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5年生の観音山冒険記④ 2月4日(火)
2025年2月4日 08時30分2日目のお昼ご飯は、おにぎりのお弁当でした。班ごとに、外に出て食べるか、食堂で食べるか、決めてよいということにしましたが、東小にも北小にも外に出て・・・という班はありませんでした。日中とはいえ、外は寒く、午前中、山を歩き回って疲れていたからかもしれません。食堂で、みんなで楽しくおいしく昼食をいただきました。
午後はクラフトづくりの予定ですが、時間的なゆとりがあったため、部屋に戻ってみんなでワイワイと遊んで過ごす子もいました。中には、布団にもたれて気持ちよさそうにのんびりしている子もいました。
午後は食堂で、クラフト作りを行いました。午前中のOLビンゴで山中を歩きながら、クラフトに使う葉っぱや木の枝、小石などを拾ってきていた子もいました。1cm程度の幅にカットされた木の枝部分を一人1枚受け取り、置物式、または、つり下げ式で制作します。表面をやすりで磨くことから始め、絵や文字の下書きをして、絵の具で色を付けます。松ぼっくりやどんぐり、木の葉や枝をボンドで取り付け、仕上げにニスを塗ります。所員さんの説明をしっかり聞いて、夢中に作業を進める子供たち、それぞれが世界に一つしかないステキな作品を完成させることができました。
クラフトの完成後、OLビンゴで見つけたポストに記されていたワードの答え合わせをしてから、先生がポストの番号を引いて、ビンゴゲームをしました。ポストをたくさん見つけた班が有利なはずですが、運に見放されるとなかなかビンゴとはなりません。ビンゴ景品のシールがほしかったのか、最後まで残るのは嫌だと思ったのか、子供たちは何だかとても盛り上がっていました。
この日が誕生日だった児童がいました。観音山で集めた石などを使って、手作りのプレゼントを用意してくれていた人たちがいました。サプライズで、友達にお祝いされてとってもうれしそうでした。子供たちの優しさに先生たちは感動していました。
一日活動した後の夕食はまた格別でした。ご飯とお汁はお代わりが用意されていましたが、お腹が空いていた子が多かったため、あっという間に完食となりました。
夕食後、プレイホールにて3部構成の「キャンドルのつどい」をしました。第2部は、両校のレク係さんの進行によるレクリエーション、北小が準備してくれたレクは「もうじゅう狩り」と「フォークダンス」でした。一日目よりも子供たちがより親密になり、みんなで楽しむことができました。フォークダンスと聞いて、自分が子供の頃、昭和の時代を思い出しながら、今の子たちがフォークダンスやれるのかなと心配していましたが、子供たちはみんな笑顔で大盛り上がりでした。
東小のレク係さんが用意してくれたのは、「ジャンケン列車」と「人間知恵の輪」でした。東小、北小の子供たちが入り交じり、みんなで楽しむことができました。ジャンケン列車の先頭は、東小の子供たちでした。
キャンドルのつどいのしめくくりは、メインキャンドルから火の使いが取ってきた火を一人一人がもっているキャンドルに灯すキャンドルサービスです。炎を見つめながら、みんなで助け合い励まし合って楽しく過ごした観音山での活動を振り返りました。そして、自分を支えてきてくれた家族のこと、友達のこと、先生方のことを思いながら、最後に、自分自身を振り返りました。厳かな雰囲気の中、キャンドルのつどいを終了しました。
キャンドルのつどいの後、入浴まで少しだけ時間があったので、外へ出て前日にできなかった星空観察をしました。カメラでは真っ暗な空しか写すことができませんでしたが、子供たちが見上げた夜空にはたくさんの星が光っていました。
観音山、二日目の夜は、多くの子供たちが一日目よりも早く眠りについたことでしょう。先生たちにも、多少疲れが見えました。
5年生の観音山冒険記③ 2月3日(月)
2025年2月3日 08時31分1月28日(火)観音山二日目の朝、前夜に降った雨も上がり、曇はありましたが、青空も見えるよい天候に恵まれました。
6時30分、館内にさわやかな音楽が流れ、所員のほおのきさんの「浅羽北小学校、浅羽東小学校のみなさん、おはようございます。」というあいさつで、目を覚ました子供たちもいたようです。
顔を洗って、歯磨きをしましたが、水は氷のように冷たく、一挙に目を覚まさせてくれました。寝ぼけ眼で布団を片付ける子供たち、7時15分から始まる朝のつどいに向けて、てきぱき動かなくてはなりません。リーダーの子供たちを中心に声をかけ合い、時間前に全員が外へ出ることができました。
朝のつどいの進行は、東小の子供たちが務めました。司会者、はじめの言葉、終わりの言葉、旗の掲揚、係の子供たちが堂々と自分の役割を果たすことができました。朝のつどいでは、観音山名物、きのこ体操をして体をほぐしました。照れながら体操する子もいれば、全身を使って思い切り体操をして盛り上げてくれる子もいました。その後、所員のほおのきさんのお話を聞きました。学校で、「相手を大切に聞く」ことを大事にしてきた子供たちです。観音山でも、しっかりとお話を聞くことができました。つどいの最後には、係を務めてくれた子供たちを所員さんが紹介してくださいました。
朝食は、ご飯とおみそ汁、ミートボール、シュウマイ、おひたしなどでした。出されたものを全てきれいに食べられる子、苦手なものでも食べきろうとがんばる子、苦手なものが多くてほとんど食べられない子・・・様々でした。「野菜が苦手なうちの子は観音山に来たとき、どんな感じだったのかな。」と親の立場で想像しながら子供たちの様子を見ていました。午前中は、班ごとに山を歩く「OLビンゴ」です。しっかり腹ごしらえしておいてほしいなと願っていました。食事係さんの号令に合わせて、みんなで心を込めて「ごちそうさま」ができました。食前、食後にテーブルをきれいに拭いてくれる子供たち、配ぜんのお手伝いをしている先生たちの食事の準備をしてくれる子供たちもいました。どの子も誠実に自分の役割を果たしていました。
午前中のプログラムは、OLビンゴです。班ごとに決められた時間内で、地図に示されたポストを探し、ポストに書かれた言葉をビンゴ表に記入します。広い広い観音山エリアです。決められた範囲から出てしまうことがないよう、先生たちがいくつかのポイントとなる場所で待っていてくれました。山の中で一人寂しく待っている中、遠くから子供たちの声が聞こえてくるとほっとします。「そこ、危ないから気を付けて」「こっちを通ると楽だよ」「○○ちゃん、大丈夫?」「待ってるから、大丈夫だよ」子供たちの優しい声もたくさん聞こえてきました。大自然の中、助け合っている子供たちの姿がとってもステキでした。学校では、日々様々なトラブルが起きてしまいます。「なんでそんなことするの?」「なんでそんな言い方するの?」そう思うことがたくさんあります。観音山での姿が、日常になるといいなぁ、なんてことを思いました。
OLビンゴは、比較的狭いエリアでの活動で、歩く時間も1時間少々というものでした。もっと広い範囲で長く活動させてあげたいと大人目線では思っていましたが、子供たちは、十分に楽しめたようです。自然のよさも、友達のよさも、自分のよさも発見できたようです。
5年生の観音山冒険記② 1月31日(金)
2025年1月31日 12時00分山頂登山から戻り、少し部屋でくつろいだ後、つどいの広場で「夕べのつどい」が行われました。毎回、つどいの進行役は、東小と北小、交代で務めます。そして、つどいの最後には、司会を務めた児童だけでなく、旗の掲揚や降納をしてくれた人も所員さんが紹介してくださいました。
少し照れながら、みんなの前に整列し、紹介をされる子供たち、役割を一つ終えるごとに一歩ずつ成長していくのかもしれません。
初日の夕食は、とんかつでした。「とんかつがめっちゃおいしかった」とたくさんの子供たちが言っていました。出張のため、夕食が終わってから観音山に到着した校長先生は、子供たちがおいしかったと言っていたとんかつを食べられなかったことをとても残念がっていました。
夕食後に予定されていた星空観察は、雲が多かったため中止となり、プレイホールで北小と東小でレクリエーションをしました。
東小が用意したレクはタワーづくり、北小が用意したレクはジェスチャーゲームでした。司会も進行も子供たちに任せられ、みんなで楽しく過ごすことができました。この日出会った北小の子供たちとふれあう機会ができ、すぐにうちとけ、仲よくなっていく様子を見ていてうれしくなりました。来年の4月、浅羽中で再会したときに、子供たちはこの日のことを覚えているのかもしれません。
部屋では、お布団の準備をしました。シーツや掛け布団カバー、まくらカバーを自分で敷いたり、付けたりしたことがないという子もいました。手伝ってくれる子、代わりにやってくれる子もいました。子供たちの優しさを感じました。上靴の整頓も進んでやってくれる子がたくさんいました。「自分も相手も大切にする」子供たちの姿をうれしく思いました。
9時過ぎに班長さん、室長さんたちは、食堂に集まり、先生と一日の反省をしました。開始時刻よりも早く集まっていた子供たち、自分の役割に対する自覚と責任感を感じました。班長・室長会議では、「歩く時にどうしても列がバラバラになったり、間が空いたりしてしまう」「注意しても聞いてくれない人がいる」など、リーダーさんたちが、初日の生活や活動で気になったことや困ったことを出し合い共有しました。先生からの連絡もしっかりメモしている姿が立派でした。
各部屋に戻り、会議の内容を全員に伝達しました。「今日、できなかったこと、うまくいかなかったことを明日はみんなで意識してがんばりましょう」リーダーさんたちからの温かい言葉がステキでした。「立場が人をつくる」という言葉を聞いたことがあります。リーダーという立場になった子供たちが、悩みながらその役を全うする中で、新たな自分をつくり上げているのだと考えると、ワクワクしてきます。
一日目は、家族と離れて寝ることに不安な思いでいた子も何人かいました。それでもまわりの友達の温かい声掛けに励まされながら、なんとかみんな自分の布団に入ることができました。二日目の朝の目覚めはどんなでしょうか?
5年生の観音山冒険記① 1月30日(木)
2025年1月30日 14時03分大きな荷物を持って登校した5年生。興奮気味の子もいれば、見るからに不安そうな子もいます。わんぱく広場で出発式を行い、全員でめあてを確認しました。「見つけよう!自然のよさ、友達のよさ、自分のよさ」二泊三日の集団生活での子供たちの成長を楽しみに、5年生の子供たちを見送りました。2台のバスで、観音山に出掛けていきました。
観音山の入口で、バスを降ろされ、少年自然の家までの坂道を歩いて登ります。ただ歩くだけではありません。大きな荷物を背負い、ナップザックをお腹側に掛けて歩きました。子供たちにとっては、始めから大きな試練でしたが、みんなで声をかけ合い、励まし合いながら、夢の坂を目指しました。山道を抜け、自然の家の建物が見えた喜びもつかの間、目の前には、最後の試練、夢の坂が宿泊施設へとつながっています。「あと少し、がんばれぇ~!」最後の坂道も自分の足で一歩一歩踏みしめながら歩き、ようやく観音山少年自然の家に到着しました。
施設では、プレイホールに学校ごとに整列し、「出会いのつどい」を行いました。観音山の所長「しかさん」のお話を聞き、3日間共に過ごす浅羽北小の5年生といっしょに校歌を歌いました。浅羽北小、浅羽東小、浅羽南小では、同じ校歌を歌っています。観音山の所員さんは、2つの学校が同じ校歌を歌っていることを不思議に思っていました。
午後の予定は、山頂登山ですが、雨の心配があったため、プレイホールで昼食をとってから出発することにしました。グループごと、登山に向け、しっかりと腹ごしらえをしました。
わずかに雨が降る中、山頂登山に出発しました。気になるほどの雨ではありませんでしたが、合羽を着用する子もいました。自然の家を出発した最初がかなりきつい登りになっています。整備された歩きやすい道ではありません。岩や木の根があちこちからむき出しになっているため、足下をよく見て足の置き場を考えながら、一足一足進んで行かないとつまずいたり、捻挫したりしてしまいそうです。足場の悪い、段差の異なる階段を上っているような道が数十メートル続く箇所もあり、すぐに息が切れてしまう子もいました。毎日この山道を歩いたら、確実にダイエットできそうです。班長を中心に、「大丈夫?」「ここ危ないから気を付けて!」「もうちょっとだよ」互いに声を掛け合う子供たちの姿がたくさん見られました。自然と助け合う姿、気遣いする姿がステキでした。観音山山頂の看板にたどり着いた時には、どの子も達成感を味わっている様子でした。
下山ルートは急な下り坂です。ロープづたいに落ち葉に埋もれた山道を「これでもか!これでもか!」というくらい下りました。あちこちで子供たちが足を滑らせ、悲鳴?が響き、「大丈夫?」という優しい声も聞こえてきます。子供たちは、自然の遊園地、アスレチックだと思って楽しんでいるようでした。
下山ルートの途中では、野生のニホンカモシカに遭遇しました。特別天然記念物です。人慣れしているはずはないのですが、逃げる様子もなく、カモシカの方が子供たちをじっと観察しているようでした。
天候の関係でアクトタワーやエコパを遠くに見ることができるビューポイントを楽しむことはできませんでしたが、山びこの丘では、みんなで「ヤッホ!」と叫んで、こだまする山びこの響きを楽しみました。山道を歩きすぎて、足の裏が痛くなってしまった子もいたようです。それでも、全員しっかり自然の家に戻ることができました。雨がひどくなることもなく、予定どおりのコースで山頂にたどり着き、無事に帰ってくることができました。出発するときによじ登った丸太のはしご、登った時と降りた時では気分がまったく違っていたはずです。
出迎えてくださった所員さんたちに「行ってきました」と気持ちよくあいさつをして全員の到着を報告することができました。
5年生が観音山宿泊体験学習から無事に帰校しました! 1月29日(水)
2025年1月29日 18時41分二泊三日で観音山に宿泊体験に出掛けていた5年生が午後3時過ぎ、無事に帰校しました。学校までお迎えに来てくださっていた何人かの保護者の皆様と教職員に見守られる中で、最後の帰校式を行うことができました。
5年生の仲間たち、そして浅羽北小の5年生と、様々な体験をして子供たちは大きく成長したと思います。どの子にとっても、「自然のよさ」「友達のよさ」、そして「自分のよさ」を発見することができた有意義な3日間になりました。
今年は、9月にクマの目撃情報があったことから活動に制限があり、冒険ラリーとナイトウォークラリーを実施することができませんでした。それでも代替のプログラムで3日間を十分に楽しむことができました。
今日のお昼過ぎ、体験学習を終え、観音山を去るとき、先に出発した北小の子供たちが「ありがとうございました」「楽しかったよ」「また会おうね」と東小の子供たちに向かって声を掛けてくれていました。東小の子たちもそれにしっかり応えて手を振り、お礼を言っていました。交流を通して温かいつながりができたことをうれしく思いました。
その後、バスに向かって歩き始めた子供たちは、見送ってくださっていた所員の皆さんに個々に「ありがとうございました」「さようなら」と心を込めてあいさつをしながら、夢の坂の入口に向かいました。所員の皆さんは、夢の坂を下る子供たちに向けて、見えなくなるまで旗を振って、手を振って、お別れをしてくれていました。子供たちにもその声と、所員さんたちの気持ちが届いていたと思います。
観音山で人とのお別れのさみしさを感じた子供たちですが、おうちでは家族との再会の喜びを味わっているのかなぁと想像します。御家庭で、お子さんに観音山での大冒険の報告会をしてもらってください。
体験学習の準備等、保護者の皆様には御協力をいただきました。ありがとうございました。写真を掲載しながらの報告については、来週にかけて少しずつ行っていく予定です。
幼保こ園の年長さんと交流しました(1年生)
2025年1月29日 11時13分1年生が生活科の「昔の遊びを楽しもう」の活動に、来年度1年生になる園児の皆さんを招待しました。
始めの会では、1年生の代表があいさつをしました。まだ緊張している子どもたちでした。
1年生の準備が終わると、それぞれがやりたい遊びのところに集まりました。
「めんこ」「かるた」「お手玉」「コマ回し」「だるま落とし」「ぬりえ」「読み聞かせ」それぞれの遊びで1年生が優しく声を掛けたり、やり方を教えたりしていました。
たっぷり遊んだ子どもたちは、片付けや整列も早く、終わりの会での感想もたくさんの1年生が発表することができました。
最後は、アーチを作って、「またね~」「楽しみに入学してきてね」「ありがとう」など言いながらお別れをしました
平和学習を行いました!(6年生) 1月24日(金)
2025年1月24日 17時32分今週始まった会食も5日目、毎日給食の時間がとても楽しみです。6年1組の子供たちのことをいろいろと知ることができました。子供たちから教えてもらうこともたくさんある私にとっては本当に楽しい時間になっています。もちろん子供たちの中には緊張して校長室に入ってくる子もいます。私自身、子供の頃、校長室に入った記憶がありません。「校長先生との会食だから、もっと堅い雰囲気なのかと思っていました。」今日来た子供は帰り際にそんなふうに話してくれました。せっかく出会ったのに、お互いのことをあまり知らずに過ごすなんてもったいないことだなとあらためて思いました。
お昼休みには、かわいい2人のお客様が校長室に来てくれました。1年生の中に、お昼休みにボランティアでおそうじをしている子供たちがいるようです。3学期になってからは、ほとんど毎日おそうじをしている子もいるようで、昨日からは校長室にも来てくれるようになりました。入ったことのない校長室への興味も手伝ってか、うれしそうにやって来ます。ノックすることや、入室の時には「失礼します」と言ってから入ることも教えてもらいました。昨日は来客があり、入室できませんでしたが、今日は、「じゃ、3分間だけ一生懸命掃除をしてください」と教頭先生に声をかけてもらって、頑張って掃除をしてくれました。最後はテーブルの下を掃除して、記念撮影をしました。いろいろなお昼休みの過ごし方がありますが、おそうじをして過ごすというのもとっても楽しそうでした。1人でではなく、だれかと一緒にやれるからだと思います。
さて、今日は6年生が広島市から被爆体験伝承者、世羅田慎治さんを講師にお迎えして、お話をうかがいました。世羅田さんは九州のお生まれで、御家族や親族に被爆者がいたわけでもないそうです。それでも、「原爆がもたらした悲惨さ、広島の人々の苦しみ、戦争のむごたらしさ、平和の尊さ」を子供たちに伝えたいという情熱が、講話が始まった瞬間から伝わってきました。世羅田さんの真剣さ、迫力に呼応するかのように子供たちの聞く態度も真剣そのもので、一体感のある学びの場となりました。
原爆投下から1年で、当時35万の人口があった広島で、約14万人が亡くなられたそうです。原爆のすさまじさを感じます。世羅田さんは、被爆した寺本さんという方の被爆体験を話してくださいました。世羅田さんは、7、8年前、当時小学6年生だった娘さんが8月6日の記念式典で広島市の小学生の代表が発表する「平和の誓い」に応募したことがきっかけで、この被爆体験伝承者になろうという気持ちをもったそうです。小学生にして、平和について一生懸命考え、作文を書いている我が子を見て、自分は平和のために何をしてきたのか、何もしていないのではないかと考えたそうです。被爆体験伝承者になるのは、簡単なことではありせん。約3年間の訓練期間があり、20人ほどの被爆体験者からそれぞれが体験されたことをうかがい、その中から、自分がこの人の体験を伝えたいと思った方の体験をより深く理解し、どう伝えるのか考え、準備をしていくそうです。世羅田さんは、寺本さんともうひと方の体験を語ることに決めたそうです。場面場面の話を聞いても、十分に理解できない時は、寺本さんらが実際の場所まで連れて行ってくれたそうです。寺本さんは実際どのあたりにいて、そこでどんなことが起こったのか、どんな光景だったのか、質問しながら詳しく教えてもらったそうです。被爆体験は、辛く苦しい体験です。お話しされた寺本さんも思い出しながら話すのはたいへんなことだったと思います。どうしても寺本さんの体験を後生に伝えていかなくてはならない、世羅田さんはそんな強い気持ちをもってこの活動を続けているそうです。世代的にあまり違わないこともあってか、「私は、世界の平和のために何をしているのだろうか」「何をしてきたのだろうか」そう考えると自分のことが少し恥ずかしくなりました。
世羅田さんの話から、多くのことを考え、様々な感情を味わった子供たちは、感想を書いているときも真剣でした。今、世界が大きく動いています。昨年のノーベル平和賞は、日本の被団協でした。6年生の子供たちが平和な世界を、平和な日本をつくっていってくれると信じています。私も、子供たちに負けないように、平和を守る、つくるために貢献したいなと思います。
六送会に向けて青空会議を開きました! 1月23日(木)
2025年1月23日 19時31分本日、昼休み、2月28日(金)に予定している六年生を送る会について話し合う青空会議を行いました。6年生を除く青空委員会の子供たちと1年生から5年生までの各クラスの代表児童が集まり、話し合いました。
5年生の青空委員会の子供たちにとっては、最上級学年として委員会をまとめる初めての機会となりました。各クラスの代表児童とはいえ、低学年の子供たちといっしょに話し合います。話すスピードや使う言葉にも気を付けながら、会議を進めてくれました。
かつての学校のように、クラスの学級委員という役は決めていません。各クラス、学級の代表として青空会議に参加したいという子供たちの中からジャンケンなどで代表者を2人ずつ決めてきたようです。
各クラスで決めてきた六送会のスローガン案を出し合い、どれがいいのか、どの言葉がいいのか、意見を出し合いました。1年生の子供たちが最初に手を挙げたことに驚きました。1年生であっても、「自分はクラスの代表なんだ」という自覚をもっていることがうかがえました。緊張しながらも、思ったことをしっかり発言しようとする勇気がステキでした。
青空委員会の児童が、間に入って、下学年の子供たちが考えやすいように、発表しやすいように相談にのってあげている姿もステキでした。
6年生に感謝の気持ちを伝えるためには・・・みんなが同じ思いで話し合っていました。だれかのことを思って、一生懸命考えたり話し合ったりしている子供たちの姿に温かい気持ちになりました。6年生に下級生の子供たちの感謝とエールが届く六送会になりそうです。
青空会議をしている3階の音楽室に向かう途中の1階ホールで、6年生の子たちとじゃれ合う5年生の子供たちを見かけました。子供たちの笑顔と、楽しそうな雰囲気がとってもいいな~と思いました。一方で、「6年生はあと2か月で卒業かぁ」と考えてしまうと、さみしさもこみ上げてきます。6年生と過ごせる時間、一日一日を大切にしたいです。六送会もみんなで成功させたいですね。
みんなで広げよう!あいさつの輪! 1月22日(水)
2025年1月22日 18時15分ちいさな親切運動の「あいさつ運動協力校」の指定を受けてまもなく1年になります。
火曜日と木曜日には、昇降口を入ったところで5年生の子供たちがあいさつ運動をしてくれています。普段、正門にいる私はその様子を見たことがなかったので、昨日、ほんの一瞬でしたが、校舎の中の様子を見てきました。2人だけでしたが、5年生が昇降口から入ってくる子供たちに「おはようございます!」とさわやかに声をかけていました。たった2人でも仲間がいることでできるのだと思います。かっこいいな!と思いました。
水曜日の今朝は、青空委員会の子供たちが正門であいさつ運動をしてくれました。
曜日に関係なく毎日あいさつ運動をしてくれている2年生、6年生の子供たちもいます。今朝も、一番最初にあいさつ運動を始めたのは、早い時間帯に到着していた2年生の男の子2人でした。やらされているという感じはまったくなく、自主的にやってくれている様子です。先生はだれも付いていないのに、2人で「おはようございます!」と登校してくる子供たちにあいさつをしてくれていました。
あいさつ運動をがんばっている子供たち、キラキラ輝いて見えます。学校を明るい雰囲気にし、通る人を温かい気持ちにしてくれています。
浅羽東小の自慢です。
校長室での会食がスタートしました!(6年生) 1月21日(火)
2025年1月21日 17時27分毎年3学期になると、「1月は行く」「2月は逃げる」「3月は去る」という言葉を耳にします。学校においても、最も短い3学期は、バタバタしている間にあっという間に終わってしまうという印象はやっぱりあります。3学期が始まって3週目に入りました。気が付けば1月も下旬を迎えています。一日一日を大切に過ごしたいものです。
さて、6年生は昨日から校長との会食を始めました。1組から順番に、毎日、5~6人の6年生が給食をもって校長室に移動し、私といっしょにいろいろとお話しながら給食を食べます。私にとっても、至福の時、学級担任の先生に戻った気分で子供たちとの会話を楽しませてもらっています。
サイコロをふって、出た目のテーマで順番に話をしてもらっています。1つの目に対してテーマが2つあり、話しやすい方で話をしてもらいました。話してくれた内容に対して、さらにいくつか質問もさせてもらいながら、一人一人の考えを聞かせてもらっています。6年間を振り返ってのテーマや中学校生活、将来のことなど未来に関するテーマ、様々ですが、子供たちのことを知ることができるのは、うれしくもあり、楽しくもあります。毎年思うことですが、「学期に1回ずつ」あるいは「すべての子供たちと」できたら幸せです。
給食の後のお昼休みに、「校長先生、もう一回やりたい。もう一回行きたい。」と言ってくれた子がいました。私にとっては、本当にうれしい言葉でした。
会食の開始は、6年生の卒業が近づいていることを意味しています。昨日も、今日も会食が終わる時間には私の心の中では「楽しかった」という思いの反対側で「なんだかさみしいな」という気持ちがしみ出してくるような気がしています。6年生の子供たちと過ごせる一日一日を大切にしたいなと思っています。
2年生が思春期講座を受講しました! 1月20日(月)
2025年1月20日 18時50分本日、2年生は性教育トレーナーの先生を講師にお迎えして、思春期講座を行いました。人数がそれほど多くない学年なので、2クラスいっしょに行うこともできますが、子供たち一人一人にお話が届くように・・・と、あえて学級ごとに講座を開いてくださいました。
講座では、体には「プライベートゾーンという特別に大切なところがある」ということ、他の人の体をさわるのには「いいタッチとだめなタッチがある」ということ、「『いや!』『やめて!』と言うこと」「その場から逃げること」「だれかに相談したり話したりすること」が自分を守るための方法であることを教えてもらいました。
私たち大人が、子供たちと真面目に話すことをためらってしまいそうな話題ですが、さすがは専門家の先生です。真剣に、そして分かりやすく子供たちに教えてくださいました。
2年生で性教育は早すぎるのでは・・・と考える人がいるかもしれません。でも、今日の指導の中でも話題にあがっていました。子供たちの生活の中では、「なぐる、たたく、ける、つねる」などの暴力以外にも、「ズボンやパンツを下ろす」「スカートをめくる」「カンチョーする」「おしりをさわる・おまたをさわる」なんて行為がないわけではありません。実際に、友達が行ったこれらの行為により、傷ついてしまった子を何人も見てきました。ふざけ半分で行ったとしても、そのことで深く傷ついてしまう子がいるのです。子供だから許されるものでもありません。だからこそ、低学年の時からプライベートゾーンというのは特別に大切な場所であるということを知っておくことは重要だと思います。
今日の授業では、全員で手拍子をしてだれかが「いやっ!」と言ったら手の動きを止める練習をしました。相手が嫌がっているのにやめないことで、トラブルになるケースはたしかによくあるなぁと思って見ていました。そして、自分の口で「いやっ!」という練習もしました。自分が不快に感じても我慢してしまう子もいます。いじめ実態調査をした時に、「いじめをされた時に、あなたはどうしましたか?」という質問に「がまんした、何もしなかった」と回答した子が半数近くいて驚いたことを思い出していました。いやだと思った時に、はっきりと「いや!」「やめて!」と言えることはとても大切です。簡単なことのように思えても、それがなかなかできず被害が深刻化することもあるでしょう。
御家庭でも同じような話をお子さんに伝える機会を作っていただけると、自分の体も、相手の体も大切にする意識がお子さんのうちに育っていくと思います。
4年生が委員会活動に向けて動き出しました! 1月17日(金)
2025年1月17日 19時07分4年生の子供たちに向けて、委員会オリエンテーションが行われました。本校では、すべての5年生、6年生が委員会に所属し、学校のため、みんなのために活動します。今日は、最初に各委員会の委員長さんが委員会紹介をしてくれました。
どんな活動をしているのか、どんなやりがいがあるのか、どんな人がふさわしいのか、委員会の魅力を語ってくれました。さすがは、6年生、そして委員会の委員長さんです。堂々とした立ち居振る舞いで分かりやすく説明を行っていました。4年生にとっては、憧れる先輩の姿だったと思います。
今日は、実際の委員会活動も行われたので、4つのグループに分かれて、活動の様子を見学することもできました。
委員会の活動を通して、学べることはたくさんあると思います。自分のもっているよさを発揮するチャンスもいっぱいあると思います。必ず第1希望の委員会に所属できるわけではありませんが、4年生の子供たちには5年生や6年生のように人のために働ける人、自分の役割を自覚し、確実に責任を果たすことができる人に成長していってほしいと思っています。人のために働くことが楽しい、やりがいを感じる、そんな気持ちで委員会活動を頑張っている先輩たちが大勢います。
4年生の子供たちの姿に期待が膨らみます。先輩たちの話を聞く態度、一生懸命メモを取っている姿が立派でした。意識の高い子供たちが大勢いることをうれしく思いました。4年生の皆さん、委員会活動が始まるのが、楽しみですね。
あいさつの輪が広がってきています!民生委員さんによるあいさつ運動 1月17日(金)
2025年1月17日 18時41分インフルエンザが猛威をふるっているとのニュースを連日耳にしています。本校でも流行は始まっていて、コロナ禍のころのようにマスクの着用や手洗い、うがい、換気を呼びかけなくてはならなくなってきました。学級閉鎖措置をとるまでには至らず、週末を迎えることができたことにほっとしています。しかしながら、インフルエンザでお休みしている子供たちがいます。この瞬間も発熱等で苦しい思いをしている子供がいるかもしれません。お大事にしてほしいです。
さて、今日は民生委員さんによるあいさつ運動がありました。寒い朝ではありましたが、ガードボランティアさんに加えて、今朝は民生委員の皆さんが子供たちを見守ってくださったこと、温かいあいさつで迎えてくださったことに感謝をしております。地域の皆様の温かい御奉仕に心から感謝申し上げます。
青空委員会の子供たち、2年生、6年生のあいさつボランティアの子供たちが正門周辺で元気なあいさつをしてくれていました。2年生の教室前の広場では、2組の担任の先生と一人の児童がのぼり旗をもってあいさつ運動をしてくれていました。
本校であいさつの輪が少しずつ少しずつ広がってきていることをうれしく思います。いつでも、どこでも、だれにでも、自分からあいさつできる子が増えていくといいなと思っています。あいさつでだれかの「しあわせのバケツ」をいっぱいにすることができたら、ステキな学校、ステキな町になると思います。
さすがは6年生・・・!(6年2組 算数) 1月16日(木)
2025年1月16日 18時01分6年生の授業を参観しました。ノートとにらめっこをしながら考え込んでいる子もいれば、タブレットを使って何かを一生懸命調べている子もいました。ノートには、テーマという文字があり、子供たちが立てたテーマを見てみると、「ごみを減らそう」「気温がどんどん高くなっている」「幼稚園の数(いっぱいで入れない子供がいる)」「犯罪を減らそう」など、それぞれ違っていました。「6年の3学期の社会科は、社会問題に切り込むのかっ!?」と驚きました。何より驚いたのは、学習に向かっている子供たちの態度でした。個別に取り組んでいましたが、どの子も真剣そのものでした。
ところが、授業が終わってから、その授業が社会科ではなく算数の「データの整理と活用」という単元の授業だったいうことが判明しました。問題からテーマを決め、調査をして、データを集め、分析し、結論を導く。私が社会科の授業と勘違いしてしまうほど、内容的には社会科とつながるものでした。学校の授業は、国語は国語、算数は算数というように教科ごとになっていますが、実際の生活の中ではすべてがつながっています。子供たちが学んでいることも実はつながっている、重なっているのだとあらためて感じました。むだな教科はなく、ある教科で学んだことが他の教科で生かされるということがたくさんあると思います。
今朝は、読み聞かせがありました。私は6年2組を担当しました。今年度の読み聞かせも今日を含めて残り2回、私がこの6年生の子供たちに読み聞かせができるのも今回が最後と思うとさみしい気持ちになりました。熟考して選んだ1冊の絵本を読み、5分くらいお話をさせてもらいました。落ち着いた温かい雰囲気の中で読み聞かせをすることができました。読み聞かせの後の私の話にも全員が顔を上げて耳を傾けてくれました。子供たちの相手を大切にした聞き方に、私自身、すごく大事にされているなぁと感じて、私の「しあわせのバケツ」はいっぱいになりました。さすがは、浅羽東小の6年生だ!としみじみ思いました。読み聞かせの後、私が使った大型テレビの片付けには、何も言っていないのに二人の児童がすっと手を貸してくれました。心優しい子供たちの行動にまたまた私の「しあわせのバケツ」が幸せであふれました。東小のステキな文化を感じることができてとってもうれしくなりました。この6年生の姿が学校全体に広がっていくことを想像するとワクワクしないではいられません。
まちじゅう図書館がまもなく動き出します! 1月15日(水)
2025年1月15日 17時37分本日、本校図書館に新しいコンピュータが入りました。2学期、学校の図書館にあるすべての蔵書にICタグが取り付けられました。新しいコンピュータが入ったことで、市立図書館3館、市内12小学校図書館、市内4中学校図書館がネットワークでつながれ、子供たちは学校にいながら袋井市が所有するすべての本の貸出や返却、予約までできるようになります。本校では、2月11日から新システムを稼働する予定です。まちじゅう図書館事業が進むことで、子供たちの読書環境が整備され、すべての子供が本に親しむことができるようになりました。子供たちには、たくさんのステキな本と出会ってほしいなと思っています。
こども家庭庁の調査では、高校生の平日のインターネット利用時間は1日当たり6時間を超えているそうです。高校生では、ほとんどの生徒がスマホを所有しているためだと思われます。中学生でも4時間半以上、10歳以上の小学生でも3時間半以上との調査結果でした。利用目的はほぼ全年齢で動画視聴が90%超だったそうです。
お子さんの1日当たりの読書時間はどれくらいでしょうか。まちじゅう図書館の事業を通して、読書好きな子供が増えることが期待されています。メディア中毒気味の子供たちがメディアから解放されることにも私は期待しています。子供たちに負けないよう、私たち大人もいい本をたくさん読んで、心ゆたかな大人になりたいものです。
今日は、コンピュータの入れ替え作業のため、本の貸出は中止、返却のみでした。それでも、今日も図書館では、何人かの子供たちが読書を楽しんでいました。