夏休みに取り組んだ理科の自由研究で、4年生の児童が磐周地区審査会で金賞に選ばれました。おめでとうございます。たいへん優れた研究で、県の審査会にも出品されました。
研究の内容は、味噌だそうです。自分で味噌をつくってみたいと去年の10月から味噌づくりを始めたそうです。3年生の国語で「すがたをかえる大豆」という説明文を勉強しました。研究のきっかけはそれだったのかも・・・と想像します。
長い時間をかけ、つくった味噌を今、家族で味わっているそうです。手作りの味噌、どんな味なんでしょうか。日々姿を変える大豆をワクワクしながら観察したのだと思います。
おうちの人の協力もあって、社会科の自由研究では、各地の味噌蔵を見学に行ったとか・・・。
何かに興味をもってとことん追究する・・・ステキだなぁと思いました。
我が家では夏休みに入ってから毎年こんな会話をしているような気がします。「今年の夏休みは何か理科の自由研究やってみたら?」「え~、自由研究ぅー、めんどくさぁい。他の課題にするよ」
夏休みに入ってからではダメですね。普段から子供が興味をもちそうなものを話題にしていかなければ・・・。反省しました。
夏休み学習室でも学習支援のボランティアをしてくださっている赤山さんが、20冊の絵本を寄贈してくださいました。ありがとうございました。
2年生が、国語の授業でアーノルド・ローベルさんの「お手紙」を勉強しています。同じ作家さんの絵本を中心に20冊を寄贈してくださいました。登録でき次第、図書館におきます。楽しみにしてください。
地域の皆様の学校への御支援に心より感謝申し上げます。
<5年生 算数 勉強は積み重ねです!>
今週は、浅羽中学の2年生、男子生徒5人が本校で職場体験をしました。4日(水)と5日(木)の二日間の体験です。働くとはどういうことか、中学生なりに考えたことでしょう。
教育界もそうですが、今あらゆる業界で人手不足、労働力不足が問題になっています。業種によっては、すでに何年も前から外国から若者を招き、労働力をカバーしてもらっている実態があります。
一方で、我が国のニート(15歳~34歳までの若者で、就業、就学、職業訓練のいずれもしていない人)の割合は、2%台で推移しています。50人に1人よりも少し多いくらいの割合です。
子供たちが、将来に向けて望ましい勤労観、職業観を養っていくためには、今回のような職場体験には重要な意味があると思います。我が子を見ていても、将来社会に出てがんばって働いてほしいと思いつつも、親として何ができるのか、何をすべきなのかはなかなか見えません。
今回、浅羽中学から来てくれた5人のうち、4人は本校の卒業生でした。先週来てくれた袋井中の生徒さんと同じ質問をしてみました。
・相手を大切にした聞き方は、本校児童の文化になっていると思いますか
「文化として十分定着している」:2人 「定着しつつある」:3人
・相手の心に届くあいさつは、本校児童の文化になっていると思いますか。
「文化として十分定着している」:4人 「定着しつつある」:1人
今回も否定的な回答は、ゼロでした。あいさつについては、かなり文化として定着してきているようです。聞き方については、まだまだ課題があるようです。みんなで意識してプライドをもって取り組めるといいなと思っています。
さて、今回も小学校ではこんなことをがんばっておくことが大切だというアドバイスもお願いしました。中学生からの言葉です。
・勉強は大切だが、一番はだれとでも関わっていけるコミュニケーション力だと思う
・休み時間から授業の時間への切り替え
・小学校で習う勉強
・勉強を前々からやりテストの前には必ずワークの見直しなどをすることが大切
・中学校の数学は小学校の算数の応用で、それを使うから算数はしっかりやったほうがいい
勉強に関する助言が多かったですが、算数については袋井中学の生徒さんからも同じようなメッセージがありました。今日、5年生の算数の授業を参観しましたが、分数の約分を勉強していました。小学校であっても、学習は積み重ねです。算数は特に1年生の足し算、引き算の勉強からだんだんと積み上げていきます。分数の約分では、公約数を見つけることが必要です。「最大公約数を見つけることができれば一発で約分できるよ」先生からそんな話がありました。約数を見つけるためには、2年生で習ったかけ算九九を使います。約分するためには、3年生で習った割り算を使います。かけ算や割り算が身に付いていないと、約分することができません。参観中、約分の練習問題に苦戦している子供たちがいるのに気がつきました。一緒に問題を解きながら、子供たちが「自分は○○ができないから、それを勉強しよう」と前向きな気づきをもてるといいなと願いながら接していました。頑張っている子供たちを精一杯応援し、支援していきたいです。
<6年2組 楽器演奏発表会の様子>
<6年1組 英語スピーチ発表会の様子>
以前のような蒸し暑さがなくなり、涼しい秋の空気が気持ちのよい季節になりました。
6年2組の音楽の授業では、合奏の発表会を行っていました。人前に出て演奏する、自分がやるとなったらドキドキするだろうなと思いながら聴かせてもらいました。発表が終わると温かな拍手に包まれていました。安心な心地よい空気に満ちていました。
6年1組では、夏休みの思い出のスピーチ発表の続きが行われていました。原稿を見ることなく、堂々と発表する姿がステキでした。中にはかなりの量の英文をきれいな発音で発表している子もいました。教室内が、ざわつくほど見事な発表でした。
6年生の子供たちの授業への取組がたいへん前向きです。最上級生の子供たちの姿をうれしく思いました。芸術の秋、学問の秋、真っ盛りです。
10月の健康の日のテーマは、目の健康です。
4月に実施した視力検査で、左右それぞれの視力をA・B・C・Dで判定しています。眼科への受診を勧められた人は、目医者さんに診てもらいましたか。黒板の字が見えにくいままにしている人はいませんか。
今日の健康の日でも紹介されていましたが、昭和の終わりから平成にかけて日本では目の悪い人がどんどん増えていきました。令和元年度で、視力1.0未満の小学生は3人に1人、中学生では2人に1人、高校生では3人に2人の割合にまでなってしまったそうです。
浅羽学園の中学生の視力検査の結果も紹介されました。中学生では、令和元年度に比べると令和5年度には、視力1.0未満の生徒(円グラフのオレンジ色)の割合が増加しています。目の悪い人が増えている、女子の方が目の悪い人が多いが、男子も急増しているのが分かります。
浅羽学園の小学生についても、令和元年度より今年度の方が目の悪い人が増えています。
学校にも一人一台端末が整備されました。子供たちがタブレットの画面を見つめる時間が明らかに増えました。家で、スマホやゲーム機を使用している人も多いと思います。近くのものを見る機会がどんどん増えていることで目に大きな負担がかかっているようです。
「今日も朝起きて、すぐゲームやった!」大きな声でそう発言する子がいました。事実なのかは分かりませんが、目の健康だけでなくいろいろな意味で心配になりました。
スマホ、タブレット、パソコンを使う時の注意事項として、次のようなことが話題になっていました。御家庭でもお子さんと一緒に御確認ください。
・画面から目を30cm以上離す。(猫背にならない)
・目が乾燥しないよう意識的にまばたきする。
・長時間、連続で使わず目を休ませる。(遠くを見るようにするとよい)
・寝る1時間くらい前からは使わない。
最後に毎月行っている自分の生活を振り返る活動をしました。どの子も素直に自分の普段の生活を見直していました。
<昇降口の誕生日の掲示>
<紙芝居の様子(6年生)>
<新しい職員(支援の先生)の自己紹介>
10月に入りました。昇降口には10月生まれのお友だちの紹介が掲示されています。年度の折り返しをちょうど迎えたことになります。
朝晩の気温がようやく下がるようになり、ぐっすり眠れるようになったと感じている人もいると思います。一方で布団の中があまりに気持ちよすぎて、朝なかなか布団から出られない人もいるのかもしれません。
今日は、紙芝居ボランティアさんが来校して下さり、6年生の教室で「紙芝居」をやってくださいました。2組では、ボランティアさんが6年生が国語の授業で宮沢賢治の「やまなし」を学習することをご存じで、今日は宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」の紙芝居を見せて下さいました。
昼の放送で今日から来て下さることになった新しい職員(支援の先生)に自己紹介をしてもらいました。各学級に入って子供たちの勉強を手伝ってくれます。様子を見ながら先生の方から声をかけてくれることもありますが、子供たちには自分が助けてほしい時に、自ら「手伝って」「教えて」「助けて」と言える力を付けてほしいと思います。困難な状況や困った状況を乗り切るために必要な力です。
新しい先生にも積極的に声を掛け、名前と顔を一日も早く覚えてください。
袋井中学校の2年生3人が、28日(木)と29日(金)の二日間、本校で職場体験を実施しました。将来教育関係の仕事に就きたいという希望のある生徒さんです。3年1組、5年1組、6年2組に入って二日間子供たちと一緒に生活しました。
3人とも本校の卒業生ではありません。知っている人が一人もいないところで、二日間過ごすことに緊張したと思います。
それでも1日目から子供たちに打ち解け、中学生も子供たちも楽しそうに過ごしていました。2日目の朝には、登校してきた子供が正門のところで中学生を待っている姿もありました。子供たちにとってステキな出会いになったようです。
二日間の体験を終えて、本校の子供たちの様子について見たまま、感じたままの感想を教えてもらいました。やはり一番知りたかったのは、今年の目標に掲げている「聞き方」と「あいさつ」のことでした。
相手を大切にした話の聞き方については、3人のうち2人は「文化として十分に定着している」と評価し、1人は「定着しつつある」という評価してくれました。否定的な評価はなく、ほっとしました。
あいさつについては、3人とも「文化として十分に定着している」と評価してくれていました。子供たちが、3人の中学生にも元気にあいさつしていたのでしょう。うれしいことです。
中学生という立場から小学生へのアドバイスもお願いしました。
・中学校は時間に厳しいので、時間通りに授業を始められるようにしておくとよい。
・基本的な生活習慣を身に付けておくこと。今までの勉強を復習しておくこと(特に算数)
・勉強の習慣。人の話を聞くこと。地域の人に普段からあいさつすること。コミュニケーション能力を身に付けること。
こんなアドバイスをくれました。3人とも中学生らしいステキなお姉さんでした。子供たちにとっての目標となる姿を見せてくれたような気がします。
袋井中生のみなさん、ありがとうございました。
学校だよりNo.8でお知らせしましたが、今週に入ってから通学用ぼうしの着用についての議論を子供たちと始めました。
本校の学校生活のきまりには「登下校中は黄色いぼうしをかぶる」と明文化されていますが、約25%の児童はかぶっていない(かぶらないことがある)という実態があります。
私たちが生活している日本は、国民の意思によって制定された法に基づいて、国政が行われる法治国家です。
法律は、国民の意思によって制定されます。追加を含め改正が必要であれば、国民の代表によって国会などで議論され、つくられたり、改正されたりしていきます。法律以外にも、私たちの生活する世界にはルールやきまりが存在しています。さらに、明文化されていないマナーやモラルといったものもたしかに存在します。
複数の人が一緒に生活するとなると、そこにはなんらかのきまりごとが必要になってきます。お互いに心地よく生活するためにはどうしても必要なものなのかもしれません。「自分も相手も大切にする」ために必要と言えるのかもしれません。
「学校生活のきまり」はいわゆる校則です。国民の意思で定められる国の法律とは異なり、校則を制定する権限は、学校運営の責任者である校長にあるとされています。全校児童の意思によって定められるものではないのです。しかしながら、そのきまりの下、生活するのは子供たちですから、子供たちの意見や考えも反映されなければルールとして確立していかないでしょう。通学用帽子についても、最終的にルールを決めるのは学校ですが、子供たちと一緒に考えたり、保護者の意見を参考にしたりしながら最終判断をしたいと考えています。
すでに話合いをしたクラスの様子を聞いてみると、中学年では、「今あるきまりをしっかり守るべきだ」「今あるきまりを守らないのはおかしい」「先生や親はきまりをしっかり守らせるべきだ」という意見がほとんどのようです。一方、高学年では、今あるきまりを守っていない児童やきまりに対して意見を持っている児童もいるからか、話合いをすると様々な意見が出てくるようです。今あるきまりを守らせるのがよいのか、きまりを変えるのがよいのかで、クラスの意見がほぼ半々に分かれる学級もあるようです。
様々な価値観や考え方をもつ人が集まって生活している学校です。どうするのがよいのか、きまりの意義を含めて、保護者の皆様にも家庭でお子さんとぜひ議論を交わしていただきたいと思っています。
社会の創り手である子どもたちが、主体的に自分たちの生活とルールについて考えるよい機会だと思っています。