろしくお願いします」とおじぎをしました。緊張して、名前も大きな声で言うことはできなかったかもしれません。でも、堂々とみんなの方を向いてしっかりと立ってあいさつしました。クラスの子供たちも拍手で迎えてくれました。1年生のクラスには、他にも年度途中に転校してきたお友だちが何人かいます。背筋を伸ばして、転入生の自己紹介を聞こうとしている子、小さな手で温かな拍手を送ってくれる子、みんなの優しい眼差しで教室が温かな雰囲気に包まれていました。
今学期中は、教育委員会でやっている初期支援教室に通って日本語を勉強します。3学期にフィリピンからやってきた6年生と一緒に通います。慣れない生活ですが、浅羽東小の子供たちなら、きっと新しいお友だちを大切にしてくれると思います。日本語を覚えられるかな、お友だちはできるかな、日本の食べ物は大丈夫かな、給食は食べられるのかな・・・心配は尽きません。でも、きっと大丈夫。「学校が楽しい!」すぐにそう思ってくれると信じています。
今日から3日間は、短縮4時間の日が続きます。朝からそのことをうれしそうに話す子もいました。毎日だったらそれほどうれしくはないでしょう。たまにあるから喜びが増すのかもしれません。
4年生の教室では、子供たちがタブレットを使ってグラフを作っていました。人気ユーチューバーについての調査です。「何の授業だろう?」と疑問に思って尋ねると、国語科の授業、「調べて話そう、生活調査隊」という単元の学習でした。「みんなはどうしているのかな」「みんなはどう考えているのかな」ふだん気になっていることを調査して、まとめ、発表するという単元です。
タブレットを使って、アンケートを作成し、それをみんなに送って回答してもらいます。回答を集計して、みんなに伝わりやすいようなグラフにまとめ、調査結果を発表するようです。
「何時に寝ますか」「何時に起きますか」「休日の朝食には何を食べていますか」様々な質問がありました。タブレットを使えば、わずかな時間で調査も、集計もできそうです。タブレットの有用性を実感します。「今の時代の授業だなぁ~」と思いました。
かつては行われていたであろう街頭調査も今はインターネットで簡単にできてしまう時代なのかもしれません。それでもそんな時代だからこそ、生活の中では、顔と顔を合わせてお話することを大事にしたいと思います。この単元の学習で言えば、調査したことをまとめ、対面で発表する場面を子供たちには大切にしてほしいと思います。単元の学びが進んでいくのが楽しみです。
帰りの会が終わって、昇降口を出てきた子供たちが「何時に行けばいい?」「何時にする?」そんな会話をしていました。だれかの家に集まっていっしょに勉強する約束をしていたようです。うれしそうに下校していく子どもたちの表情がとっても幸せそうでした。友達の家に集まって、顔と顔を合わせてワイワイ言いながら勉強?!する子供たちの姿を想像しました。
三連休明け、久しぶりに青空が広がった清々しい朝となりました。花粉症の人にとっては、雨上がりは大変だと思いますが・・・。連休中を含め、雨の日が多かったので気持ちのよい青空がなんだかとても貴重に感じられました。
今日と明日は朝の時間帯に月例テストを行っています。国語と算数の基礎基本を身に付けるためのテストです。あらかじめ範囲が示され、事前に準備することができるテストです。子供たちには、「努力は報われる」という経験を積み重ねてほしいと思って先生たちも指導をしています。毎回、満点をとった子供たちは満点賞として掲示にて称揚されています。今年最後の月例テスト、「三連休にしっかり勉強してきました!」という子が多いといいなぁと思いました。
中学校や高校では、定期テストが実施されています。あらかじめ範囲が示され、自分で計画を立てて勉強して、テストを受けます。「テスト」と真剣に向き合い、一生懸命努力する人になれるのかどうかは、もしかしたら小学校の時にその土台をつくっているのかもしれません。どんな気持ちで月例テストと向き合っていますか。明日は今あるがごとし!今、月例テストに真剣に向き合って努力できている人は、きっと中学校でもしっかり努力できる人になれると思います。人に言われてやるよりも、自分で気持ちをふるいたたせてやった方がやる気が増すはずです。明日のテストも一生懸命がんばってほしいです!
がんばれ、小学生!
卒業式まで一ヶ月を切りました。今週から6年生は校長先生との会食を開始しました。毎日、5,6人で校長室を訪れ、校長先生と一緒に給食を食べながらお話をしています。ふだん一人寂しく給食を食べている校長先生にとっては、子供たちとお話をしながら食事ができる会食はとっても楽しみなイベントです。
会食では、サイコロ・トークを行っています。サイコロをふって出た目のテーマでお話をしてもらっています。1つの目に対して、2つのテーマが用意されていて、サイコロをふった人がどちらか話しやすいテーマを選んで、話をします。「人の話を絶対に否定しないこと」がルールです。笑ったりバカにしたりすることも相手を否定することと同じですが、ふだんから相手を大切にしている6年生ですから、このルールは当たり前に守れていそうです。
「6年間で一番印象に残っている先生は?」「6年間で一番心に残っている学年は?」「6年間で一番楽しかったことは?」小学校の思い出を尋ねる質問もあれば、「中学で楽しみにしていることは?」「中学で不安なことは?」「将来やってみたい職業は?」といった将来や未来に関する質問もあります。
どの子の話もとっても興味深く、どの子もしっかりした考えをもっていることが分かります。校長先生の知らない過去の浅羽東小の様子も知ることができます。
コロナ禍前は、机をグループのかたちにしてワイワイ話しながら給食を食べていました。先生によっては、各班を回ってグループに入れてもらって一緒に話をしながら給食を食べる先生がいたかもしれません。
食卓を囲んで・・・という状況が心も緩み、親しくなれるような気がします。
一昨日の会食も、昨日の会食も、今日の会食もとっても楽しかったです。
今週は、雨の日が多いという予報が出ています。登下校や体育の授業、昼休みのことを考えると予報が覆ることを期待したいところです。一方で、湿度が高くなることでインフルエンザなどの感染症は少し収まるのでは・・・と期待もしてしまいます。
さて、今日はおいしい給食課から二人の栄養教諭の先生方が6年生を訪問してくださいました。朝の時間帯には、「食」の大切さについてお話してくださいました。
ほとんどの人は、思春期に体がグッと成長する「成長スパート」を経験します。一年間で身長が8㎝、9㎝伸びたという人も珍しくありません。成長スパートがいつくるのかはだれにもわかりませんし、開始年齢には、4~5年の個人差があると言われています。6年生の中にもこの一年ですごく背が伸びたという人がいるのではないでしょうか。
6年生のみなさん、あなたの成長スパートはもう始まっていますか。
せっかく成長スパートの時期を迎えたのに、成長するために必要な栄養を十分に摂取できていなかったとしたらどうでしょう。十分な成長を遂げることができないまま成長スパートが終わってしまった・・・なんてことも起こってしまいます。
今日は、栄養教諭の先生たちが「必要な栄養素をしっかり摂取することができるよう多少の好き嫌いがあってもがんばって食べましょう」とお話してくださいました。
本校は、給食の残食が非常に多く、市内で相対的に比較すると「特に多い」学校にあてはまってしまいます。子供たちの成長に必要な分量が提供されている給食です。残食は少ない方がよいのですが、私が子供のころのように残さず食べさせる指導は行っていません。栄養教諭さんが、「勉強はいつでもやることができます、いつでもがんばれば追いつくことができます。でも、体の成長は、いつでもというわけにはいきません。成長できる今の時期を大切にしてください。」とおっしゃっていました。とうの昔に体の成長は止まり、衰えていくだけの私には、この言葉が身に染みました。横への成長は抑えられるよう運動だけは頑張ろうと思いました。
体の成長には、バランスのよい食事、十分な睡眠、適度な運動が大切だと言われます。
栄養教諭の先生たちは、お昼にも給食の様子を参観しながら食育指導をしてくださるために再び来校してくださいました。
栄養教諭さんがお二人とも6年生の子供たち、学級の落ち着いた態度や雰囲気に感心されていました。折に触れて学校を訪問し、子供たちを見てこられた先生たちです。かつての子供たちの姿も思い出したのでしょう。成長した6年生らしい立派な態度、立ち居振る舞いを褒めてくださいました。たしかに写真で見ても、みんなが先生の方を向いて話を聴いています。「相手を大切にした聴き方」さすが、浅羽東小の6年生です。私もうれしかったです。
<昼休みのボランティアによる輪飾りづくりの様子>
「一月往ぬる二月逃げる三月去る」と言われるとおり、一月はあっという間に行ってしまいました。二月も逃げるように過ぎてしまいます。一日一日を大切に過ごしたいと思います。
ロングの昼休みに楽しそうに遊ぶ子供たちの姿がたくさん見られました。青空委員会主催の青空フェスティバル(特技発表会)に向けて縄跳びや鍵盤ハーモニカの練習をしている子供たちもいました。フェスティバルが楽しみです。
そんな中、6年生を送る会の準備をしている輪飾りづくり担当の5年生が、1~4年生に呼びかけてボランティアを募り、昼休みに輪飾りづくりをしました。1年生は、5年生が作り方を説明すると真剣に耳を傾け、周りの先生や友達に確認しながら一つ一つの紙を丁寧につなぎ合わせていました。だんだん長くなる輪飾りをもっと長くしたいと友達のものとつなぎ合わせ、その出来栄えに大満足していました。6年生に下級生の感謝の思いが伝わるといいなと思います。
<2年生の生活科の合同授業の様子>
<5年生の音楽の授業の様子>
生活科や音楽の授業では、6年生を送る会や卒業式に向けての学習を進めている学級や学年がありました。2年生は、1組2組合同で、6年生へのメッセージ発表の役割決めと発表の練習をしていました。6年生への感謝の言葉を聞いていると6年生を送り出す気持ちになってしまい、なんだかさみしくなってしまいました。
音楽室からは、リコーダーの演奏が聞こえてきました。音楽室に入ると、5年生が卒業式で演奏する曲を練習していました。中学校の教頭先生がわざわざ授業をしに来てくださる学級の音楽の授業でした。「美しい音色を出すポイントはなんだろうか」というのが、今日の学習課題でした。6年生のために心を込めてきれいな音での演奏しようと頑張ってしました。正確できれいな演奏をするために、曲をいくつかに区切って、繰り返し繰り返し練習していました。練習するたびに子供たちは「正」の字に線を1本書き足します。ワークシートの記録に、何度も何度も練習した跡が見て取れました。自分の頑張ったことを「見える化」することは自信にもつながります。
授業を見させてもらった私は、6年生のために努力する子供たちの姿に感動してしまいました。人のために頑張れるってステキですね。6年生に5年生の頑張りがしっかり届くといいなと思いました。
3学期のテーマの一つは、「感謝」です。みんなで6年生に感謝の思いを届けたいですね。