今年度、最後にして最大の学校行事、卒業式が終わりました。
天候も守られ、穏やかな日になりました。今年は四年ぶりに、在校生代表として5年生も参加して6年生の旅立ちをお祝いしました。
卒業生のりりしい姿、立派でした。5年生の在校生代表としての態度、立派でした。感動で心が震える卒業式になりました。
保護者の皆様、6年間、本校の教育活動への御理解と御支援をありがとうございました。ご卒業おめでとうございます。
本日で、半年間、勤務してくださった教育支援員さんと、6年間勤務してくださった図書館サポーターさんが、本校での勤務を終えられました。
支援員さんが、比較的多く支援に入ってくださっていた3年1組では、担任の先生がお別れの場を設定してくださり、支援員さんが子どもたちにお話をしてくださいました。4月からは教育の仕事から、福祉の仕事に、職を変えられるそうです。中には、抱きついて別れを惜しんでいる子もいました。
図書館サポーターさんは、6年間本校の図書館の整備や本の貸し出し管理等のお仕事をしてくださいました。黙々と作業をしてくださり、子どもたちが使いやすい図書館をつくってくださいました。来年からは、市立図書館から職員が来てくださり、学校図書館の運営を手伝ってくれます。
子どもたちを愛し、浅羽東小を愛し、一生懸命お仕事をしてくださったお二人には、言葉では伝えきれない感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
春は別れの季節です。別れはさみしいことですが、一つ一つの出会いが子どもたちの心に残り、子どもたちを人として成長させてくれていると感じています。
<3学期を振り返って・・・各学年の代表児童>
<書き初めコンクール県優秀賞の表彰>
本日、リモートで修了式を行いました。
各学年の代表児童が、今年がんばったことを振り返り、意見発表をしました。どの学年の子も代表にふさわしい立派な発表でした。
校長先生からは、「ありがとう」は魔法の言葉というお話がありました。詳細は、学校便り3月号で御確認ください。
修了式の前に、県の書き初めコンクールで優秀賞に輝いた2人の児童の表彰も行いました。県審査での入賞です。大変すばらしい賞を受賞しました。
昨日、東っ子集会をリモートで開催し、6年間同じ筆箱を使い続けた児童を称揚しました。
38人の6年生が、6年間大切に使い続けることができました。
何でも使い捨ての時代となり、物がなかった時代に比べると物を大切にしない人が増えたと言われます。学校でも、落とし物はたくさん出てくるのですが、持ち主が出てこないということがたくさんあります。まだ使えるのに使ってもらえないなんて、「もったない」ことです。
日本に来られた外国の方々が日本の「もったいない」という言葉と文化に感銘を受けたと言う話がかなり昔に話題になりましたが、「もったいない」の文化は失われつつあるのかもしれません。
そのような中、38人もの6年生が同じ筆箱を6年間使い続けたというのは、ステキなことです。小学校に入学するとき、お家の人に筆入れに記名してもらったり、筆入れの中身をそろえたりしたことを思い出すのではないでしょうか。
物を大切にする気持ちを大切にしたいですね。
図書館担当の朝子先生から、「学校図書館だよりNo.9」が出されました。
今回のお便りの主な内容は、「1年間のベストリーダー」でした。リーダーと言ってもleader(指導する人)ではなく、reader(本を読む人)です。今年、学校の図書館の本をたくさん借りた子どもたち、トップ10が紹介されました。
最多は、2年生の児童で218冊。登校した日に毎日1冊ずつ借りても追いつけない冊数です。驚きました。トップ10の子どもたちは年間100冊くらいの本を借りています。
読書の質と量を向上させることは、学力向上にも効果的であると言われています。
読書をすることで、「長い文章を読めるようになった」「新しいことを知ることができた」「知っている漢字やことばが増えた」「興味のあることが増えた」「自分の考えを文章に書けるようになった」「新しいことをすでに知っていることと結びつけて考えるようになった」など、様々なことができるようになったと、実際にたくさん本を読んでいる子どもたちが回答したそうです。ベネッセが行った調査では、「読書量が多い児童」ほど、成績が伸びる傾向があることが分かったそうです。国・算・理・社の4科目全てで成績が伸びたそうですが、最も伸びが著しかったのは、意外にも算数だったそうです。
読書をする時、私たちは本に夢中になって没頭します。実は、このことが学習面でプラスの効果を生むとも言われています。ただ、読書に没頭できるほど本好きになるのは容易なことではありません。本に没頭するには、①十分な「時間」と ②静かな「空間」と
③ちょうどいい「本」
という3つの条件が必要だそうです。
もうすぐ春休み。いつもより「十分な時間」がとれそうな春休みに「よい本」に出会って、「静かな場所」で読書の楽しさを感じられたらいいですね。
<4年2組の背面黒板>
<春ですね・・・>
<今週の登校の様子>
今週は、日本列島に温かい空気が入り込み、朝晩の冷え込みは厳しいものの、日中はかなり暖かい陽気が続いています。委員会の子どもたちと担当の先生が一生懸命お世話をしてくれたパンジーやビオラもきれいな花が目立つようになりました。チューリップもだんだんと葉が大きくなってきました。春を感じます。
4年2組の教室の背面黒板には、とっても上手なひな人形の絵が描かれています。教室に入った瞬間に目を奪われるほどの出来映えです。ひな祭りは過ぎていますがいつまでも残しておきたい気持ちになります。係の子どもたちががんばりました。
昨日、登校してきた子どもがツクシをくれました。もうこんなに大きくなっているんだと春の訪れを感じ、驚きました。
今週から、登校時には、5年生がリーダーとして登校班の先頭を歩くようになりました。班の最後尾にも5年生が配置され、列全体を見守る役割を任されています。5年生の子どもたちの自覚も高まり、これまでバラバラになりがちだった登校班もかなりまとまって登校できるようになりました。5年生の子どもたちは、これまで6年生が担ってきてくれた最高学年としての責任の重さや大変さを感じているのかもしれません。
上級生とはいえ、下級生の思いやりや協力がなければ5年生も登校班をまとめることはできません。みんなで「自分も相手も大切にして」登下校してくれるといいなと思っています。
毎朝、多くのスクールガードボランティアさんがあちこちに立ったり、学校まで子どもたちといっしょに歩いたりしながら子どもたちの安全確保に努めてくださっています。保護者の皆様も交差点や横断歩道に立って、子どもたちを見守ってくださっています。本当にありがとうございます。
さあ、5年生のみなさん、学校のリーダーとしてがんばりましょう。登下校中のあいさつについても、5年生が大きな声で気持ちのよいあいさつをしてくれると班の下級生も、5年生に習って同じようにあいさつができるようになると思います。明るく、気持ちのよい地域づくりに貢献しましょう。
みなさんのあいさつで、地域のみなさんを幸せな気持ちにしてください!
昨日、2人の児童の自主勉強の取り組みを紹介したところ、「私も自主勉強がんばってます!」そう教えてくれた2年生がいました。
さっそく自主勉ノートを持ってきて見せてくれました。ノートを見ただけで、子どもたちのがんばりが伝わってきます。「季節について調べよう」「トンボの幼虫の飼い方」「まちがえた問題をとこう」「水を入れたペットボトルはなぜ立つの?」「犬の年齢を人の年齢にしてみたら」「こおったパンジーがもとにもどった」どのページを見ても「がんばったね~!」と言いたくなるノートでした。
私自身は中学生だったとき、英語のノートを自主勉強でやっていました。宿題でもないのに、毎日3ページくらいやっていました。中2と中3では、一年間で15冊やっていました。動機は何か?英語の先生に見てもらって、「Very Good!」と書いてもらいたい、ただただそれだけでした。口数の多い先生ではありませんでした。気軽に話しかけることができないくらい厳しくこわい印象の先生でした。でも、その先生のことが大好きで尊敬していました。その先生に認めてもらいたかったのだと思います。やがて、英語が得意になり、テストの点数も伸び、自信もつきました。そして、中学校の英語の先生になりました。
自主勉強をがんばっている子どもたちのキラキラした目を見ながら、その子たちの将来の姿を想像します。なりたい自分を見つけて、夢に向かってがんばってってほしいなと思っています。
他にも自主勉強をがんばっている子が、たくさんいると思います。みんなのノートを見たくなりました。
昨日2年生の2人の児童が、週末に取り組んだ自主勉強ノートを見せに職員室、校長室に来てくれました。ノートを見せてもらうと、自分の調べたことやまとめたことがびっしりと書いてありました。絵や図でまとめてあるページもあり、感心しました。
「心ってどこにあるの?」「インコやオウムはどうしてしゃべれるの?」「英語を覚えよう!」「学力調査テスト、月例テストでまちがえた漢字を練習しよう!」自主勉で何をやろうか、自分で考え、取り組んだ様子が伝わってきます。たくさんの先生たちに認めてもらい、2人ともとてもうれしそうでした。
「どうしたら子どもは進んで勉強するようになるのだろう?」そんなふうに悩んでいる保護者がいるかもしれません。「勉強しなさい」という上からの命令だけでは、なかなか子どもは動かないものです。動いたとしても、嫌々モードでは学習の効果もあまり期待できません。
認めてもらった子、ほめてもらった子は、一層やる気を高めます。できたときには大いに認めてあげてほしいと思います。勉強に興味をもたせる声掛け、子どものやる気を高める声掛け、私たち大人も常に考え、学び続けていかなければなりません。
年度末が近づいてきました。今年の学習内容は、今年のうちに定着させておきたいものです。がんばれ~、子どもたち!
2週間ほど前、市内在住の杉山満芳先生が学校に立ち寄ってくださいました。杉山先生は、平成7年4月から平成11年3月までの4年間、本校2代目の校長としてご勤務されました。
当時の先生方は、新設された本校の植栽をかなり手伝ったそうです。校内の樹木を見ながら、木々が大きく育っているようすを懐かしそうにご覧になっていました。
その時、職員玄関わきのドウダンツツジが所々枯れて、なくなっているのにお気づきになりました。そして、「うちにあるで、また持ってくるよ。」とおっしゃってくださいました。
本日、その杉山先生が30㎝くらいの苗木を5本持ってきてくだいました。自宅から鍬とジョーロとバケツも持参され、お一人でせっせと植えてくださいました。
ありがとうございました。
「愛情の反対は、無関心です」これはマザーテレサの言葉ですが、今でも本校に関心を持っていてくださる杉山先生の浅羽東小学校を大切に思う気持ち、愛情を感じました。
来校した際には、職員玄関にそのまま入らず右に曲がり左手の足下の植え込みをぜひご覧ください。杉山先生からいただいたかわいいドウダンツツジが根付き、やがて小さなかわいい白い花(最後の写真)をたくさん咲かせてくれると思います。
杉山先生が本校の校長先生だったとき、小学生だったという保護者がいるのではないか、と思い、杉山先生にお願いして写真を撮らせてもらいました。
6年生は、先週月曜日から、6人ずつ校長室で給食を食べています。校長との会食のためです。
昨年度は、感染症対策で会食を実施することはできませんでした。今年は、卒業を前に校長先生といっしょに会話と食事を楽しんでいます。
不安げな表情で校長室に入ってくる子もいます。滅多に入ることのない校長室、「校長先生と、何を話せばいいんだろう?!校長先生といっしょに昼食をとるなんて・・・」そんな不安な思いでやってくる6年生もいるかもしれません。
沈黙はつらいので、校長先生の方でトークテーマの書かれた紙を用意してくれています。「サイコロをふって出た目のお題の中から、どちらか話しやすいものを選んで、お話してください。」6年生は順番にサイコロをふって話し始めます。
テーマは、校長先生が6年生に聞いてみたいことのようです。普段の会話であまり聞かれないような質問もあります。友達が話すのを聞いていて、同級生の新たな一面を発見する子もいるでしょう。中には、自分の順番でもないのに、話し始めてしまう子もいます。お話することは、子どもたちにとって、純粋に楽しいことなのです。
コロナ禍以前の学校では、給食時、自由に会話をすることができていました。中には笑いのツボに入って笑いが止まらなくなってしまう子、時には牛乳を飲みながら吹き出してしまう子もいたように記憶しています。今後コロナ対応も大きく変わっていきますが、以前のように戻るのかどうかは分かりません。子どもたちにとって給食が楽しい時間に戻ることを願っています。