




立春を境に少しずつ暖かさを感じることもできるようになりました。気がつけば、3学期の登校日もすでに半分が過ぎています。学年末、年度末に向けた動きが加速しています。
3年生は、学年で6年生を送る会に向けた話合いと練習をしました。合奏も行うようですが、その前に学年として6年生に対する感謝の言葉を伝えるようです。どんなことについてお礼を言うのかみんなで考え、ようやくセリフも決まり、いよいよだれがどの言葉を言うのか、学年全員で決めていました。
最初から順番にセリフの担当者を決めます。全員の中から25人くらいの担当者を選出します。「出だしの『6年生の みなさん』を言いたい人?」先生が尋ねると、二人の立候補がありました。前に出て、みんなの前でそのセリフを言ってみます。審判員はその他の子どもたち全員です。甲乙つけがたく子どもたちも選出するのに迷っている様子でした。
どのセリフについても、やってみたいという子が必ず出ていたことはうれしいことです。そして、審査する子どもたちも真剣に聞いて判断していて、緊張感がありながら温かみもある、とてもよい雰囲気でした。担当者が決まると、立候補してくれた子たちと選ばれた子への温かい拍手がおこっていました。
役割が決まり、これからリコーダーや鍵盤ハーモニカの練習も本格的に進められています。3年生として、心を合わせて心の伝わるメッセージと演奏を送ることができるといいですね。
<ピアノ伴奏オーディションの様子(6年生)>






<入学説明会の様子>








昨日6日(月)の昼休みに音楽室から、美しいピアノの音色が聞こえてきました。6年生が卒業式のピアノ伴奏者のオーディションを行っていました。
オーディション参加者が7人だったのに対し、本番で伴奏者となるのは、合唱で1人と校歌で1人の2人だけです。かなりの激戦です。3学期に入ってから、教室前のスペースに置いてある電子ピアノで練習している6年生の姿を見かけることが何度かありました。
オーディションの緊張感と合唱曲の曲調が厳かな卒業式の雰囲気を醸し出していたため、音楽室の中に入ったとたん、外とは違う世界のように感じられました。緊張しながらも一生懸命ピアノを弾いている子どもの姿と、一生懸命練習して、オーディションに参加してくれた一人一人の気持ちに感謝の思いがわき上がってきました。しかし、伴奏者を選考するためのオーディションです。がんばって練習して臨んでくれているのに先生たちはだれかを選ばなくてはならないのか・・・という思いもあり、複雑な気持ちになりました。
心のこもったいい卒業式にしたいと思います。
本日は、新1年生の保護者を対象にした入学説明会を開催しました。入学までの心構えと準備のお話、入学用品の販売を行いました。
校長からは、本校では「自分も 相手も 大切にする子」の育成に取り組んでいること、保護者には「子どもを一人の人として尊重し、接してほしい」というお願いをしました。具体的には、子どもの話をきちんと聞くこと、子どもの気持ちや思いを聞くことを心掛けてほしいという話をしました。人から大切にされていない子は、他の人(相手)を大切にすることができません。相手を大切にするということが、どういうことか分からないからです。お母さん、お父さんにお願いしたように、私たち教職員も、子ども一人一人を大切にして接していきますと約束しました。
袋井図書館からも二人の職員が参加してくださり、新1年生におすすめの5冊の本の中から希望する1冊をプレゼントしてくださいました。今年からの袋井市の取り組みだそうです。袋井市からの本のプレゼントをきっかけに、ますます本が好きになってくれるといいです。
2月に入り、卒業式と入学式など、大きな節目が近づいていることを感じます。1日1日を大切にしていきたいと思います。
<1年1組 言葉のクイズ大会>






<3年1組 英語でスリーヒントクイズ大会>




1年1組では、国語の時間に子どもたちがつくった「ことばのクイズ大会」をしました。各班で3問ずつ問題を準備しました。「『こいぬ』の中にいるもの生き物、な~んだ」グループで答えを話し合って、ミニホワイトボードに書き出します。頭をつきあわせてひそひそ相談する姿がとってもよかったです。「正解は・・・コイです」、大きな歓声があがりました。みんな笑顔で楽しそうでした。問題は2問目、3問目と続きますが、興奮しすぎて、問題を聞いておらず答えを書けない班もありました。「だって、問題が聞こえなかったもん」・・・聞こえなかったのか、聞いていなかったのか、やっぱり聞くって大事ですね。
3年1組では、英語活動の授業で、自作のスリーヒントクイズ大会をやっていました。英単語で3つのヒントを出すようです。「circle」「strawberry」「birthday」答えが分かった人は手を挙げて答えます。正解は、「cake」。
知っている英語で、ヒントを作るのはなかなか大変だったと思います。3年生の教室も元気いっぱい、楽しそうにヒントを出したり、答えたりしていました。






エコパをホームグラウンドに活躍している7人制ラグビーチーム「アザレアセブン」に所属する2人の選手が放課後児童クラブを訪問してくださいました。
2人とも日本代表経験のある選手です。子どもたちは、ラグビーのタックルの体験をするなど、選手といっしょに運動を楽しみました。
ラグビーをやったことのある子どもはほとんどいないと思います。様々な人と出会ったり、やったことのないことに挑戦したりすることは、私たちが成長していく上でとっても大切なことだと思います。自分の生き方・あり方を考えるヒントがもらえそうです。
仕事や練習で忙しい一流の選手が訪問してくださったこと、子どもたちに貴重な体験をさせてくださったことを本当にうれしく思います。子どもたちはニコニコ笑顔で運動していました。ありがとうございました。

第72回静岡県席書コンクールと第26回静岡県児童生徒紙上美術展磐周地区図工・美術部門で優秀な成績をおさめ、特選になった子が11人もいました。表彰をするということで、朝、校長室に集まりましたが、みんな笑顔でとてもうれしそうでした。校長室の出入り時には「失礼します」「失礼しました」、賞状を受け取る時には「ありがとうございました」など、みなさんの礼儀正しい所作にも感心しました。頑張ったことを認められるよい機会になりますが、日ごろからの立ち居振る舞いも作品に表れているのかもしれないと感じました。












3年生が社会科見学で郷土資料館に出掛けました。資料館の皆さんが子どもたちを温かく迎えてくださり、丁寧に説明してくださいました。今回のテーマは「昔の暮らし」、子どもたちは様々な道具や資料に触れたり説明を聞いたりして学んでいました。
資料館では、学級を3つのグループに分け、それぞれ順番に「100年前の住居での暮らし」「井戸での水汲みと昔の洗濯」「昔(昭和30年代)の道具」を体験しました。
「井戸水と水道の水とどっちが冷たいと思う?」多くの子どもたちは「井戸水!」と予想していました。実際にポンプで水を汲み出し、触ってみてビックリ。水温は18℃でした。一方水道水は、8℃、指先が凍るような冷たさでした。井戸水は温泉かと思えるほど温かく感じました。「足湯になるね!」井戸水の温かさに、子どもたちは感動していました。洗濯板を使っての洗濯は初めての経験です。洗いと濯ぎでは、構造の違う洗濯板の裏表を使い分けるなど、洗濯板一枚にも昔の人の知恵がつまっていることを知りました。
100年前の住居では、実際に土間に靴を脱いで居間に上がらせてもらいました。「おじゃましま~す」とニコニコしながら入る子、「こわ~い」と言って入るのをためらっている子もいました。電気が初めて通った頃はわずか10ワットの明かりで生活していたそうです。家の中でも電気がつくのは居間だけ。みんな居間に集まって過ごしたそうです。部屋にはゼンマイ式の柱時計がありました。「ボ~ン、ボ~ン」私には子どもの頃に聞いた懐かしい音ですが、子どもたちは「ホラ~だっ!」と言っていました。「今はどこの部屋にも時計があるけど、昔は一家に一つしかない高価なものだったんだよ。だからこの音で隣の部屋にいても今何時なのかが分かったんだよね。」資料館の方の説明に子どもたちも納得していました。
昔の道具の部屋では、ブラウン管テレビや蓄音機、黒電話などを見せてもらいました。蓄音機で流れてくるレコード盤の音は、いかにも昔という音でした。そこでも「ホラ~だっ!」と言っている子がいました。蓄音機などの古い道具は、資料館の職員の方々が集め、修理したそうです。
すべてが貴重な体験でした。柱時計のネジを巻くのは子どもの仕事だったそうです。水汲みも子どもたちの仕事だったそうです。昔は子どもたちにも家での仕事が任されていたことがよく分かりました。
3年1組に引き続き、2組の子どもたちも見学を行いました。
歴史資料館は、週末も開館しています。お子さんと出かけてみてはいかがでしょう。新たな発見も、考えされられることもたくさんあります。子どもたちは、社会科好きになるかもしれませんね。
<2年2組 図工の授業の様子から>




<4年1組 外国語の授業の様子から>





「一月往ぬる 二月逃げる 三月去る」という通り、1月があっという間に行ってしまいそうです。1月も残すところ2日となりました。厳しい寒さの中ですが、子どもたちは授業をがんばっています。
2年2組では、図工で紙版画の授業を行いました。次回の授業で「刷る」工程に入るため、今日は描いた絵を切り取り、台紙に貼るという作業を完了しなければなりません。貼るまでの作業がすでに終了している児童は、友だちの相談にのったり手伝いをしたりしていました。刷り上がりを想像しながらの制作です。子どもたちは、おもしろさとワクワク感を味わいながら作品づくりに没頭していました。
4年1組は、外国語の授業をがんばっていました。同じ年くらいの外国人の子どもが、学校の自分の好きな場所を英語で紹介する動画を見て内容を聞き取っていました。すべて聞き取ることができなくても、こんなことを話しているんじゃないかなと推測しながら聞いていると理解できるものです。「どんなことを話していたかな?」という先生の質問にたくさんの子どもが挙手して答えていました。せっかく手を挙げても当ててもらえないこともあり、悔しがっている子もいました。








6年生が、平和学習被爆体験伝承講話を受講しました。
袋井市では、平和学習として広島平和記念式典に合わせて中学生の代表団を広島に派遣しています。本日、6年生は、昨年の平和式典に参加した中学生の報告を映像で視聴し、その後、被爆体験伝承者の谷本さんの講話を聞きました。
広島の被爆体験伝承者の谷本さんは、神戸市在住です。直接、本人や御家族が被爆したというわけではありません。谷本さんは、「被爆体験の伝承者が減少している。このままでは戦争の悲惨さ、原爆の恐ろしさが後世に伝わらなくなってしまう。」というニュースを耳にして、自分にできることはないだろうかと、すぐに広島市に問合わせたそうです。そしてみっちり研修を受け、伝承者としての活動を5年間続けています。
40分くらいの講話でした。谷本さんはいっさい原稿を見ません、もっていません。子どもたち一人一人と目を合わせながら、真剣にお話してくださいました。子どもたちは、時には写真から目をそむけながらも真剣に話を聞いていました。すでに亡くなられた谷本さんのお父様のフィリピンでの戦争体験、そして広島で被爆されながらも生き延びた新宅さんの被爆体験を語ってくださいました。谷本さん本人の体験ではありません。でも、まるで谷本さん自身が体験したかのような語り口調と描写に戦争の悲惨さ、むごたらしさ、人々の心と体の痛みが痛いほど伝わってきました。子どもたちに谷本さんの思いがしっかりと伝わっているのが分かりました。
「胸が痛みました」「こんな悲惨な戦争を絶対に繰り返してはならない」「77年経った今でも見つかっていない人がいるなんて悲しい」「思わず目をつぶってしまいそうになった」「やけどで皮膚が焼けただれた人が自分に助けを求めてきたとしても、自分だったら何もできなかっただろう」「自分だったら体は大丈夫だったとしても、心が死んでしまって何もできない」子どもたちの感想用紙には、心で感じたことがしっかりとした文字で綴られていました。「自分だったら・・・」という子どもたちの言葉に、遠い昔と思われがちな戦争や原爆のことを、自分ごととして考えてくれた様子がうかがえます。
ウクライナでの戦争が続いています。核兵器の使用も心配されています。平和な世界をつくるために今自分にできることを考えたいです。
御家庭でお子さんと一緒に、平和について、戦争について、核兵器について話をするだけでも、平和な世界をつくる一歩になります。そして、わざわざ神戸から来てくださった谷本さんへの恩返しにもなると思います。
谷本さん、本日は本当にありがとうございました。