先日の青空会議で話し合われ、決定したスローガンが発表されました。
『連携プレーで 突き進め』
連携とは、「同じ目的のために連絡し協力し合って物事をすること」です。同じ目的に向かって一致団結して協力し合う姿がたくさん見られることを期待しています。「突き進め」という言葉には、前に向かって進んでいく力強さを感じます。コロナ禍で、まだまだ様々な制限を強いられていますが、たった一度しかない令和4年度の運動会の成功に向けて、みんなでがんばってほしいと思います。
練習にも少しずつ熱が入ってきました。本日高学年は、体育館で練習していましたが、まだまだ全員が同じ目的を共有している雰囲気は感じられませんでした。表現運動が苦手な子、体育に苦手意識をもっている子もいるかもしれません。声を掛け合って、みんなの気持ちが引き上げられた時には集団演技の本当の美しさや力強さが表現されると思います。スタートしたばかりの練習ですが、みんなで声を掛け合い励まし合い、突き進んでほしいなと思います。一生懸命な姿は、かっこいいと思います。
9月1日の防災の日から、2週間以上が経過しましたが、雨天のため延期をしてきた第3回目の避難訓練をようやく実施することができました。
今回は、子どもたちへの予告なしというかたちで、昼休みに実施しました。それぞれが好きな場所で思い思いに過ごしていた昼休み、突然、放送が入り、緊急地震速報のメッセージが流れました。揺れがおさまるまでその場で身の安全を確保し、やがて運動場に避難を開始しました。今回は、教師の指示はほとんどなく、放送を聞きながら自分たちで判断して、運動場に避難してきます。これまでより少し時間もかかりました。私語も少しありました。
全体の人員確認が終わった後、防災担当の職員からは「1回目、2回目と比べると少し残念だった。」という感想がありました。校長からも反省点が残るという講評がありました。
「地震はいつどこにいる時に起こるのか、分からない」今回の訓練の意義を子どもたちはちゃんと理解していました。
先生方は真剣に人数確認を行いました。だいたいではなく、確実に人員確認を行いました。先日の牧ノ原市の幼稚園での痛ましい事件のことも伝えながら、命の大切さ、そして人員確認の大切さを子どもたちといっしょに確認しました。
全員が運動場に集まり、当初は少しざわついていましたが、「今は真剣に話を聞いてほしい場だから、スイッチを切り替えてもらいたい。」と伝えると、その場の空気感が一瞬で変わったように感じました。災害について、防災について、命について子どもたちは真剣に考えていました。
御家庭でも、避難訓練のことを話題にしてみてください。お子さんが今日の避難訓練でどんなことを思ったのかを聞いていただきたいです。そうすることで、お子さんの防災意識が高まると思います。また、防災に関わって、親として願っていること、子どもと確認しておきたいこともしっかりと伝えておいていただきたいと思います。災害はいつ起こるか、だれにもわかりません。
昨日、一日出張のため不在となり、今朝出勤した時に、正門横の植え込みの雑草がすべてなくなっていることに驚きました。「校務員さんがやってくれたのかな」と思って、校舎周辺の植え込みに目をやると、植え込みもきれいに刈り込まれ、植え込みの間から無造作に伸びていた正体不明の植物の枝や葉も一掃されていました。「業者さんが入ったのかな」と思った瞬間、昨日、祖父母のみなさんが奉仕作業をしてくださったことを思い出しました。
先週末の保護者のみなさまに引き続き、昨日もおじいちゃん、おばあちゃんが熱心にやってくださったのが、よく分かりました。PTA奉仕作業の時もそうでしたが、ビフォーアフターの写真が載せられるように、先に写真をとっておけばよかったと後悔しました。
厳しい残暑の中での作業、本当にありがとうございました。
子どもたちの方も、今日は水曜日ということで、朝「清掃」を行いました。多くの子どもたちががんばっていましたが、「全校児童が黙々と一生懸命掃除に取り組めています。」と胸を張って言えるほどの状態ではありません。
7月初旬にもブログで掃除のことを書きましたが、掃除に一生懸命取り組んでいく中で、子どもたちの内面には「勤労の精神」「公共心」「責任感」「自主性」「創意工夫」「思いやり」「協力性」「衛生の観念」など様々な大切なものが育っていきます。今朝も、清掃の時間、「あー、せっかくきれいにしたのに、また汚れてる!」「うわ~、ここ、こんなに汚い。」と言っている子どもたちの声が聞こえてきました。「汚れているのは嫌だ」「きれいにしたい」と感じる「衛生の観念」が育っている証拠です。
先週末のPTA奉仕作業、昨日の祖父母による奉仕作業のことを考えると、子どもたちにも週に2回、たった10分間の掃除には黙々と取り組めるようになってほしいと願います。しかし、全ての子どもにとなると、なかなか簡単なことではありません。
数週間前、朝のテレビ番組で「学校ではいまだに子どもたちにぞうきんがけをやらせている」ということが話題になっていました。ある保護者の意見として、「今は便利なお掃除ロボットもあるんだから、そんなこと子どもにやらせなくても・・・」なんて意見が流されていました。そして、ぞうきんがけは精神を鍛えるのが目的、体力作りの目的も・・・なんてことが電波で流されていて、出勤しようとしていた私は気持ちが落ち込んでしまうほど残念な気持ちになりました。
今朝も清掃の時間、汗びっしょりになってぞうきんがけをしている子どもたちがいました。その子たちが一生懸命、ぞうきんで廊下や階段を磨いていたのは、精神を鍛えるためではありません。むろん、体力作りのためでもありません。清掃には、もっともっと大切な意味があると考えています。
清掃の時間を教育的意義のある貴重な時間がとして、大切にしていきたいと考えています。
PTA企画委員会
本日、今年度第2回目のPTA奉仕作業が行われました。
昨夜の雨も上がり、晴天に恵まれましたが、蒸し暑さの中での作業となりました。今回の割り当て地区の皆様に加え、都合により1学期の奉仕作業に参加できなかった保護者の方々も御参加くださいました。
1時間ほどの作業時間でしたが、みなさん黙々と作業をしてくださり、草や落ち葉だらけだった学校が見違えるほどきれいになりました。ありがとうございました。
コロナ前は、親子奉仕作業として行っていたようです。保護者のみなさんが一生懸命作業する姿を見たり、親子で一緒に働いたりする中で子どもたちに何か感じてほしい、そんな意図があったと思います。こんなに一生懸命学校をきれいにしてくださっているお父さんお母さんの姿を子どもたちに見てほしいなぁと思いました。先生方も、いずれかの回に参加するようになっていますが、2回とも参加してくださった先生たちも何人かいました。みんなが解散した後、集められた大量の草や枝をクリーンセンターまで何往復もして片付けてくれていた先生方もいました。すべての皆様に感謝、感謝です。
奉仕作業の後、PTAの企画委員会も開催されました。今年度のPTA活動の経過報告と今後の予定の確認、新年度の役員選出について話し合われました。企画委員の皆様、ありがとうございました。
今後もPTA活動に対する御協力をお願いいたします。
今日は、スクールサポーターの森田さんが、学校を訪問してくださいました。
スクールサポーターとは、定期的に学校を訪問しながら、児童生徒の問題行動、安全確保に関する支援を行う非常勤の警察職員です。森田さんは袋井警察署の所属で、元警察官としての知識と経験を活かして、すべての子どもたちが安心できる安全な浅羽東小学校にするために力を尽くしてくださっています。
校内の巡回を終えた森田さんに今日の子どもたちの様子はどうでしたか?と聞いてみると、「みんな落ち着いて生活していますね。」とおっしゃっていました。3年生の教室に行ったときには、たくさんの子どもたちがあいさつをしてくれたり手を振ってくれたりして、とってもうれしかったそうです。森田さんは、市内の全ての学校を回っているそうですが、子どもたちのあいさつの様子は、学校ごとに全然違うようです。「東小の子たちは、防犯教室に自分が毎年来ているものだから、覚えてくれてるんでしょうね。やっぱりあいさつしてもらえたらうれしいんですよね。」とおっしゃっていました。
ところが、先日全く別の子どもたちの様子がありました。スマホ・ケータイ安全教室で来校された講師を体育館まで案内したのですが、廊下で会った何人もの児童があいさつすることができず、学校職員としてとてもさみしく思いました。講師の方が「こんにちは。」と言ってくださっても返すこともしないで、行ってしまう子ばかりでした。その後、先生方と「なぜでしょう?先生方にはきちんとあいさつできるのに。」と課題を共有しました。
知っている人であれば、安心してあいさつできるのかもしれません。不審者も多いので、見知らぬ人にあいさつすることに抵抗があるのかもしれません。でも、学校に来られた地域の方やお客様には、しっかりあいさつできる子になってほしいと思っています。
今日、東小を訪問して、子どもたちからあいさつをたくさんしてもらった森田さんはとってもうれしそうでした。「自分も 相手も 大切にする子」森田さんは、東小で自分は「大切にしてもらえた」と感じられたと思います。森田さんは、保健室の先生と2学期に開催する薬学講座の打ち合わせをして、帰られました。
今朝は、激しい雨と雷で、お子さんの登校について心配されたと思います。気象情報を見ながら校区の状況を確認の上、通常通りの登校の連絡をさせていただきました。原則的な緊急時の対応については、本校ホームページにも載せてありますが、雷の危険度については本当に判断が難しいと感じました。
今朝は、登校してくる子どもたちを迎えながら、「たいへんだったね。無事、登校できてよかった、よかった。」としみじみ声を掛けました。そして、何より地域のボラティアさんが雨の中、学校までいっしょに来てくださっていることに感謝しました。子どもたちだけだったら、心細かったと思います。
さて、10月15日(土)の運動会に向けて、準備が本格的に動き始めました。子どもたちは、青空委員会のリーダーシップの下、スローガン決めに取り組んでいます。今週、各学級で話合いを行い、学級ごとスローガンの案を作ってくれました。今日は、青空委員会の6年生が各クラスの提案を回収していました。昨年のスローガンは「パワーで限界突破!!」でした。今年は、どんなスローガンに決まるのか、楽しみですね。
先週のことでしたが、暗くなり始めた夕方6時過ぎに、教室棟のいくつかの教室に電気が点いていました。何だろう?とのぞいてみると、学年団の先生たちが運動会の表現運動を練習していました。子どもたちに教える前にまずは自分たちができるようにしておかなければ・・・とがんばっていました。また。別の教室では、二人の先生がインターネットでいろいろな動画を検索しながら新たな表現運動を作りだしている真っ最中でした。邪魔にならないように「がんばって!」と小さく声を掛けるだけにしておきましたが、子どもたちが運動会でカッコイイ表現運動が見せられるように先生たちが、(ああしよう、こうしよう。)(ああでもない、こうでもない。)と議論を積み重ねていました。子どもたちのために真剣にがんばっている先生たちの姿、ステキでした。
みんなでつくる運動会。すべての子どもの心にしっかり残る運動会にしたいです。
本日4年生は、スマホ・ケータイ安全教室を実施しました。
講師はなんとわざわざ東京からお越しくださいました。全国各地に出向いて、児童生徒や保護者を対象に、講座を行っているそうです。KDDIさんだけで数百人の講師がいて、年間数千の講座を開催しているとのことでした。それだけニーズが高いということは、子どもたちの安全を脅かす問題も多いと言えます。
安全教室では、一度ネットに上がった情報を完全に消すことは不可能であることから、自分や他人の個人情報を絶対にネットにあげないでというお話がありました。また、スマホを与えてもらってから生活だけでなく、性格までも大きく変わってしまった子どもの話も出てきました。
今日の子どもたちの様子から、本校4年生のスマホ・ケータイの所持率は、それほど高くないと思われます。でも「スマホがほしいな」と思っている子どもは多いと思います。どの年齢で所持するようになるのかは家庭ごとに違うと思いますが、持たせる前にどんなリスクがあって、どんなルールを先に決めておかなければならないのかについては、大人の側でしっかり検討しておく必要があります。
将来の夢として、ユーチューバー、プロのゲーマーを掲げる子も少なくありません。インターネット、ICT機器と上手に付き合っていかなければならない時代です。大人の側もある程度勉強していかないと「ついていけない!」とあきらめたくなりそうです。
夏休みの間、お家でお世話いただいたアサガオも種が収穫できる時期になりました。
1年1組の子どもたちが、ワイワイ言いながら収穫している様子を参観しに行くと、「先生、10個も採れたよ!」「私のは2つだけ」「こんなに大きい種があった」と、多くの子どもたちが話し掛けてくれました。
アサガオの種以外にも、「見てーっ!むっちゃ大きいイモムシ-がいるよぉー!」と、巨大イモムシを紹介してくれる子どもたちもいました。
自分の目で見て、手で触って、学ぶ。子どもたちは体験的な学びが大好きです。どの子もニコニコ笑顔で、楽しそうでした。
まだきれいな花を咲かせているアサガオもありました。植えた時期はたぶん同じだったはずです。置かれていた場所の影響があったのかもしれませんが、植物の生長にも個体差があるんだなと思いました。
今日収穫したアサガオの種を教室に持ち帰り、6つのグループで分けて、みんなで数え、合計を足し算したそうです。全部で605個あったそうです。
ここだけの話ですが、本当は606個です。私にこっそり種を一つ分けてくれた子がいましたから。
さて、収穫した種はどうするんでしょう。担任の先生に聞いてみました。605個の種は、今年の1年生から来年の1年生へのプレゼントになるそうです。そして、今年1年生が植えたアサガオは、なんと今の2年生からプレゼントされた種だったそうです。知りませんでした。驚きとともにこの連鎖をうれしく思います。このステキな種のバトンパスは何年続いているのでしょうか。今年のアサガオは、浅羽東小生まれの何代目になるのでしょうか。
本日、5・6時間目に4年生は、福祉学習として点字を勉強しました。社会福祉協議会を通じて、市内在住の鈴木さんを講師としてお迎えしました。
電気のスイッチやシャンプーやリンス、飲み物や食べ物にも点字が見られるようになりました。よく見るふりかけ「ゆかり」にも点字が施されていることを知り、驚きました。
また、フランスで開発された6点点字を活用して、明治時代に日本語版の点字を生み出した人が、浜松出身であったということにも驚きました。
1学期、様々な視点から福祉について学習してきた4年生、点字の勉強にも熱心に取り組んでいました。まずは点字版を使って、50音の表し方を勉強しました。点筆という先に針のような金具の付いた道具で、6つの細かいマスの数カ所に穴を開けていきます。打ち間違えないためには、かなりの集中力を要します。時折、体がこわばっていることに気付き、腕を回している子もいるほど、集中して取り組んでいました。
文字を一通り勉強した後で、自分の名前などを点字で書き表しました。名前を点字で打てた児童は、講師の鈴木さんを呼びます。すると、鈴木さんは子どもが打った点字を読んでその子の名前を呼んでくれます。どの子も正確に自分の名前を書けていたようで、鈴木さんに正しく名前を呼ばれると、うれしそうに笑顔を見せてくれました。
授業の後半では、学習の振り返りをしていました。「難しかったけど、おもしろかった」と多くの児童が感じたようです。
視覚障害があるわけでもない鈴木さんが、点字を勉強した動機は何だったのでしょう。興味本位で尋ねると、30数年前に近くに住んでいたお友だちが、「子どもが使わなくなったから・・・。」と点字版を譲ってくれたのがきっかけだったそうです。そこから点字にはまり熱心に勉強したとのことでした。
学びのきっかけはどこにあるか分かりません。興味をもって勉強すると、人はすごい力を発揮して何でも身に付けてしまうものです。特に、子どもは「だれもが可能性のかたまりだ!」と思います。
興味をもって、学びを深めていけるといいですね。そして、その学びが自分のために、相手のために、社会のために、世界のために生かされたらステキなことです。
<放課後子ども教室>
今日は、4年生の紙芝居の日。地域の飯田さんと名倉さんが来校してくださり、4年生の各教室で紙芝居をしてくださいました。各学年、年に1回ずつしか実施できませんが、子どもたちは顔見知りといった様子で、親しげに言葉を交わし、中にはずっと近くにくっついている子もいました。人と人とのあったかいつながりを見たような気がして、自分も自然と笑顔になりました。学校で、子どもたちの前に教師以外の人が立つというのは、ステキなことです。いろいろな人と出会って学べることは幸せなことです。
先週水曜日の放課後には、今年度第3回目の放課後子ども教室が開催されました。体育館に集まって活動の説明を受けている場面しか写真を撮影することができませんでしたが、この日は、この後校庭に出て、グランドゴルフを教えてもらったようです。地域の皆さんが、子どもたちの健全な成長を願い、子どもたちに愛情を注いでくださることが本当にうれしいです。
1学期の学校評価にある保護者の方が次のようなコメントを寄せてくださいました。
「子どもたちがお世話になっております。末娘が1年生になり登下校が不安でしたが、4月は先生方のサポートもあり、それ以降は暑い日も雨の日もスクールボランティアの方々が毎日サポートしてくださり、親として大変心強く感じております。感謝申し上げます。」
感謝の気持ちを伝えてくださった保護者がいたことを、私の方からボランティアさんにお伝えしたいと思っています。
人が、他の人のことを思って何かをするということは、ステキなことです。そして、何かしてもらった人がそのことをありがたいと感じ、時に感謝の言葉を伝えることもステキなことです。人としての温かさを感じます。
子どもたちにも、地域のみなさんのようなステキな大人に成長してもらいたいと思っています。