新着情報
学校ブログ
キャリア講話(6年生) 11月17日(金)
2023年11月17日 16時58分6年生の総合的な学習の時間に「未来に向かって」(キャリア教育)で、ゲストティーチャーのお話を聞く機会を設けています。今日は、昨年度も来ていただいた高橋モータースの高橋俊明さんのお話を聞きました。その中で、高橋さんのこれまでの生き方や考え方を直接伺うことができました。
高橋さんは、お父さんの立ち上げた高橋モータースの長男として生まれ、幼い時から後継者を期待されていたそうです。同時に、小学生の時に先生になりたいという夢も抱き、自動車関係の勉強をしながら教師になる勉強もしたそうです。そして、両親と相談し、まず教師として働き、夢の一つを実現しました。それでも、これまで支えてくれた両親や地域の人たちの役にも立ちたいと、高橋モータースを継ぐ決意をしたお話を聞きました。
後半は、オリンピック聖火ランナーのお話でした。なぜ、選ばれたのか、その理由を教えてくれました。高橋さんは、40歳の時「しずおか市町対抗駅伝競走大会」に袋井市チームの選手として出場しました。次の年も連続出場を果たしたのですが、その後8年間ライバルにその座を奪われ、補欠にとどまるという、とても悔しい思いをし続けました。それでもあきらめずに努力や挑戦を続け、50歳のときにそのライバルに勝ち、再びその舞台に立ちました。そのあきらめない姿勢が報道で取り上げられ、周囲の人たちの後押しもあり、聖火ランナーに選ばれたということでした。「トーチの9割は、くやしさでできている。」「残りの1割は、地域の人への感謝です。」という言葉がすべてを表していました。
実際に使用したトーチを手にした子供たちは、実際の重みだけでなく、高橋さんの何事にも真摯に向き合いあきらめない姿勢、地域の人たちへの感謝の気持ちを感じたことでしょう。
「伝えよう みんなの学び」古新田集会、がんばりました! 11月16日(木)
2023年11月16日 18時08分多くの保護者の皆様、御家族の皆様に御来校いただき、古新田集会を盛大に開催することができました。今年は、1,2年生は生活科、3年生以上の子供たちは総合的な学習の時間で学んだことを自分の言葉で発表することにチャレンジしました。
リモートで行ったオープニングからスタートした古新田集会、青空委員会の子供たちが、さわやかな幕開けを飾ってくれました。
子供たちの発表はいかがでしたでしょうか。参観された学校運営協議会の委員さんが「ステキな発表で楽しかったです。」「学年が上がるにつれ、学習内容も発表の仕方も高度になっていって感心しました。」とおっしゃっていました。子供たちはどうでしたか?他の学年の発表を聞いて刺激を受けた人、多くのことを学んだという人も多かったのではないでしょうか。
エンディングセレモニーの感想発表で、「はじめはみんなで協力して進めるのが大変だった。でも協力して準備を進めていくうちにだんだんと楽しくなってきて、今日は精一杯の発表ができたと思う。」と話してくれた人がいました。協力して何かを成し遂げるってステキなことですね。
さて、みなさんの学びは今日で終わりではありません。学びはずう~っと続いていきます。このことについてもっと知りたい、調べたい、これはどうなっているのかな・・・今日の古新田集会で新たな疑問や課題を得た人がいたら、ステキなことです。
興味深い発表、知らなかったことをたくさん教えてくれた発表、楽しいと感じさせてくれた発表、たくさん笑わせてくれた発表、いろいろな発表がありました。楽しい古新田集会でした。ありがとうございました。
古新田集会前日となりました。 11月15日(水)
2023年11月15日 16時57分給食を終えた昼休み、南校舎1階の会議室から子供の声がします。普段は子供たちが使うことのない会議室なので、何だろう?!と思って行ってみました。5,6年生の青空委員会の子供たちでした。
明日の古新田集会のオープニングとエンディングのリハーサルをやっていました。驚いたのは、そこに先生がいなかったことです。教師はいなくても子供たちだけで、指示を出したりアドバイスし合ったりしながら、練習を進めていました。「ちょっと早口だから、もう少しゆっくりしゃべるようにしよ。」6年生が中心となってしっかりと明日の動きやセリフを確認していました。
やがて、廊下に委員会の顧問の先生の姿が・・・。でも先生は、様子を見守るだけ、子供たち同士のやりとりを優しい笑顔で見ているだけです。先生は子供たちに任せていました。
浅羽学園では、「任せて認める」指導を大事にしています。青空委員会の子供たちを見ていても、よりよいものを自分たちで作り上げていくことができる力を子供たちは十分にもっていることが分かりました。明日が一層楽しみになりました。
放課後、体育館で行われていた古新田作品展には、保護者の皆様、御家族の皆様が何人か来てくださいました。ありがとうございました。子供たちはみんな自分の作品を見てほしい、自分の頑張りを認めてほしいと思っています。子供たちが自分への自信、次へのやる気、未来への勇気づけを得られる古新田集会にしたいと思っています。
持久走の試走を行いました!(3、4年生) 11月14日(火)
2023年11月14日 17時13分<東っ子の会(体育部)の様子>
<持久走試走の様子>
秋を楽しむことのないまま一挙に冬を迎えたかのように急に冷え込みが厳しくなりました。徐々に色づいてきた紅葉も散ってしまうのではないかと心配になります。
今朝はリモートで「東っ子の会」を開催しました。体育主任の先生から、「みんなで高め合う心と体づくり」についてのお話がありました。
来月4日~8日に持久走記録会が行われます。持久走に対して苦手意識を持っている児童も少なくありません。どのような心構えで臨めばよいかお話してくださいました。
また、冬季はインフルエンザなどの感染症が広がりやすい時期です。今年は、いつもよりかなり早くに感染が始まり、すでに感染した人も多いのですが油断は禁物です。
中学年の子供たちは、本日5時間目に持久走の試走を行いました。750mの距離です。普段運動していない児童にとってはなかなか大変な距離かもしれません。
4年生女子、4年生男子、3年生男子、3年生女子の順に校地内のコースを走りました。友達と最後まで競い合う子、苦しそうな表情を浮かべながらも最後まで走り切った子、持久走は見ているだけで感動ものです。見ていると思わず「頑張れーっ!」と応援してしまうのですが、実は「子供たちはもう十分頑張ってるんだよね、十分頑張ってる子に『もっと頑張れーっ』て声援はひどいのかも・・・」と終わってからいつも反省してしまいます。それでも、見ていると頑張れーと言わずにはいられない気持ちになるのです。
走り終えた子供たちの表情には、やり遂げたという一つの自信がにじんでいます。苦しいことから逃げずにチャレンジする、子供たちの成長にはとっても大切なことだと感じます。
たくましく成長していく子供たちの姿に、私も夜のダイエット散歩(少しジョギング)を頑張ろうという気持ちにさせてもらいました。
明日から古新田集会「校内作品展」を開催します! 11月13日(月)
2023年11月13日 16時59分16日(木)の古新田集会に先立って、明日14日(火)と15日(水)の15:20~16:20の時間帯で校内作品展を行っています。古新田集会当日に来られない方、じっくり作品をご覧になりたい方は、ぜひお越し下さい。
本日、放課後、職員が体育館で作品の展示作業を行いました。力作ぞろい、子供たち一人一人の作品に個性が表れていて、一つ一つの作品をじっくり見ているとあっという間に時間が過ぎてしまいます。
子供たちは、16日(木)の古新田集会に向けて、最後のまとめと準備、発表練習を頑張っています。
楽しみにしていてください。
難民支援への御協力をありがとうございました! 11月13日(月)
2023年11月13日 16時01分コスモス1組の子供たちが中心となり、難民となってしまった子供たちに送る衣服を集めました。このプロジェクトは、衣料品メーカーのユニクロ(UNIQLO)が行っている難民支援プロジェクトの一つです。浜松市の学校で、「総合的な学習の時間」で学習したことを発表しているのを見た担任の先生が感銘を受け、子供たちに話したところから衣服の回収が始まりました。
全部で段ボール12箱分の衣服が集まり、先週金曜日、無事に送り届けることができました。12箱と言っても、一人では運べないほど大きな段ボールもありました。本当にたくさんの洋服が集まりました。
洋服と一緒に、協力して下さった保護者からコスモス1組の子供たちへのメッセージが入っていることもあり、子供たちがとても喜んでいました。保護者の皆様の御協力と励ましに心より感謝申し上げます。
先週金曜日に、洋服のつまった段ボールを運び出した際、「今日、浜松の学校まで持っていってくれる人のところに届けてくるからね」と子供たちに伝えました。
すると、今朝、一人の子供が私に話し掛けてくれました。「ねぇ先生、あの服、もう難民の人のところに届いたかな・・・」純粋な子供の心に、心がほっこり温かくなりました。集めた洋服が、実際に海外の子供たちのところに届くまでにはまだまだ時間がかかると思いますが、子供たちの優しい気持ちは、どんどん広がってあっという間に遠い外国にも届くのではないかなぁ、そんな期待をさせてくれました。
今日、子供たちは協力してくださったクラスや職員室、事務室、保健室の先生たちのところにお礼を言って回っていました。人のために何かするって、ステキなことですね。
修学旅行記(最終回)(6年生) 11月12日(土)
2023年11月11日 10時22分一泊二日の修学旅行、最後の見学地は東京スカイツリーでした。バスを降り、1階のロビーで集合時刻や注意事項を確認し、エレベーターに向かいます。
有名な観光スポットだけにエレベーターを待つ人で、長蛇の列ができていました。クラスごとに全員が乗れる大型エレベーターを乗り継ぎ展望デッキに到着しました。
地上350m、スカイツリーの高さから言えば半分と少しのところですが、360度の大パノラマが広がり、首都東京を見渡すことができます。大都会の景色を見ながら、子供たちはどんなことを感じたのでしょうか。
展望デッキからは、活動班ごとに移動しました。お土産を買うことができるのもここが最後、限られた時間でしたが、買い物も楽しむことができました。
お土産に「東京ばな奈」を買いたがっていた子供たちがたくさんいたのですが、浅草でもスカイツリーでも販売されていなかったため、がっかりしていた子もいました。最初に集まった1階ロビーが集合場所、予定通り全員が集合し、再びバスに乗り込みました。そして、計画通りの時間に東京駅に到着することができました。
愛野駅に到着した時には、外はすでに真っ暗でした。解散式を行いましたが、子供たちは疲れも見せず、最後まできちんとした態度で立派でした。進行役の子供たちも、感想発表をしてくれた児童も堂々としていてステキでした。最後に添乗員さんに全員で心を込めて感謝を伝えることができました。
浅羽東小学校最高学年の子供たちのすばらしさをたくさん感じることのできた楽しい楽しいステキなステキな修学旅行でした。(おわり)
修学旅行記⑤(6年生) 11月10日(金)
2023年11月10日 10時55分上野公園から、バスは浅草に向かいました。浅草寺で解散、時間は1時間20分しかありません。多くの観光客でごった返す仲見世通りに入り、雷門方面に向かうグループ、浅草寺に向かうグループ、班長を中心に出掛けていきました。
お土産を買ったり、食べ歩きを楽しんだりして過ごしました。仲見世通りのあまりの混雑ぶりに驚いた子供たちも多かったようです。
雷門ではカメラマンさんが待っていてくれ、班ごとに記念写真を撮影してもらっていました。外国人の観光客も多く、雷門で子供たちを誘導していた先生は、外国人ユーチューバーにつかまってインタビューを受けていました。アメリカ・カリフォルニアから来られた韓国系アメリカ人でした。
観光地東京を満喫した子供たちですが、集合時刻には全員がきちんと集まっていて、添乗員さん、バスガイドさんをまたまた驚かせていました。(つづく)
静岡県市町対抗駅伝の結団式 11月10日(金)
2023年11月10日 10時27分11月9日(木)19:00~ 袋井市教育会館で、第24回静岡県市町対抗駅伝競走大会の袋井市チーム結団式がありました。
小学生から大人までの21名が、袋井市チームに選ばれます。3回の選考記録会を勝ち抜き、本校の6年生児童が見事代表に選出されました。浅羽東小学校からは久しぶりの選出になりますが、過去にも小学生の代表になったり今年のメンバーに卒業生がいたりします。(卒業生の中には、箱根駅伝に出場した先輩もいます。)浅羽地区は、昔から駅伝が盛んで、今でも袋井市駅伝の地域の部に「東方」や「諸井」といったチームが出場していることからも、その熱量が伝わってきます。
結団式では、団長の袋井市長さんやスポーツ協会会長の溝口紀子(バルセロナ五輪女子柔道銀メダリスト)さんから、熱い激励の言葉をいただきました。各選手も一言ずつ抱負を語りました。本校児童も緊張しながらも、力強く「代表としてがんばります。」と宣言しました。その後、記念撮影を行いましたが、チームが一丸となる雰囲気が伝わってきました。
今後、来週末の最終選考レースにより、本番当日走るメンバー12名と区間が決まります。大会は12月2日(土)10時スタートです。テレビ中継もありますので、ぜひ、袋井市チームや本校児童に声援を送っていただけると幸いです。また、静岡市町対抗駅伝競走大会のホームページには、各市町の代表チームに応援メッセージを送れるようになっています。こちらはメッセージ数による順位も出ますので、袋井市チームでも個人へでもよいので、メッセージを送っていただけるとありがたいです。
袋井市立図書館に行ってきました!(2年生) 11月10日(金)
2023年11月10日 10時24分昨日、2年生は袋井市の公用バスを利用して袋井図書館に行ってきました。
学校から離れての校外学習は子供たちにとっては、ワクワクドキドキです。それでも、出掛ける前には落ち着いて先生のお話を聞いていました。さすがは2年生、子供たちの成長を感じます。
図書館に到着し、まずは職員の方から袋井図書館について説明を受けました。メモをとりながら真剣に話を聞く姿も様になっています。真剣に学ぶ姿や、相手を大切にして話を聞く姿がたくさん見られました。
絵本の読み聞かせもしていただきました。学校とは違う雰囲気で、子供たちは絵本の世界に浸っていました。
図書館内の見学では、膨大な本の量に驚いていました。全国学力学習状況調査でも、読書量が多い子ほど、学力が高い傾向、学力が伸びる傾向があるということが明らかになっています。国語以上に、算数の学力に影響しているという人もいるほどです。本を見て、まずは興味を持てる子供になってくれるといいなぁと思います。
今回の訪問でも子供たちは図書館の本を借りてきました。公共図書館の使い方も覚えました。たくさんのステキな本と出会えるといいですね。
市立図書館の皆様、バスの運転手様、ありがとうございました。子供たちがステキな学びをすることができました。
修学旅行記④(6年生) 11月9日(木)
2023年11月9日 17時29分お世話になったホテルに別れを告げ、クラスごとにバスに乗り込みました。ホテルの従業員の方々が、バスが見えなくなるまでずっと手を振っていて下さいました。子供たちもバスの中から手を振って感謝を伝えていました。バスごとにガイドさんがつき、東京案内をしてくださいました。1日目よりも子供たちがガイドさんを大切にしているのが伝わってきました。
午前中の目的地は、上野公園です。バスを降り、国立科学博物館の前で記念撮影、一度全員で集合して、グループ活動の注意事項を確認しました。先生の話を聞く子供たちの態度が一日目よりもさらによくなっているように感じました。
いよいよグループ活動開始です。班長の指示に従って、グループごとに出掛けていきました。やはり動物園に行くグループが多かったです。入口で、動物のポーズをして、園内に入り、いろいろな動物を観察したり、お土産を買ったりして過ごしました。動物よりも人の方が多いのでは?と思えるほど、園内には多くの人がいました。上野動物園の人気者と言えばジャイアントパンダですが、2歳になったシャオシャオとレイレイには、50分待ちの行列ができていました。子供たちは早々にシャオシャオとレイレイを見に行くことはあきらめたようですが、お父さんとお母さんのリーリーとシンシンは、待ち時間もほとんどなく見学することができました。広い園内、さらに坂道も多く、歩き疲れた子もいたようです。
国立科学博物館や東京国立博物館、国立美術館にも足を運んだ子供たちもいましたが、昼の集合時刻にはすべてのグループが集合場所に戻ってくることができました。戻ってきた子供たちは、購入したお土産を見せ合ったり見学した場所について報告し合ったりしていました。旅行を通してのことですが、時間を守ることへの意識が非常に高く、時間に遅れることが一切ありませんでした。大変すばらしいことで、添乗員さんたちも最後まで感心し、子供たちに感謝していました。
2日目の昼食は、上野公園でお弁当をいただきました。学年主任の先生から今後の予定などについてのお話があり、到着したお弁当が配付され、公園内で座って昼食をとりました。
写真を撮ることはできませんでしたが、学年主任のお話を聞いている時、そして昼食を配っている時、朝、ホテル前にいたイタリア人と同じように、子供たちの様子をじ~っと見ていた二人の高齢の白人女性がいました。
話し掛けてみると、アイルランドから旅行で訪れている方々でした。日本では大阪や京都など日本各地を2週間かけて旅行し、この後東京の下町を散策し、明日帰国されるとのことでした。なにゆえ子供たちに興味があるのだろうと思っていましたが、お二人ともアイルランドで学校の先生をしていたとのこと、すでに退職して老後は世界中を旅行して楽しんでいると話してくれました。
元学校の教員ということもあり、日本の子供たちの様子がとても気になり、思わず見入ってしまったそうです。「この子達は、あなたの生徒さんですか?先生の話を聞く態度、整然とお弁当を受け取る態度、見ていて非常に“美しい”と感じました。」私にそう話してくれました。アイルランドでは、高校の先生をしていたそうですが、「アイルランドの子供たちの態度は、高校生でもこんなにしっかりしていなかった。どうすればこんなに立派な子供たちが育つのか、不思議に思って見ていました。」そうおっしゃっていました。日本のどこから来たのかと尋ねられたので、「富士山のある静岡から来たけど、今日で旅行は終わり、この後帰るんです。」と答えました。
「バスで帰るんですね。」と言われたので、「いいえ、電車ですよ。新幹線で帰りますよ。」と伝えると、二人は顔を見合わせ、「これだけの人数を連れて、電車に乗るなんて信じられない。どうやったらそんなことができるの?」笑ってそう言っていました。外国人の方々には、節度ある日本の子供たちの態度や行動がかなり新鮮に映るようです。日本中を旅行し、東京駅の混雑ぶりを知っているだけに60人もの子供たちが並んで移動し、電車に乗り込む姿など想像できなかったのかもしれません。
お二人の外国からのお客様にお別れをした後、お弁当を食べていた子供たちにアイルランドの方々がおっしゃっていたことを伝え、尋ねました。「どうしてこんなに立派な子供たちが育つんですか?って言っていたけど、なんでだろうね?」すると子供たちは、即答してくれました。「土屋先生のおかげです。」それを聞いていた2組の子供たちも負けじと「宮本先生のおかげです。」と叫んでいました。子供たちのそんな反応に心が温かく幸せな気持ちになりました。
数々のステキな出来事が、お弁当を何倍もおいしくしてくれました。(またまた、つづく)
<昼食後の様子>
4年生のゆたかな心の授業(人権擁護委員の方々) 11月9日(木)
2023年11月9日 13時32分毎年、4年生を対象に、人権擁護委員の方々による「ゆたかな心の授業」が行われています。今日も8名の人権擁護委員の方々が来て、4年生に人権の話をしてくださいました。
最初に、人権のイメージキャラクターの紹介がありました。人権イメージキャラクター人KENまもる君と人KENあゆみちゃんは、漫画家やなせたかしさんのデザインにより誕生しました。2人とも、前髪が「人」の文字、胸に「KEN」のロゴで、「人権」を表しています。人権が尊重される社会の実現に向けて、全国各地の人権啓発活動で活躍しています。子供たちからは「だからアンパンマンのドキンちゃんに似ているんだ!」と納得している様子が見られました。
次に、人権についてのお話がありました。「人権とは、だれもが幸せに生きる権利のことです。」「いじめられたり、暴力や差別を受けたりして、つらい思いをしている人がいないようにしていくことが人権を守ることです。」「お互いに相手のことを考え、思いやりをもって接することが大切ですね。」というお話を、子供たちも真剣な表情で聞き入っていました。
そして、「ぼくはどうすればいいんだろう」というお話を聞いて、登場する子の気持ちやどうしたらよいのかを考えたり伝え合ったりしました。いつもとはちがう雰囲気に、多少緊張している様子も見られましたが、いじめや人権について深く考えるとても良い機会になりました。振り返りの場面では、「いじめがあったらできるだけ早く伝えた方がいい。」「いじめをする側の人にも何か理由があると思うので、それを分かってあげることも大切だと思う。」など、それぞれに感じたことを書き留めたり発表したりしました。
最後に、人権擁護委員の方から、「困ったことがあったら一人で抱え込まず、友達や家の人、先生などに相談してください。」「直接伝えることが難しいときは、人権SOSミニレターを使ってください。」とお話がありました。だれもが幸福感を感じられる日々を過ごせるようになることを強く願います。
修学旅行記③(6年生) 11月8日(水)
2023年11月8日 13時14分2日目も朝から晴天に恵まれました。早朝に部屋から出てくる子もなく、子供たちは各部屋で6時40分のモーニングコールまで静かに過ごしているようでした。7時からは、宿泊していた6階、7階から1階に移動してのバイキング形式の朝食です。朝食会場に続々と子供たちが向かってきます。「おはようございます」ホテルの従業員さんに対するあいさつの声があちこちから聞こえてきました。
ご飯、おみそ汁、卵焼き、焼き鮭、ミートボール、フルーツ、ヨーグルトなど、列に並んで好きな物を好きな分だけお皿にのせていきます。
テーブルごとにおいしくいただきました。
食後は部屋に戻って、荷物をまとめて8時にはホテルの前に集合しました。
子供たちが去った各部屋を確認してまわりました。忘れ物がないかが一番重要ですが、使い終えた部屋がきれいになっているかも少し気になります。そんな中、男の子たちが使っていた一室で、バスタオル等が見当たらない部屋がありました。「どこにまとめて置いてくれたのかな?」バスルームをのぞくと、床にきれいにたたんでおいてありました。「あれ、これって使ってあるバスタオルだよなぁ」独り言を言いながらよく見てみると、バスタオルの上にメモ用紙と折り鶴が置いてありました。
折り鶴を見てピンと来ました。「カタールワールドカップの日本代表だ!」昨年のサッカーワールドカップで日本代表が使用したロッカールームが使用後、とてもきれいになっていたこと、そしていくつもの折り鶴とともに「ありがとう」のメッセージが置いてあったことが話題になりました。
バスルームから明るい場所へバスタオルとメモ用紙、折り鶴を移動させました。「いつもきれいにしてくれてありがとうございます」そんな言葉が記されていました。感動で体が震えました。「なんてステキな物を見せてもらったんだろう」そう思いました。バスルームの片隅に置いてありました。見回りをしてたまたま気づきましたが、学校の職員はだれも気づかないかもしれません。子供たちは、ホテルで働く従業員の方に、お礼の気持ちを伝えていたのでした。「かっこよすぎる!」興奮したまま他の部屋も点検して回りました。男子の部屋でもう一つ、お礼を伝えるメッセージが残された部屋がありました。「自分も相手も大切にする」そんな6年生の子供たちの行動をうれしく思いました。
ホテルの前で整列し、全員で支配人さんはじめホテルの従業員さんにお礼を言いました。つづいて支配人さんがお話しして下さいましたが、「私たちの仕事のやりがいはお客様からのこういったお言葉です」とおっしゃっていました。さきほど私が見た子供からのメッセージをもう見つけたのかな???と不思議に思っていたら、何やら手に紙を持っていました。子供たちがバスに移動し始めてから、「よろしかったら、見せていただけますか」と支配人さんにお願いして見せてもらうと、子供たちが書いて渡してくれたお礼の手紙でした。職員に言われて書いた物ではなく、自主的に書いた子供がいたようです。
子供たちの中に優しい「相手を大切にする」心が育っていることを実際に見ることができてうれしかったです。折り鶴付きのメッセージの話についてもデジカメの写真を見せながら、担任の先生方に伝えました。先生たちは、私が喜んでいる以上にもっともっとうれしそうでした。
ところで、ホテル前で整列して先生の話を聞いている子供たちの姿をじっと見ていた外国人の方々が3人いらっしゃいました。その場を立ち去る際、あいさつして「何か気になることでもありましたか?」と尋ねると、「子供たちが整然と並んで話を聞いている姿があまりにすばらしくて・・・」片言の英語で説明してくれました。聞けばイタリアから旅行に来られた方々だそうで、日本の子供たちの礼儀正しさ、きちんとした態度に感動したとのことでした。修学旅行2日目の朝は、実に清々しいさわやかな始まりになりました。(つづく)
修学旅行記②(6年生) 11月7日(火)
2023年11月7日 14時31分議員会館での昼食後は、コース別の研修です。
Aコースは、日本科学未来館とフジテレビをグループごとに見学しました。日本科学未来館では、最新の科学技術について学ぶだけでなく、よりよい未来をつくるために私たちができることを知ったり考えたりすることができました。ノーベル物理学賞の受賞につながったニュートリノの観測装置の模型や国際宇宙ステーションの紹介ブースなど様々な展示を見学したり体験したりしました。
フジテレビでは、テレビでもよく見る球体展望室「はちたま」を訪れました。展望室で、エッフェル塔ポーズならぬ、東京タワーポーズ?!で記念写真を撮ったり、ワンピースやサザエさんなどのブースを訪れたりしました。生放送でお天気リポートをやっている人たちもいたとか・・・芸能人や有名人には会えなかったようですが、テレビ局訪問を十分に楽しむことができたようです。
Bコースは、マクセルアクアパーク品川とオリンピックミュージアムを訪れました。グループごとのバックヤードツアーに申し込んだ子供たちも多く、館内の裏側を案内してもらいながら水族館で働く人の仕事や苦労、思いなどを直接うかがうことができました。大都会の水族館ですが、イルカやペンギンのショーも行われていました。イルカショーでは、見学席の5列目くらいまでは大量の水しぶきが飛んできます。それを承知の上で、あえて最前列に陣取る子供たちもいました。簡易のカッパを購入した子も多かったのですが、それでも大量の水を浴びて興奮していました。
オリンピックミュージアムは国立競技場に隣接しています。館内では、オリンピックの歴史を学ぶコーナーや、ジャンプや友達とのシンクロなどのオリンピック種目に関係する運動体験ができるコーナーがありました。日本人選手の活躍についても学ぶことができました。
ミュージアムの前には、国立競技場がそびえ立っていました。陸上競技やサッカーなどで、いつか国立で活躍する子が子供たちの中から出てくるかもしれません。
ホテルで一旦荷物を下ろした後、東京ドームシティアトラクションズへ向かいました。フードコートで夕飯を済ませ、グループのメンバーと夜の遊園地を楽しみました。お化け屋敷がかなり怖かったようで、どこが一番よかった?と質問するとお化け屋敷の話をしてくれる子が何人もいました。徒歩でホテルに戻ってきた時には、8時30分近くになっていました。友達と一緒に泊まる・・・修学旅行では、これが一番楽しかったという子もいるほど、それぞれのお部屋で楽しい時間を過ごしていたようです。まだまだ元気はつらつな子も多く、先生たちが部屋を回って注意する場面もありました。
9時30分、一日目の締めくくりの班長会議をしました。先生から、1日目の様子から気になった点についてお話がありました。「相手を大切にして話を聞けるようにしたい。特に一生懸命話してくださっているガイドさんを大切にして話が聞けるようにしたいんだけど、どうしたらいいかな。」
真剣に話す先生の方をしっかり向いて話を聞いている班長さんたち、沈黙の後「~したらいいと思います」「~する方がいいんじゃないかな」先生の問い掛けに真摯に答える班長さんたちの姿がとても立派でした。「よりよい修学旅行にしよう」、子供たち自身がそう考えてくれていることが伝わってきてとってもうれしい気持ちになりました。(2日目につづく)
班長会の様子
修学旅行記①(6年生) 11月6日(月)
2023年11月6日 17時03分11月1日(水)~2日(木)、6年生が修学旅行に行ってきました。
4年ぶりの東京方面への修学旅行、今回は往復新幹線を利用しての旅行です。
愛野駅への集合は7時50分でしたが、時間通りに全員集合することができました。全員の健康チェックを完了し、二人の添乗員さんと同行して下さるカメラマンさんと対面しました。天気と同じくらいさわやかな子供たちのあいさつの声が愛野駅に響きました。見送ってくださっている保護者の方々や先生に「いってきます」のあいさつをして、東海道線に乗り込みます。60人あまりの子供たちを引き連れてホームに向かう先生たちも少々緊張気味でした。
ワクワクを抑えきれず興奮気味の児童もいました。掛けだしてしまう子、2列でいられず歩きながら横に広がってしまう子供たち。電車を待つホームが一番心配でしたが、「しっかり黄色い線の中に入って!」と、子供たち同士で注意し合う姿も見られ、うれしくなりました。
掛川駅で下車し、今度は新幹線乗り場に向かいます。同じ新幹線で修学旅行に出掛ける磐田市、掛川市の小学校もあったため、指定席の車両が停車する付近は多くの子供たちでごった返していました。
わずかな停車時間でしたが、全員無事に新幹線に乗りこみ、指定された座席に座ります。全員が自分の席を確認し、座ったところでようやく一息つくことができました。
天気は最高。車窓から富士山もしっかり見ることができました。
東京駅で新幹線を下車。新幹線ホームから東京駅構内を移動するのはたいへんです。多方向から人々が行き交う東京駅、列を見失ったらすぐに迷ってしまいます。袋井とは違って人が歩くスピードも1.5倍速かなと感じるほどでした。改札を出るまでははぐれないよう必死だった気がします。改札を抜け、ようやく全員で集合して整列、点呼。人員確認が完了して、とりあえずほっとしました。班長を務める子供たちの責任感あふれるリーダーシップに感心しました。
東京駅から貸し切りバスの待つ駐車場までは、徒歩10分くらいかかりました。立ち並ぶビルを横目に荷物を持っての大移動ですが、子供たちは疲れも見せず、みんな笑顔でした。
バスに乗り込み、最初の目的地、国会議事堂に向かいます。午後のコース別に分かれてバスに乗車したため、人数の多いBコースのバスは満員でした。テレビでよく見る国会議事堂の建物が見えてきました。専用のパスを受け取り、いざ議事堂の中へ。衆議院の議場の傍聴席に座り、国会や議場についての説明を聞きました。残念ながら、議事堂の中は写真撮影の制限があり、写真を撮ることはできませんでした。
国会議事堂から徒歩で、議員会館に移動し、議員会館の食堂で昼食をとりました。昼食のメニューはカツカレー、前日の給食もカレーでした。給食はココナツミルク入りの優しい味でしたが、議員会館のカレーは子供たちには少し辛めだったようです。一般の人は、国会議員さんを通してしか入れない議員会館で、昼食をとれたことは貴重な経験だったと思います。昼食中、衆議院議員の小山展弘(のぶひろ)さんが、子供たちのところにあいさつに来て下さいました。いつか小山さんのように国会議員になって、この国のために働く人が6年生から出てくれるといいなぁと思いました。(つづく)