







昨日(10月16日)は、世界食糧デーでした。世界中で食料危機に直面している弱い立場にある人々がそこから回復すること、そして、世界中が食料の生産から消費までの過程で協力し合うことで、みんなが幸せに生きられる世界にしていこうと呼び掛ける目的で制定された日です。
食糧不足、飢餓とは無縁の日本では、世界中の飢餓に苦しむ人々に目を向けることができる人は多くはありません。SDGsの2番目の目標が「飢餓ゼロ」ですが、意識している人はどれくらいいるでしょうか。
10月16日に合わせてかどうかは分かりませんが、昨日ちょうどおいしい給食課から「1学期の残菜率」に関する文書が学校に届きました。
本校における4月から7月における残菜率は、12.0%です。市内に12の小学校がありますが、本校の残菜率は3番目に高い数値になっています。最も残菜率の低い学校の残菜率は3.5%、大きな差があることが分かります。
ちなみに本校の令和4年度における年間の残菜率は、9.9%でした。昨年度も残菜率の高さは上から3番目、上位3校は今年も昨年も同じ学校です。
世界食糧デーに合わせて、子供たちといっしょに考えたかったのですが、機を逸してしまいました。世界で飢餓に苦しむ人は10人に1人、約8億2800万人だそうです。毎日、大量に食料を廃棄している日本ですが、日本の食料自給率は38%、小麦も大豆もトウモロコシも80%以上を海外から輸入しています。
昨日の給食の際、実施どれくらいの給食が残っているのか、教室をまわってみるとたしかにかなりの量の残菜がありました。世界で飢餓に苦しむ人がこれを見たらどう思うだろうと考えると言葉を失います。それでも配ぜん後、お代わりをする子供たちもたくさんいてうれしく思いました。「好き嫌いをできるだけなくそう」「食べ物をムダにしない」子供たちと話し合ってみたいテーマです。










子供たちが楽しみにしていたお祭りが終わりました。今朝の登校時の子供たちはやや疲れ気味でした。それでも、「お祭りどうだった?」と声を掛けると、どの子もニッコリ笑顔を見せてくれました。「先生、先生、こんな声になっちゃった!」とかすれた声を振り絞って話し掛けてくれる子もいました。存分に楽しんだということが伝わってきました。
いよいよ運動会の週となりました。
体調を崩している子供たちもいます。こじらせないよう今一度体調管理に気を付け、土曜日に備えたいものです。
朝の時間帯には、応援リーダーが各教室を訪れ、応援練習をリードしてくれました。下級生を指導する高学年のリーダーの子供たちがとってもステキでした。
昼休みには、開閉会式の練習を行いました。今日は、開会の言葉を発表する1年生も練習に加わりました。大きな声で、発表している1年生の姿もとってもステキでした。
本番がどんどん、どんどん楽しみになってきます。






袋井市の保幼小中一貫教育も4年目を迎えています。子供たち、職員の校種間交流も増え、相互理解はかなり深まってきたと感じています。
先週木曜日と本日、本校の2年目の先生が浅羽東こども園で研修を行いました。また、本日は園から中堅の先生が本校にお見えくださり、主に1年生の子供たちの様子を参観しながら、子供たちと一緒に過ごしてくださいました。
小学1年生の子供たちが、小学校生活に戸惑い、適応に苦しむ「小1プロブレム」という問題が指摘されるようになってかなりの年月が経っています。一貫教育を進めていく中で、小1プロブレムの解決も図られています。
園での研修を終えた職員が、「園ではこんな工夫をしていました」「園のこんなところがすごいなと思いました」とたくさんのお土産を持ちかえってきてくれました。
子供の自主性を大事にして、子供に任せ、先生たちは環境を整えてあげることに注力しているこども園と比べると、小学校ではまだまだ集団生活を重んじ、子供に押しつけてしまっていることが多いのかもしれません。子供たちの健やかな成長のために、保育園・こども園との連携をより一層充実させていきたいと考えています。










今日は2年生の各クラスにぐりとぐらの会のボランティアさんが読み聞かせに来てくださいました。
毎回のことですが、学年を考慮して、子供たちのための本を厳選してきてくださっています。2組では、「たかこ」という絵本を読んでくださいました。ある日、クラスに転校生がやってきた・・・名前は「たかこ」・・・平安貴族の格好をして、「いとはずかし」なんて言葉を使うみんなとは少し違う転校生のお話でした。人とは違う、それを大事にする、受け入れる、楽しい絵本でしたが、たくさんのことを考えさせられるお話でした。
「ステキな絵本ってたくさんあるんだな」、いつもそう思わされます。
ボランティアさんたちの働きに感謝、感謝です。
昨日は、将棋の藤井聡太8冠のニュースでもちきりでした。昨日も対局中、互いに1時間も2時間も次の一手を考える場面があったようです。その集中力に頭が下がります。読み聞かせの最中、集中できていない子が何人かいて気になりました。一方で、読み聞かせの世界にスッと入っていける子供たちも大勢います。絵本に興味がもてないのかな、読み聞かせをしてくださる方のことが気にならないのかな、子供の内面が分からないだけに不思議に思いました。
おうちで読み聞かせをしているときのお子さんの様子はいかがですか。

夏休みに取り組んだ理科の自由研究で、4年生の児童が磐周地区審査会で金賞に選ばれました。おめでとうございます。たいへん優れた研究で、県の審査会にも出品されました。
研究の内容は、味噌だそうです。自分で味噌をつくってみたいと去年の10月から味噌づくりを始めたそうです。3年生の国語で「すがたをかえる大豆」という説明文を勉強しました。研究のきっかけはそれだったのかも・・・と想像します。
長い時間をかけ、つくった味噌を今、家族で味わっているそうです。手作りの味噌、どんな味なんでしょうか。日々姿を変える大豆をワクワクしながら観察したのだと思います。
おうちの人の協力もあって、社会科の自由研究では、各地の味噌蔵を見学に行ったとか・・・。
何かに興味をもってとことん追究する・・・ステキだなぁと思いました。
我が家では夏休みに入ってから毎年こんな会話をしているような気がします。「今年の夏休みは何か理科の自由研究やってみたら?」「え~、自由研究ぅー、めんどくさぁい。他の課題にするよ」
夏休みに入ってからではダメですね。普段から子供が興味をもちそうなものを話題にしていかなければ・・・。反省しました。


夏休み学習室でも学習支援のボランティアをしてくださっている赤山さんが、20冊の絵本を寄贈してくださいました。ありがとうございました。
2年生が、国語の授業でアーノルド・ローベルさんの「お手紙」を勉強しています。同じ作家さんの絵本を中心に20冊を寄贈してくださいました。登録でき次第、図書館におきます。楽しみにしてください。
地域の皆様の学校への御支援に心より感謝申し上げます。










<5年生 算数 勉強は積み重ねです!>



今週は、浅羽中学の2年生、男子生徒5人が本校で職場体験をしました。4日(水)と5日(木)の二日間の体験です。働くとはどういうことか、中学生なりに考えたことでしょう。
教育界もそうですが、今あらゆる業界で人手不足、労働力不足が問題になっています。業種によっては、すでに何年も前から外国から若者を招き、労働力をカバーしてもらっている実態があります。
一方で、我が国のニート(15歳~34歳までの若者で、就業、就学、職業訓練のいずれもしていない人)の割合は、2%台で推移しています。50人に1人よりも少し多いくらいの割合です。
子供たちが、将来に向けて望ましい勤労観、職業観を養っていくためには、今回のような職場体験には重要な意味があると思います。我が子を見ていても、将来社会に出てがんばって働いてほしいと思いつつも、親として何ができるのか、何をすべきなのかはなかなか見えません。
今回、浅羽中学から来てくれた5人のうち、4人は本校の卒業生でした。先週来てくれた袋井中の生徒さんと同じ質問をしてみました。
・相手を大切にした聞き方は、本校児童の文化になっていると思いますか
「文化として十分定着している」:2人 「定着しつつある」:3人
・相手の心に届くあいさつは、本校児童の文化になっていると思いますか。
「文化として十分定着している」:4人 「定着しつつある」:1人
今回も否定的な回答は、ゼロでした。あいさつについては、かなり文化として定着してきているようです。聞き方については、まだまだ課題があるようです。みんなで意識してプライドをもって取り組めるといいなと思っています。
さて、今回も小学校ではこんなことをがんばっておくことが大切だというアドバイスもお願いしました。中学生からの言葉です。
・勉強は大切だが、一番はだれとでも関わっていけるコミュニケーション力だと思う
・休み時間から授業の時間への切り替え
・小学校で習う勉強
・勉強を前々からやりテストの前には必ずワークの見直しなどをすることが大切
・中学校の数学は小学校の算数の応用で、それを使うから算数はしっかりやったほうがいい
勉強に関する助言が多かったですが、算数については袋井中学の生徒さんからも同じようなメッセージがありました。今日、5年生の算数の授業を参観しましたが、分数の約分を勉強していました。小学校であっても、学習は積み重ねです。算数は特に1年生の足し算、引き算の勉強からだんだんと積み上げていきます。分数の約分では、公約数を見つけることが必要です。「最大公約数を見つけることができれば一発で約分できるよ」先生からそんな話がありました。約数を見つけるためには、2年生で習ったかけ算九九を使います。約分するためには、3年生で習った割り算を使います。かけ算や割り算が身に付いていないと、約分することができません。参観中、約分の練習問題に苦戦している子供たちがいるのに気がつきました。一緒に問題を解きながら、子供たちが「自分は○○ができないから、それを勉強しよう」と前向きな気づきをもてるといいなと願いながら接していました。頑張っている子供たちを精一杯応援し、支援していきたいです。
<6年2組 楽器演奏発表会の様子>







<6年1組 英語スピーチ発表会の様子>




以前のような蒸し暑さがなくなり、涼しい秋の空気が気持ちのよい季節になりました。
6年2組の音楽の授業では、合奏の発表会を行っていました。人前に出て演奏する、自分がやるとなったらドキドキするだろうなと思いながら聴かせてもらいました。発表が終わると温かな拍手に包まれていました。安心な心地よい空気に満ちていました。
6年1組では、夏休みの思い出のスピーチ発表の続きが行われていました。原稿を見ることなく、堂々と発表する姿がステキでした。中にはかなりの量の英文をきれいな発音で発表している子もいました。教室内が、ざわつくほど見事な発表でした。
6年生の子供たちの授業への取組がたいへん前向きです。最上級生の子供たちの姿をうれしく思いました。芸術の秋、学問の秋、真っ盛りです。